脚本家・坂元裕二が書き下ろしたオリジナル脚本を、広瀬すず、杉咲花、清原果耶のトリプル主演で映画化する『片思い世界』の製作が決定した。監督は土井裕泰。2023年に撮影、2024年の公開を予定している。
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本作は、『それでも、生きていく』『anone』『大豆田とわ子と三人の元夫』『初恋の悪魔』など連続ドラマを数多く手掛ける一方、『花束みたいな恋をした』以降、『怪物』(2023年6月2日公開予定)、『クレイジークルーズ』(2023年Netflixにて配信予定)など映画でも精力的にオリジナル作品を発表し続けている脚本家・坂元裕二が、新たに書き下ろした新作映画。
監督を担うのは、坂元裕二脚本の名作ドラマ『カルテット』でも演出を手掛けた土井裕泰。2021年に異例のロングランを記録した大ヒット映画『花束みたいな恋をした』での映画初タッグから2年、本作で再びタッグを組む。
主演は、広瀬すず、杉咲花、清原果耶の3人。広瀬は『なつぞら』、杉咲は『おちょやん』、清原は『おかえりモネ』と、それぞれNHK連続テレビ小説で主演を務めたほか、ドラマや映画でも多数の主演作を持ち、現在国民的女優としてトップを牽引する存在。そんな3人が、奇跡のトリプル主演として、坂元裕二の新作脚本に集結した。
現代のリアリティを反映した瑞々しい会話や切実なテーマで、これまでたくさんの視聴者や観客を虜にして来た坂元裕二。彼がいま最も期待される20代の女優3人を主演に迎えて今回新たに描くのは、現代の東京を舞台に、悩み迷いながらも優しさを失わずに生きる若い女性たちの姿。一体どんな物語が紡がれていくのか。現在タイトル以外の詳細が明かされていない本作の続報に注目だ。
今回のトリプル主演について、広瀬は「花ちゃんと清原ちゃんとご一緒出来るなんて、嬉しい限りです。贅沢だあと思います。尊敬しているお2人に頑張ってついていきたいと思います。大きく包み込んでくれるようなお2人です」。杉咲は「羨望や悔しさ、尊敬を抱いてきた特別なお二人との本作における出会いは、私にとってかけがえのないものになるのではないかという静かな興奮に包まれております」。清原は「すずちゃんや花ちゃんと三人で現場に立てる日が来るなんて夢にも思わなかったです。お二人の側で自分に出来ることを懸命に探しながら、その贅沢な空間を楽しもうと思います」と、それぞれ語る。
本作について、脚本の坂元は「心を込めて、人が人を思う時の美しさを描きたいと思います。まぶしすぎて目を逸らしたくなるけど、やさしい風に包まれたような、そんな映画にしたいと思います」と抱負をコメント。土井監督は「『片思い世界』というストレートでシンプルなタイトルこそが、もしかしたら最大のミステリーなのかもしれません」と語っている。
映画『片思い世界』は2024年全国公開。
キャスト・脚本家・監督コメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■広瀬すず
――坂元裕二脚本、土井裕泰監督の作品に出演することについて。
坂元さんが紡いでいく世界が大好きで、また今回参加させていただけること、ずっと前から本当に、本当に楽しみでした。土井さんとは初めてご一緒させて頂きますが、初めてお会いした時に、既に安心感があるほど、すごく柔らかい印象でした。一緒に作品を作っていけること、心強いです。
――同年代の杉咲花、清原果耶とトリプル主演を務めることについてどう思うか。
花ちゃんと清原ちゃんとご一緒出来るなんて、嬉しい限りです。贅沢だあと思います。尊敬しているお2人に頑張ってついていきたいと思います。大きく包み込んでくれるようなお2人です。
――撮影に向けての意気込みを。
何度も言ってしまいますが、楽しみの塊です。皆様と作っていく世界で一生懸命役として生きる、私に出来る事は精一杯頑張れたらなと思っています!是非、みなさまも楽しみにして頂けたらと思います。
■杉咲花
――坂元裕二脚本、土井裕泰監督の作品に出演することについて。
小さな頃から夢中になって拝見してきたお二人の作りだす物語の中に存在できるだなんて。何もかもが夢のような座組に参加させていただけること、光栄に思います。
――同年代の広瀬すず、清原果耶とトリプル主演を務めることについてどう思うか。
羨望や悔しさ、尊敬を抱いてきた特別なお二人との本作における出会いは、私にとってかけがえのないものになるのではないかという静かな興奮に包まれております。
――撮影に向けての意気込みを。
これはもう、楽しむしかないぞ!!という気持ちです。私の片想いを両手いっぱいに抱えて、精一杯頑張りたいです。
■清原果耶
――坂元裕二脚本、土井裕泰監督の作品に出演することについて。
『花束みたいな恋をした』のクランクアップ時に「また一緒にやりたいね」と声を掛けてくださった土井さんのもとでその日から温めてきた胸が躍る想いと共に、今回ご一緒出来ることを幸せに思います。そして、坂元さんが紡ぐ言葉の力をお借りして皆さんと素敵な時間を過ごせたら良いなと思っています。
――同年代の広瀬すず、杉咲花とトリプル主演を務めることについてどう思うか。
すずちゃんや花ちゃんと三人で現場に立てる日が来るなんて夢にも思わなかったです。お二人の側で自分に出来ることを懸命に探しながら、その贅沢な空間を楽しもうと思います。
――撮影に向けての意気込みを。
スタッフ・キャストの皆さんのパワーを身体いっぱいに感じながら、一歩ずつ丁寧に進んでいければと思っています。撮影が本当に楽しみです。頑張ります!
■坂元裕二(脚本)
広瀬すずさん。杉咲花さん。清原果耶さん。お三方のお名前を書くだけで、緊張して手が震えます。世界一高い山に三回登れと言われている気分です。
『花束みたいな恋をした』の時に、もうこれ以上のものは作れないと思いましたが、同じチームと再びはじめるからにはあれ以上を作るしかありません。正直、逃げ出したいです。でも、がんばります。
このキャストとこのチームと共にどうしても作りたい映画があるんです。これだけは残しておきたいお話があるんです。心を込めて、人が人を思う時の美しさを描きたいと思います。まぶしすぎて目を逸らしたくなるけど、やさしい風に包まれたような、そんな映画にしたいと思います。『片思い世界』、是非ご覧ください。
■土井裕泰(監督)
坂元さんの脚本が描く世界への新しい旅に、いま眩しいほどに輝やいている3人の女優たちが同行してくれるという奇跡に、静かに興奮し、緊張しています。
「片思い世界」というストレートでシンプルなタイトルこそが、もしかしたら最大のミステリーなのかもしれません。
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