大泉洋が山田洋次監督に全力ツッコミ「それじゃ『こんにちは、母さん』と変わらない!」

舞台あいさつに登場した大泉洋/撮影:原田健

大泉洋が山田洋次監督に全力ツッコミ「それじゃ『こんにちは、母さん』と変わらない!」

9月13日(水) 19:04

俳優の大泉洋が、9月13日に都内の劇場で行われた映画「こんにちは、母さん」の公開中舞台あいさつに、吉永小百合、永野芽郁、宮藤官九郎、寺尾聰、山田洋次監督と共に登壇した。
【写真】大泉洋の発言に永野芽郁も思わずクスリ

■映画「こんにちは、母さん」あらすじ

同作品は、時代と共に家族を描き続けてきた山田監督が、変わりゆく令和の時代にいつまでも変わらない「親子」を描いたもの。

大会社の人事部長として日々、神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘・舞(永野)との関係に頭を悩ませる昭夫(大泉)は、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れる。しかし、迎えてくれた母の様子がおかしいことに気付く。

■大泉洋が恐縮しきり「こんなありがたいことはございません」

舞台あいさつでは、観賞した人たちから寄せられた感想を基にトークを展開。「心情を吐露する大泉さんのせりふ回し、とても寅さんを思い出しました」という感想では、山田監督が大泉について「本当に素晴らしいいい演技者だと思います。大泉さんを主人公にすれば、また別の寅さんみたいな映画ができるんじゃないかなと。それだけの力を持っている人だと僕は感心しております」と告白。山田監督の言葉に大泉は「(スタッフが監督に)言わせてるんじゃないかと…」と笑いを誘いながらも、「こんなありがたいことはございません」と恐縮しきり。

司会者が「となると、マドンナは(吉永)小百合さんになるんですかね?」と話を広げると、吉永は「マドンナの母で」と即答。吉永の言葉に続くように、山田監督が「(大泉演じる寅さんには)お母さんがいるんですよ。それが小百合さんで。で、お母さんの方が恋をしちゃうっていう」と物語のプロットを語り始めると、大泉がすかさず「それじゃ『こんにちは、母さん』と変わらないストーリーになる!」と力いっぱいツッコみ、爆笑をさらった。

■大泉洋が山田洋次監督の演出で思い出し笑い

また、「大泉さんとクドカン(宮藤)さんの取っ組み合いのけんかが迫力があり、思わず笑ってしまいました」という感想では、宮藤が「最初は(けんか中は)揉み合っている声だけだと思ったら、割とたくさんせりふがあって、大泉さんとその場で覚えてやったんです。それで本番をやっていると、監督が『違う、違う。もっと速く、速く』って言って入ってきちゃうんで、3人でけんかしているみたいでした」と苦笑い。大泉も当時を思い出して大笑いしながら「熱の入った演出だったと記憶しております(笑)」とコメントした。

■吉永小百合からのお祝いの言葉に山田洋次監督が大喜び

ほか、この日は山田監督の92歳の誕生日ということで、サプライズで寄せ書きのボードがプレゼントされた。ボードには登壇者と観客からのメッセージが入っており、山田監督は「すごいなぁ、これ。ちゃんと読まないといけませんね」と感激。

さらに、代表して吉永が「お誕生日おめでとうございます!これからは白寿、それから(監督作)100本を目指してまた歩いていっていただきたいと思います。私たちも付いて参ります」とお祝いの言葉を贈ると、山田監督は「小百合さんにお祝い言っていただくなんて最高です」と大喜びだった。

◆取材・文=原田健



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