台湾アカデミー賞最多受賞作である『1秒先の彼女』(21)を、岡田将生と清原果耶のW主演で日本がリメイクする『1秒先の彼』の公開日が7月7日(金)に決定。あわせて本作の追加キャストとして、荒川良々、片山友希、しみけん、伊勢志摩らが参加することが発表され、場面写真も解禁となった。
【写真を見る】一見誰が演じているかわからないほどの強烈なメイクを施した片山友希としみけんが参加
本作は山下敦弘監督、宮藤官九郎の脚本で、『1秒先の彼女』(20)の男女キャラクター設定を反転、舞台を日本の京都に移したリメイク作。なにをするにも人よりワンテンポ早いハジメを岡田、ワンテンポ遅いレイカを清原が演じ、2人の消えた1日を巡る物語が展開。共演として、福室莉音、羽野晶紀、加藤雅也、松本妃代、山内圭哉、朝井大智、柊木陽太、加藤柚凪、笑福亭笑瓶らが出演する。
このたび参加が明らかになったのは、荒川、片山、しみけん、伊勢の4名。謎のバス運転手を山下監督作『ハード・コア』(18)にも出演した荒川、ハジメの妹、舞を『茜色に焼かれる』(21)で新人賞を多数受賞した注目の若手女優、片山がガングロギャルメイクをして演じる。舞の彼氏、ミツルには人気AV男優のしみけん、ハジメが勤める郵便局の同僚、小沢には伊勢志摩が扮する。
荒川は出演に際して「役名もかけません。それは謎のバス運転手役だからです」とミステリアスな役どころをアピールし、片山は「彼氏役…誰なんだろう…え、AV男優のしみけんさん!?その発想はなかった!」と共演者のキャスティングに驚きを隠せない。しみけんは「僕自身、映画の撮影はほぼ初めてで全てがチャレンジの連続」と語り、伊勢は「キャストのみなさんも監督も愛愛しく、フンワリした現場でした」と撮影を振り返っている。
さらに、ハジメとレイカが写しだされた場面写真も到着。郵便局のカウンター越しに接客をするハジメと、意味ありげな表情でハジメを見つめるレイカが視線を交わし合うシーンをはじめ、物語の展開が気になるものとなっている。
個性豊かな追加キャストの面々にサブキャラクターまで濃ゆいことが予想される本作の公開を楽しみに待ちたい。
■<キャストコメント>
●荒川良々(謎のバス運転手役)
「謎のバス運転手役をやりました。荒川良々です。役名もかけません。それは謎のバス運転手役だからです。どんな感じに物語に関わるのかも謎のバス運転手役なのでかけないのです。すみません。撮影は全編京都でした。京都は道が狭くバスの牽引が難しく撮影前に大型免許を取得すべく葛飾の自動車教習所へ通いました。そこの待合室にはものまねタレントのりんごちゃんと俳優の渡辺謙さんの色紙が飾ってありました。お2人とも大好きです!皆さま是非劇場でご覧ください!」
●片山友希(舞役)
「山下敦弘監督と脚本が宮藤官九郎さん!?そんなの絶対にやりたい!でも、彼氏役…誰なんだろう…え、AV男優のしみけんさん!?その発想はなかった!面白くないわけがない!!とにかく真面目で楽しい現場でした。ちなみに、しみけんさんとご一緒している間に甥っ子が産まれ、あぁ〜生きてるなぁ〜と実感しました」
●しみけん(ミツル役)
「僕自身、映画の撮影はほぼ初めてで全てがチャレンジの連続。主人公ハジメの妹の彼氏役なのですが、『こんな関係の家族っていいなぁ』と思えるほど皆さんが温かく受け入れてくださいました。僕の出ているもっこり…じゃなかった、ほっこりするシーンにも是非ご期待ください!」
●伊勢志摩(小沢役)
「キャストのみなさんも監督も愛愛しく、フンワリした現場でした。通りがかりのおばあちゃんが郵便局のセットを見て局員姿の私に『(開局は)いつからですか?』なんて。そんな空気が伝わる、めんこい映画になったと思います」
文/入江奈々
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