染谷将太が、4月にスタートする木村拓哉主演ドラマ「風間公親-教場0-」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)に出演することが決定した。染谷は、月9ドラマ初出演で、木村と初共演となる。
【写真】木村拓哉“風間”のバディ、遠野章宏役を演じる北村匠海
■「風間公親-教場0-」ストーリー
同ドラマは、「教場」「教場II」で風間が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描く。そこは“風間道場”と呼ばれ、キャリアの浅い若手刑事が突然、刑事指導官・風間公親とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ばせる育成システムとなっている。
■染谷将太、闇を抱える新人刑事・中込兼児を演じる
染谷が演じるのは、新人刑事・中込兼児(なかごめ・けんじ)。“風間道場”にくる前は、所轄署の強行犯係で刑事をしていた中込は、被疑者に対して平手打ちをするなどの暴力や素行の悪さが原因となり、県警捜査一課の“風間道場”への異動を命じられる。常にイライラしており、捜査現場でたばこを吸うなど態度が悪い中込はまわりの警官に対しても威圧的な態度を取る。その態度は風間に対しても変わらず、風間からの質問に対しての生意気な態度や返事、さらには舌打ちまでする始末。まわりの刑事が中込を注意する中、風間は「かまわん、礼儀は問わない」と中込に対してあくまで刑事としての能力を問う。
刑事としての熱意や野心が感じられない中込は妻と母との3人暮らし。若年性認知症の母はご飯を食べたことも忘れ、息子のことも忘れている。そんな母を妻と介護するも、疲弊してしまい、そのストレスのせいか仕事中も常にイライラしているのだった。やがて、中込は風間に家庭で抱えている問題、所轄署時代に行ってきた問題行動について調べ上げられるが、中込の抱えていた闇はそれだけではなく、心の奥深くに追いやっていた過去のトラウマを風間に見抜かれてしまう。
刑事時代の風間が後輩刑事らと担当する事件を経て、点と点が結びつき、“風間道場”の先へとつながる線となっていく。そして、物語が終盤になるにつれ風間がいかにして“教官”風間公親に変貌を遂げたのか明らかになる。
■染谷将太のコメント
――今作への出演オファーを受けた時の率直な感想は?
ポスター撮影をしているときにも“ドッキリの看板を持った人が現れるんじゃないか?”と思うくらい驚いているとともに、「教場」は見ていた作品で、好きな作品だったので、そこに参加できて本当にうれしいです。
――意外にも今作が月9ドラマ初出演となることについていかがですか?
子どもの頃からずっと知っている枠なので、自分が出させていただけるというのはすごくうれしいです。子役をやっていた時も出たことがなかったので、大人になって、しかもこんなにすてきな座組で、すてきな役で参加できるのは本当にうれしいです。初月9が木村さんとの初共演というのはすごく光栄です。
――木村拓哉さんの印象、風間とのバディのシーンを演じることについていかがですか?
あの木村さんのたたずまいに自分はどう立ち向かって行こうかというのを、今すごく考えていますし、緊張と楽しみが入り交じっています。木村さんであり風間さんを前にして、自分から何が出てきて、どうなっていくのかというのは、ものすごくドキドキしています。おもいっきり飛び込んで行きたいと思います。
――今作で演じる中込兼児はどのようなキャラクターですか?
すごく魅力的な役だなと思っています。自分が持っているトラウマからくる弱さ、その負の感情から攻撃性が高い人間になっているのですが、そんな人間がどう成長して、殻を破っていくのか。そういった人間だからこそ、風間さんと出会って、人間性をあぶり出されたときに大きく変わることができるのだと思っています。闇が深い人間でもあり、自滅的でもある、すごく繊細な人物だなと思っているので、丁寧に演じたいと思っています。
――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。
ミステリーとしてものすごく面白いです。そして、見ている皆さんの心のヒダに、ものすごい熱量で触れてくる“感情”が描かれていると思っています。登場する刑事側、被害者側、加害者側の交錯する感情のどれかが必ず視聴者の皆さんの感情を揺さぶるはずです。表面的に感動するとかそういうことではなく、皆さんが心の奥深くで思っていたことや眠っていた感情に触れてくる、そんな作品になっていると思っていますので、楽しんで見ていただけたらうれしいです。
■プロデュース・ 渡辺恒也氏のコメント
中込兼児は、今作の“5人の新人刑事”の中でもある意味もっとも“人間くさい”キャラクターです。常にいらだっていて、風間や他の刑事に対しての態度や言葉遣いは決して良いとは言えず、“なぜこんな奴が風間道場に?”と疑問を持たれるような刑事なのですが、彼のバックグラウンドや生い立ちの中にある事実が風間によって見抜かれていくにつれて、とても人間的な魅力にあふれた人物だと感じられるのではと思います。
染谷将太さんは、これまでもさまざまな作品で多種多様な役柄を演じられてきて、その度にどこか見る人の心に爪痕を残すような演技で、その役自体を進化させてくれるような、稀有(けう)な役者だと思っていました。実はずっと前から、この教場シリーズの中で染谷さんといつかご一緒したいと思っていたので、今回のオファーが実って念願が叶った思いです。染谷さんがその表現力で中込という役をどう演じ、また風間指導官に対してどのようにぶつかって行くのか、私たちも今から楽しみでなりません。ご期待ください!
【関連記事】
・
【写真】木村拓哉“風間”のバディ、隼田聖子役を演じる新垣結衣
・
北村匠海、木村拓哉“風間”のバディ役で2年ぶりに共演「全てがプロフェッショナルだなと思いました」<風間公親-教場0->
・
新垣結衣、木村拓哉と初共演でバディの新人刑事役「緊張と緩和の良いバランスで現場にいる」<風間公親-教場0->
・
「教場」の前日譚となるドラマ「風間公親-教場0-」より主演・木村拓哉の鋭い“眼光”が光る場面写真が解禁
・
木村拓哉、2023年4月期“月9”で主演「教場」シリーズの原点・風間公親の“刑事指導官”時代を描く<風間公親-教場0->