『グリッドマン』広瀬裕也が語るガウマ、濱野大輝が語る響裕太のヒロイックな魅力

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『グリッドマン』広瀬裕也が語るガウマ、濱野大輝が語る響裕太のヒロイックな魅力

2月1日(水) 18:30

特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』を原点とした2018年放送の『SSSS.GRIDMAN』と、その続編である2021年放送の『SSSS.DYNAZENON』。両作ともに、若者たちの繊細な心情を捉えた人間ドラマ、ヒーローやロボットと怪獣が激突する入魂のアクションシーンが熱い支持を獲得。放送から数年経っても愛され続ける人気作となった。

2作が夢の共演を果たす新作劇場アニメ『グリッドマン ユニバース』が、3月24日(金)に公開。それに先立ち、1月20日(金)から『SSSS.GRIDMAN』、3月10日(金)から『SSSS.DYNAZENON』の劇場総集編が、2週間限定で上映される。

今回『SSSS.GRIDMAN』響裕太役・広瀬裕也さん、『SSSS.DYNAZENON』ガウマ役・濱野大輝さんのW主人公対談が実現。同じ事務所の先輩・後輩で気心が知れたお二人に、作品の思い出や広瀬さんから見たガウマ、濱野さんから見た裕太の魅力など語っていただいた。

>>>場面カットや各ポスタービジュアルを見る(写真11点)

◆気になる裕太とダイナレックスのその後◆

――『SSSS.GRIDMAN』『SSSS.DYNAZENON』の劇場総集編、『グリッドマン ユニバース』の公開を聞いたときの心境をお聞かせください。

広瀬『ユニバース』は『SSSS.GRIDMAN』『SSSS.DYNAZENON』の続きが観られることは一ファンとしてメチャクチャ嬉しかったです。それぞれ全12話の物語として完結している2作がどう交わるのだろうとワクワクしました。総集編はTVシリーズをどうまとめるのかが気になりましたね。劇場の大スクリーンで観たときと、TVやスマホで観たときとは印象が変わって、また違った楽しみ方ができるんじゃないかと思いました。

――裕太は作品の結末を考えると、続編でどんな描かれ方をするのか気になりました。

広瀬そうですね。『SSSS.DYNAZENON』でメインキャラを一新したので、発表されたときはまた新しい主人公が出てくるんじゃないかとファンの皆さんの間でも予想がされたのですが、『ユニバース』の最初のビジュアルで裕太が出てきたときは嬉しかったです。

濱野『SSSS.DYNAZENON』の最終回後に初報が出てから結構時間が経った感覚があって、公開時期が発表されたときは「やっとか!」という気持ちになりました。情報が解禁されていくにつれて、皆さんの中の期待感が高まっていることは僕らも感じていて。劇場総集編も『ユニバース』も、公開されるその瞬間を一緒に楽しめればと思っています。

――キービジュアルにはダイナレックスが登場していますが、ガウマが登場するのかどうかはファンの中でも注目されているところかと。

濱野裕太と六花の後ろにいるんですよね、シルエットのダイナレックスが。裕太と同じで、ダイナレックスが最終回後にどうなったのか、どう物語に関わってくるのかは、皆さん気になっているところではないのかなと思います。「グリッドマンの新形態も登場しますし、『ユニバース』はまだ謎に包まれている部分が多いので、いち『グリッドマン』ファンとしては、2つの作品がどう繋がるのかという未知の楽しみ、ヒーローが帰ってくるという興奮を感じています。

◆ギャップで魅せる裕太とガウマ◆

――お二人ともお互いの出演作はご覧になっていますか?

広瀬もちろんです!

濱野いや……。

広瀬ちょっと(笑)!

濱野冗談です(笑)。小さいころに『電光超人グリッドマン』を観ていて、アニメになったらどうなるんだろうと、いち視聴者として観ていました。

――それでは、広瀬さんから見た『SSSS.DYNAZENON』、濱野さんから見た『SSSS.GRIDMAN』の印象を伺わせてください。

広瀬『SSSS.GRIDMAN』以上に恋愛要素が色濃く出ていたり、学生時代の楽しい部分以外に焦点を当てたりして、よりディープな内容になっていると思いました。「こういうことも確かにあるよな」と共感できるというか。

――舞台設定が『SSSS.GRIDMAN』から変わっていることも、作風の変化の一因かもしれません。

広瀬そうですね。死やいじめといったワードが出てきたりもして、全体的に大人な雰囲気があるなと。いろいろ抱えた人たちが集まって、一緒に怪獣と戦って、勝利していく姿にも胸を打たれました。

濱野『SSSS.GRIDMAN』は常に怪獣が見えている世界観など、往年の特撮のミステリアスな雰囲気を交えつつ、青春群像劇を描いていたことに感動しました。それでいてジャンクのように『電光超人グリッドマン』を思い起こす要素も散りばめていて。今『電光超人グリッドマン』をやるとこうなるという新解釈が、とても腑に落ちる作品になっていたと思います。だからこそ、新しいファンをたくさん獲得しつつ、往年のファンにも支持される作品になったのかなと思いました。

――お互いが演じたガウマ、裕太についてはどう思われましたか?

