爆笑問題・太田光 ラ・ママ初舞台で衝撃のデビュー「俺らはあそこがピークで、実はあれ以上ウケたことがないんです」

爆笑問題・太田光 ラ・ママ初舞台で衝撃のデビュー「俺らはあそこがピークで、実はあれ以上ウケたことがないんです」

爆笑問題・太田光 ラ・ママ初舞台で衝撃のデビュー「俺らはあそこがピークで、実はあれ以上ウケたことがないんです」

8月11日(金) 6:50

提供:
TOKYO FMの音声サービス「AuDee(オーディー)」で配信中の、放送作家兼ラジオパーソナリティの植竹公和氏が、自身のレーダーにかかった文化人を招いて送るスペシャルトーク番組「歌う放送作家植竹公和のアカシック・ラジオ」。7月28日(金)配信のお客様は、前回に引き続き爆笑問題の太田光さん。渋谷ラ・ママでおこなわれている、渡辺正行さん主催のお笑いライブ「ラ・ママ新人コント大会」で初舞台を踏んだ思い出などを振り返りました。

▶▶「植竹公和のアカシック・ラジオ」」音声版

(左から)太田光さん、パーソナリティの植竹公和


◆爆笑問題のラ・ママでの同期は?

植竹:先日、「ラ・ママ新人コント大会」400回目を開催しまして、爆笑問題(以下、爆笑)さんにも出ていただきました。爆笑はラ・ママでは誰が同期になるんですか?

太田:阪田(マサノブ)って、Z-BEAMの覚えています?

植竹:Z-BEAM! もちろん。

太田:いいコントをしていたでしょ?

植竹:俺は「これからはZ-BEAMと爆笑だ」と思って、番組を作ったんだから。

太田:Z-BEAMはほぼ同期でラ・ママ出身。あいつらは人力舎に入ったんですけど、クビになってタイタンに来た(笑)。あとはキリングセンス。

植竹:キリングセンスと同期なの!?

太田:あいつらのほうが先輩だけど、ネタはこっちのほうが面白いので同期扱い(笑)。

◆「コーラスライン」でバカ受け!

植竹:実はこのラ・ママのイベントには「コーラスライン」というコーナーがあるんです。ネタをやっている最中に、お客さんの手が10人上がると(ネタを)ストップしなければいけないという。このタイトルは私が考えました。

太田:コーラスラインね、あの音楽を聴くといまだに憂うつな気分になりますから(笑)。

植竹:あなたたちはコーラスラインから出てきたの?

太田:もちろんそうですよ。どこの事務所にも入っていなかったし、あのときに植竹さんにはネタをお見せしましたよね。曙橋の稽古場に行って、リーダー(渡辺)と植竹さんの前でネタをお見せしたら「お前ら、コーラスラインな」って言われて。

植竹:それはナベちゃん判断だな。

太田:いや、誰の判断だかいまでもわからないです(笑)。

植竹:あの人は人を見る目が意外とないからね(笑)。

太田:そうそう(笑)。

植竹:出たときのことって覚えている?

太田:もちろん覚えていますよ。「進路指導室」というネタで。リーダーからは「とにかく長いから短くして」とダメ出しをされましたけど。当時は(出演希望者は)全員出られたんです。いまは人数制限をしているし、コーラスラインも出る人を選んでいるじゃないですか。

当時はまだそこまでじゃなかったから「いい人」は1本ネタ、あとは全員コーラスライン。俺らのネタが15分もあったんですよ。

植竹:えー! そうだった?

太田:それでリーダーに「短くしてね」と言われたんだけど、俺は「嫌だ」って(笑)。

植竹:ウソでしょ(笑)。

太田:そのままやったんです。そうしたら15分間バカ受けですよ。俺らはあそこがピークで、実はあれ以上ウケたことがないんですから。もう衝撃のデビューですよ。植竹さんも覚えてないでしょ。

植竹:覚えてないなあ、ごめん。

太田:あのときはみんながどよめいて「あいつらは誰だ!?」っていうことになったんです。15分間、1人も手が上がらなかったというね。

◆ラ・ママに出た理由

植竹:そもそも、なんでラ・ママに出ようと思ったの?

太田:田中(裕二)と日芸(日本大学芸術学部)だったけど2人ともやめて、なんかプラプラしていたんですよ。当時は小劇団ブームだったころで、それこそ「東京サンシャインボーイズ」とかね。三谷幸喜が偉そうな感じでした。

植竹:(笑)。

太田:まだ世間ではそれほど知られていないときなのに、なんか偉そうにやっていたわけですよ(笑)。俺らは「小劇団なんかどこもつまらねえ」とか思っていて、当時の小劇団って、野田(秀樹)さんの「夢の遊眠社」の亜流みたいなのばっかりだったんですよ。

植竹:確かになあ。

太田:野田さんは、すごく構築されたシナリオ、脚本だったからいいけど。しかも野田さんのなかにはいろいろな古典が全部入っているじゃないですか。シェイクスピアもチェーホフも入っていて、その辺の学生が野田さんの亜流をやったって面白くもなんともないんですよ。「この箱の中身は僕の少年時代だ」なんて言うわけですよ。

植竹:(笑)。

太田:「くっだらねえ」って、もう演劇嫌だなと思って。そのころにウッチャンナンチャンが「お笑いスター誕生!!」で1回出たけど(審査で)落ちて。そのあとにラ・ママでショートコントで再度挑むみたいなものを「11PM」(日本テレビ系)でやっていて。

植竹:「11PM」でやっていたとは?

太田:「11PM」だったか「トゥナイト」(テレビ朝日系)だったか忘れちゃったけど、「いま若者のあいだでお笑いがブームになっている」っていうような回で。

植竹:俺、「11PM」(の放送作家)をやっていたんですよ。

太田:じゃあ、多分あれは植竹さんが絡んでいるんじゃない? それを観て「ああ、誰でも出られるんだ」と思って。で、田中を誘って「1回観に行ってみようよ」って観に行ったら、ウッチャンナンチャンはトリでもちろんバカ受けでしたけど、あとはたいしたことがなかったんですよね(笑)。



太田光さんの小説「笑って人類!」(幻冬舎)は好評発売中。詳しくは幻冬舎の 公式サイト まで。

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「植竹公和のアカシック・ラジオ」音声版
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<番組概要>
番組名:歌う放送作家 植竹公和のアカシック・ラジオ
AuDee、Spotifyで配信中
配信日時:隔週金曜10:00〜
パーソナリティ:植竹公和
番組Webサイト:
TOKYO FM+

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