北米映画市場は2月に入ってもなお堅調に推移しています。2カ月近く、興行収入ランキングで1位を守り続けていた20世紀スタジオの「アバターウェイ・オブ・ウォーター」が、遂に首位から陥落しました。
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【フォトギャラリー】全米初登場1位となったM・ナイト・シャマラン最新作「ノック 終末の訪問者」
今週1位にランクインしたのは、ユニバーサルのスリラー「ノック 終末の訪問者」。M・ナイト・シャマラン監督(「シックス・センス」「オールド」)が脚本も兼ね、休暇中の家族の前に謎めいた訪問者が現れ、「我々の使命は“終末”を止めること。君たち家族の“選択”に懸かっている」と告げる、謎めいた物語です。デイブ・バウティスタ(「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ)、ルパート・グリント(「ハリー・ポッター」シリーズ)らが共演。週末3日間の興収は1420万ドルで、首位を獲得したものの、「シックス・センス」以降のシャマラン監督作としては、最も少ない数字となりました。
2位に初登場したのは、パラマウントのスポーツコメディ「80 for Brady(原題)」。リリー・トムリン(「ナッシュビル」)、ジェーン・フォンダ(「また、あなたとブッククラブで」)、サリー・フィールド(「フォレスト・ガンプ一期一会」)、リタ・モレノ(「ウエスト・サイド物語」)ら豪華女優陣が、スーパーボウルを見るため米ヒューストンを訪れ、アメフトのスーパースター、トム・ブレイディに会うことを夢見る、友人同士の4人組を演じました。週末3日間で、興収1250万ドルを記録しています。
イベント映画を手がけるトラファルガー・リリーシングが限定公開した、韓国のボーイズグループ「BTS」のライブドキュメンタリー「BTS: Yet To Come in Cinemas」は、5位にランクイン。2022年10月15日、韓国・釜山で開催した一夜限りのスペシャルコンサート「WORLD EXPO 2030 BUSAN KOREA CONCERT BTS Yet To Come in BUSAN」の模様が収録されています。「BTS」のライブドキュメンタリーとしては、22年3月に公開され、初登場3位となった「BTS: PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LA」に続く2作目。週末3日間で、興収510万ドルをあげました。
9位には、ファゾム・イベントによる「The Chosen Season 3(原題)」の最後のエピソード2話が初登場しました。イエス・キリストの生涯を題材に、ダラス・ジェンキンスが手がけたクリスチャンのテレビ番組シリーズで、週末3日間の興収は360万ドル。なお最初のエピソード2話は、22年11月に劇場公開され、初登場で3位にランクインしていました。
【作品情報】
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ノック終末の訪問者
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