「未知との遭遇」の母親役として知られる米女優メリンダ・ディロンさんが、1月9日(現地時間)に他界していたことを遺族が発表した。83歳だった。
即興のコメディアンと舞台女優として活動を始めたディロンさんは、米ブロードウェイ公演「ヴァージニア・ウルフなんてこわくない」で妻ハニー役を演じ、1963年のトニー賞にノミネートされ、注目を集めた。
映画デビューは「幸せはパリで」(69)で、その後「ウディ・ガスリーわが心のふるさと」(76)、「スラップ・ショット」(77)などに出演。スティーブン・スピルバーグ監督の「未知との遭遇」では少年の母親役に扮し、アカデミー賞助演女優賞に初ノミネート。シドニー・ポラック監督の「スクープ悪意の不在」(81)でも、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされている。
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未知との遭遇
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