亀梨和也が主演を務め、三池崇史監督がメガホンをとった「怪物の木こり」が、10月にスペインで開催される第56回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭に出品されることが決定した。亀梨は三池監督と共にスペインへ渡航し、レッドカーペット&プレミア上映に参加する。
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【フォトギャラリー】「怪物の木こり」菜々緒、吉岡里帆らの場面写真
本作は、2019年の第17回「このミステリーがすごい!大賞」を受賞した同名小説(著者:倉井眉介/宝島社文庫刊)を映画化。絵本「怪物の木こり」の怪物の仮面を被り、斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件。次のターゲットに選ばれたのは、弁護士・二宮彰(亀梨)。しかし彼は、犯人をも凌駕するほどの冷血非情なサイコパスだった。
同映画祭は、スペインのシッチェスで毎年10月に行われる国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の国際映画祭。本作は、世界中から選りすぐりのスリラー・サスペンス・アクションなどの作品がセレクトされるORBITA(オービタ)部門と、アジアの新作のショーケースであるFocus Asia部門、2部門で出品され、ORBITA部門ではクロージング作品として上映を予定している。
亀梨は「『怪物の木こり』という作品を通して三池監督と繋がれた事。そしてこの作品と共に海を渡れる事。非常に光栄です。国を超えて沢山の方々に楽しんで頂ける事を願っています。初スペイン、初シッチェス映画祭。自分の細胞レベルでしっかり感じて来たいと思います」、三池監督は「欧州のファンタ野郎が大集合な歴史ある映画祭。シッチェス万歳!ビーチに美食と亀梨和也。『怪物の木こり』と共に最高の時を過ごせそうだ」とそれぞれコメントを寄せた。
あわせて、新たな場面写真が披露された。血を流しながら深刻な表情を浮かべるサイコパス弁護士・二宮(亀梨)や事件の真相を追いかける刑事・戸城嵐子(菜々緒)、物憂げな表情を浮かべる二宮の婚約者・映美(吉岡里帆)など、個性豊かなキャラクターたちを切り取っている。
三池監督作品初参加で主演を務めた亀梨は「非常に特殊で、序盤から中盤に向けてのストーリーの構築や、“サイコパス”という変わった設定の部分が大きい一方、本質的な人間の心の動きも丁寧に描かれていたので、そこは大切に演じきりたいなと思いました」と撮影を振り返り、事件の真相を追う刑事でありながら、自身も怪しげで独特のオーラを纏う戸城を演じた菜々緒は「嵐子自身がサイコパスな一面を見せるような描かれ方がされている部分もあり、そういったところをどのように演じていくかを考えながら、台本を読ませていただきました」と語る。
本性を知らずに二宮に優しく寄り添う婚約者・映美を演じた吉岡は「“怪物”と一言で言ってしまうと恐ろしくて怖いものというイメージがありますが、怪物の悲しさみたいなものがこの台本の魅力だなと感じました」、三池監督作品には度々出演しており、本作で二宮の協力者である外科医・杉谷を演じた染谷将太も「ミステリー要素が強く、どうなっていくのか?犯人は一体誰なんだ?何が起きているんだ?と、どんどん読み進めていってしまいました」とストーリー展開について語っている。
「怪物の木こり」は、12月1日から全国公開。
【作品情報】
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怪物の木こり
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