広瀬ガウマは強面な見た目から、怖いキャラクターなのかなと思ったんです。でも、濱野さんのお芝居も相まって、カッコいいのに少しかわいらしい、言葉遣いは荒いけど言動の端々に優しさを感じる人だと印象が変わりました。熱血少年的な王道のヒーロー像ではないけど、こういうヒーローもカッコいいなと感じましたね。あの身なりなのに愛嬌ややんちゃさがあって、不思議な魅力を持っているキャラクターです。

濱野裕太くんは主人公らしい、ヒーローらしいキャラクターだと感じました。自ら怪獣に立ち向かって、ラストで戦っていた記憶が曖昧になるという結末が、円谷プロ作品の主人公らしいなと。普段の生活では優柔不断なところがありながら、怪獣が現れると凛々しく戦いに向かう。その姿がヒーローそのものだと思いました。あと両手に花で、モテモテだったなって(笑)。

広瀬近くにアカネと六花がいましたけど、別に作中ではどちらともいい関係にはなってないですから(笑)。

濱野そうだね(笑)。まあでも、ガウマには姫[き2]がいるんで。

広瀬実は一途という。

濱野ヒロインがたくさんいることも、今風のアニメーションらしいところですよね。カッコいいだけでなく、母性をくすぐられるようなところがあって、絆に熱くて友達にいるといいやつなんだろうなと感じられる。そういうところに円谷プロさん、TRIGGERさんの作品の良さが融合したキャラクターだと思います。

――改めて振り返ると、裕太っていろいろ持っていて結構ズルいキャラクターですね(笑)。

濱野ズルいですよ、全部詰まっていますから。裕也くんの声も、そこに魅力を添えていて。

広瀬取ってつけたように声の話を(笑)。

濱野人柄とか……声を張っているところとか……。

広瀬絞り出していますね(笑)。

濱野もう一個ぐらいないかな(笑)。人柄と、声と、あと、あと……。

――ガウマが話す「人として守るべきもの」と同じで、三つ目はそれぞれ考えるということで(笑)。

濱野そうですね、三つ目は委ねることにします(笑)。

(C)円谷プロ(C)2023 TRIGGER・雨宮哲/「劇場版グリッドマンユニバース」製作委員会



◆劇場総集編のポイントは ”音” ◆

――今回の劇場総集編で注目してほしいポイントは?

広瀬劇場の大スクリーンで観られることもそうですが、音周りに耳を傾けてほしいです。5.1chで制作されていて、映画館だからこそ存分に味わえる作品になっていると思います。BGMに合唱曲を使ったり、第1回みたいにほぼBGMなしにしたり、音楽の演出自体とてもこだわっていて。爆発の音や怪獣の鳴き声、バトルシーンがもっと壮大に感じられると思うので、環境音など細かい音までしっかりと聴いていただきたいです。

濱野やはり映像や音が大きな魅力になると思います。第1回のダイナレックスが飛び立つシーンは、TVの画面で観ても感動しましたから、飛行時のジェット音などは劇場だとより迫力が感じられるのではないかと。それからグリッドマンやダイナゼノンの着地音。

広瀬上からズドーン!ってやつですね。

濱野そうそう。着地音は劇場の音響だとTV以上に臨場感があって楽しいと思います。ただ、ダイナゼノンはあまりそういう登場の仕方はしていなくて。『SSSS.DYNAZENON』ではグリッドナイトの登場シーンに注目してほしいです。

広瀬あれはカッコいい!

濱野衝撃的だった。台本を読んだときに僕だけ「うぉぉ、グリッドナイト来た!」って興奮していたんです(笑)。

広瀬どっちの総集編でも美味しいんですよ、グリッドナイトは。どこをどう切ってもカッコよくなるからズルい!

濱野ダイナゼノンも独特の重量感というか、金属感が劇場だとよりクリアに、立体的にその存在を感じてもらえると思います。

広瀬あと個人的には勝ち確BGMの『UNION』が『SSSS.GRIDMAN』の総集編でどう使われるのかが気になります!TVシリーズでは劣勢の場面で流れるたびに、自然と拳を握りしめて「頑張れ!」と応援したくなる、熱い気持ちにさせてくれた曲で。今作ではどこで流れるのか楽しみですね。

――最後に読者へメッセージをお願いします。

広瀬総集編は『SSSS.GRIDMAN』のいいところを凝縮していて、それが劇場のクオリティで楽しめるのは、またとないチャンスではないかなと。話題を聞いたことはあるけどまだ触れたことがない方には、ぜひこの機会に観てほしいです。そして、ただの総集編ではない、『ユニバース』に繋がる作品になっています。観ていただければなぜ今総集編を公開するのか、その意味がわかると思うので、何度も観たという方もご覧になってください。よろしくお願いします!

濱野『グリッドマン ユニバース』は多分『SSSS.GRIDMAN』『SSSS.DYNAZENON』の両方を観てこそ、楽しめるお話になっていると思うんです。まだどちらかしか観たことがないという方は、今回の総集編でどんなキャラクターがいたのか、どんなお話だったのかを確かめてほしいです。ぜひ劇場に足を運んでいただいて、スクリーンでダイナゼノンの活躍を楽しんでいただければと思います。

(C)円谷プロ(C)2023 TRIGGER・雨宮哲/「劇場版グリッドマンユニバース」製作委員会

<Profile>
広瀬裕也(ひろせゆうや)
4月9日生まれ。千葉県出身。アーツビジョン所属。最近の出演作に『4人はそれぞれウソをつく』(半蔵)、『ツルネ -つながりの一射-』(樋口柊馬)など

濱野大輝(はまのだいき)
3月30日生まれ。東京都出身。アーツビジョン所属。最近の出演作に『チェンソーマン』(サムライソード)、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(ファルコン / サム・ウィルソン)など
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