“驚異”22回の「グラミー賞」40年以上第一線で活躍…“地球的ロックバンド”U2とは

「ボノ & ジ・エッジ - A SORT OF HOMECOMING with デイヴ・レターマン」は、3月17日(金)よりディズニープラスのスターで独占配信開始/(C) 2023 Disney and its related entities

“驚異”22回の「グラミー賞」40年以上第一線で活躍…“地球的ロックバンド”U2とは

3月17日(金) 6:10

ロックの大きな醍醐味(だいごみ)の一つにボーカリストとギタリストの丁々発止がある。スポットライトを浴びた彼らが、いかにバンドを引っ張っていくか。それがオーディエンスの熱狂のレベルを決める。今も続くベテランバンドに限定してもローリング・ストーンズのミック・ジャガーとキース・リチャーズ、エアロスミスのスティーヴン・タイラーとジョー・ペリー、ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズとスラッシュ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのアンソニー・キーディスとジョン・フルシアンテなどなど、惚れ惚れするような名コンビは数知れない。U2のボーカリストであるボノと、ギタリストのジ・エッジが織りなす黄金のコンビネーションも、活動の初期から変わることがない。
【動画】“地球的ロックバンド”のルーツに迫る!予告編

■ギネス級の経歴…U2とは?

とはいえU2の取り組むロックは汗が飛び散るとか、やんちゃテイストでワイルドに迫る類のものではない。ボノは思慮深い歌詞をかみ締めるように歌い、ジ・エッジはエフェクター(ギターとアンプの間につないで、電気的に音を変化させる装置)を楽器の一部のように駆使し、空間を音でそっと満たすようにプレイする。繊細で、奥深く、重厚なU2ミュージック。だが、そこに深く根付くロックのダイナミック感、伝統への敬意(“ブルースの神様”ことB.B.キングとも一体感溢れる共演を残している)にも触れてしまうと、あとはもう彼らの音楽にハマるしかない。

22回の「グラミー賞」受賞(ノミネートは46度に及ぶという)はギネス級であり、“一度のコンサートで最も多くの観客を集めるグループ”のトップクラスでもある。スタジオ録音のアルバムはこれまで14作を発表、1987年発表の『ヨシュア・トゥリー』の売り上げは2500万枚超という。荒っぽい計算かもしれないが、この87年の人口は50.24億だから、約200人に1人がこのアルバムを持っていた計算になる。国民的、いや、地球的なロックバンドがU2なのだ。

そして3月17日(金)からU2の顔と言える2人、つまりボノとジ・エッジに密着したスペシャルプログラム「ボノ & ジ・エッジ - A SORT OF HOMECOMING with デイヴ・レターマン」がディズニープラス「スター」で独占配信される。個人的にはレターマンの起用が内容の鍵であるようにも感じているが、どうか。彼は2005年までアメリカを代表するワイドショー「レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン」のホストを務めていた人物で、世界三大レースの一つ“インディ500”で有名なアメリカ中西部のインディアナ州インディアナポリス出身。しかしU2の面々とは25年もの親交があり、今回、彼らの故郷であるアイルランド・ダブリンへの旅に同行した。鋭い聞き手であり、ジョークにも堪能なレターマンがボノとジ・エッジからどんな話を聞き出すか、いくらワクワクしても裏切られることはなさそうだ。

■音楽ドキュメンタリーの名手が監督を務める

むろんU2のライブパフォーマンスも含まれているとのことだから、やはり3月17日リリースの最新アルバム『ソングス・オブ・サレンダー』と並べて鑑賞すると楽しみ倍増に違いない。「バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち」で第86回アカデミー長編ドキュメンタリー賞に輝いたモーガン・ネビルが監督を務めているのも安心だ。音質も表情もカメラワークも、音楽好きの心を大いに満たしてくれるはずである。

ところで“U2”を、あなたは何と読みますか?日本では“ユーツー”と呼ばれているが、もっと発音にこだわるならユーの部分は唇をすぼめて前に出すような感じ、2はトゥーだろう。これがスペイン語圏になると“ウードス”と発音され、フランスでは“ウードゥー”になるのかもしれぬ。1976年にラリー・マレン・ジュニアが出した“バンドメンバー募集”の張り紙を見たボノ、アダム・クレイトン、ジ・エッジとその兄ディック・エヴァンスが合流してジャカジャカやったのがことの始まりで、78年のディック脱退(ヴァージン・プルーンズ加入)を受けて、4人でU2をスタートさせた。

グループ名がついたきっかけについては諸説あるが、アルバムデビューは1980年。まだ“ザ・ナントカズ”的命名が当たり前だった時代、この記号のようなネーミングは相当なインパクトだったに違いない。以来43年、解散もなく、メンバーの変更もなく、しかも第一線に立ち続けている。この「ボノ & ジ・エッジ - A SORT OF HOMECOMING with デイヴ・レターマン」は、ロックファンはもちろん、円満な人間関係を末永く築いていきたいと考える人にも、示唆に富みまくる一作になるであろうことを約束したい。

◆文=原田和典



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