趣里がヒロインを務める2023年度後期連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK総合ほか)。この度、趣里演じる花田鈴子の実家の銭湯「はな湯」の人々と、鈴子の出生地・香川の人々を演じる新たなキャストとして、澤井梨丘、本上まなみ、中越典子、石倉三郎、三林京子の出演が発表された。また、モデルとなった笠置シヅ子さんの出生地である香川・東かがわ市と丸亀市にて行ったロケでの様子も公開された。
【写真】ヒロイン・鈴子の少女時代を演じる澤井梨丘
■ヒロイン・鈴子の少女時代キャストも解禁に
澤井はヒロイン・鈴子の少女時代を演じる。歌って踊るのが大好きな天真らんまんな女の子で、銭湯の看板娘として常連客たちにかわいがられている。
本上が演じるのは、銭湯に来る女性・三沢光子(みさわ・みつこ)。神戸の旅館で女中として働く女性で、訳あって「はな湯」を訪ねてくる。
さらに、香川の女性・西野キヌ(にしの・きぬ)として出演するのが中越。かつて治郎丸の家で女中をしていた。治郎丸からはよく思われておらず、肩身が狭い思いをしている役どころだ。
そんな地主・治郎丸和一(じろうまる・かずいち)を演じるのが石倉。白壁の大きな家に住んでいる地域の顔役で、トシの幼なじみ。
そして鈴子の祖母・大西トシ(おおにし・とし)を演じるのが三林。ツヤの母親で、鈴子の祖母。鈴子とは小学生の時以来、長らく会えていない。
■澤井梨丘コメント
初めまして。花田鈴子役を演じさせていただきます、澤井梨丘です。役をいただいた時は、うれしすぎて今までで1番長い時間空中にいたのではないかと思うほど、飛び上がって喜びました。
家族のように寄り添って下さる監督さんやスタッフの方々、実力派の俳優さんたちとブギウギで共演できる事がとっても幸せです。何事にも一生懸命な鈴子を見て「今日も1日頑張るぞ!!」と言う気持ちになっていただけるとうれしいです。
■本上まなみコメント
大阪編の終盤に、鈴子さんの門出を祝い、見送るメンバーのひとりとして加わることになりました。はな湯に集う面々はお節介だったりトボけてたり、程よくいい加減だったりするのが最高です。ぽんぽん飛び交うせりふの心地良いこと!私は訳あって、はな湯を訪ねていく光子を演じます。とても一途な女性です。見守ってくださいね。
■中越典子コメント
20年ぶりの朝ドラのお話をいただき、本当にうれしかったです。2003年に、私がヒロインを演じさせていただいた頃の懐かしさや、演技を始めた時の原点へかえるような、万感の思いで現場に入らせていただきました。
香川や滋賀でのロケでは豊かで美しい自然のパワーと、共演者の方々やスタッフさんたちのお力をかりて「キヌ」という役を大切に生きることを、味あわせていただきました。
■石倉三郎コメント
趣里さん演じるヒロイン花田鈴子の生まれ故郷・香川の何やら訳アリの地主、治郎丸和一をやらせていただきます。それにしても昔の人は、強いというか、まあそういう時代だったんでしょうが、全く羨ましい!昔は良かったなぁ!…叱られますかね!?
■三林京子コメント
趣里ちゃん扮する「鈴子」は香川の人。その故郷にデンと構える婆ちゃん。ということで香川ロケでは、美味しい讃岐うどんもしっかりいただき、昔の家並が残るすてきな島での撮影は、趣のあるシーンになったと思います。鈴子!頑張れ!!
■制作統括・福岡利武コメント
ヒロインの少女時代を演じていただく澤井梨丘さんは、笑顔がとてもすてきです。オーディションで約700名の応募の中から選ばせていただきました。これがドラマ初出演と思えないほどしっかりしたお芝居で、現場のムードメーカーにもなってくれています。歌や踊りにも挑戦しています。本上まなみさんには、ヒロインの両親が営むはな湯を訪ねてくるちょっと訳ありの女性を演じていただきました。とても涼やかですてきな場面になると思います。
香川編のキャストもすばらしい方々に出演いただくことになりました。中越典子さんには、とても難しい役どころをお願いしました。揺れ動く繊細な感情を見事に表現していただけると思っています。石倉三郎さんは、香川出身。豪快だけど愛嬌のある芝居で、地元香川の地主の役を魅力たっぷりに演じてくれています。そして、三林京子さんには、ふるさとの愛情深いおばあちゃんを演じていただくことになりました。鈴子を広い器で受け入れる心優しいおばあちゃんです。香川の風景と共に、ウキウキ・ズキズキするドラマ「ブギウギ」をお届けします。
■「ブギウギ」あらすじ
大正の終わりごろ、大阪の下町の小さな銭湯の看板娘・花田鈴子は、歌って踊るのが大好きな天真らんまんな女の子。小学校を卒業した鈴子は「歌と踊りでみんなを笑顔にしたい」と思うようになり、道頓堀に新しくできた歌劇団に入団。必死に稽古にはげんだ鈴子は、メキメキと成長、抜群の歌唱力で頭角を現していく。
昭和13年、鈴子は上京。そこで人気作曲家と出会い、大きく運命が変わる。鈴子は、作曲家の指導を受け、“スウィングの女王”と呼ばれ人気歌手に。しかし、戦争が始まると、鈴子が置かれた状況は一変。鈴子の歌っていた歌は「敵性音楽」となり、鈴子の舞台での歌や踊りが厳しく制限されてしまう。
さらに、鈴子の弟は出征。また、ちょうどその頃、鈴子の母も病気で亡くなってしまう。不幸が重なり悩んでいた鈴子の前に、ある青年が現れる。2人は恋に落ち、やがて結婚を誓いあうまでに。しかし、青年の家族は大反対、なかなか結婚が実現しない。やがて戦争が終わり、鈴子は青年の子を身ごもる。ところが、青年は病にかかってしまう。
会えない日々が続き、そして、臨月の鈴子のもとに届いたのは青年の訃報。死に目に会えず、結婚もできないままの別れ。数日後、鈴子は1人で娘を出産。鈴子は、1人で娘を育てながら舞台で歌う。そんな中、生まれたのが「東京ブギウギ」。明るく、飾らず、全身で歌う、鈴子の真骨頂。戦後の傷ついた日本に、その歌声が響き渡る。
鈴子の歌声に合わせて、笑顔で歌い踊る人たちが日本中にあふれていき、鈴子は“ブギの女王”と呼ばれるようになり、大スター歌手への階段を駆け上がっていく。
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