東山紀之、松岡昌宏、知念侑李、和久井映見に惜しまれつつ卒業遠藤憲一「しれっと出てこようかなと思っています(笑)」<必殺仕事人>

「必殺仕事人」の記者会見に(左から)知念侑李、遠藤憲一、東山紀之、松岡昌宏、和久井映見が登壇した/※ザテレビジョン撮影

東山紀之、松岡昌宏、知念侑李、和久井映見に惜しまれつつ卒業遠藤憲一「しれっと出てこようかなと思っています(笑)」<必殺仕事人>

1月6日(金) 15:00

1月8日(日)放送の「必殺仕事人」(夜9:00-10:55、テレビ朝日系)の記者会見が、1月6日に東京・テレビ朝日にて行われ、主演の東山紀之、共演の松岡昌宏、知念侑李、和久井映見、遠藤憲一が登壇。シリーズの魅力や、撮影現場での思い出、遠藤の卒業についてなどを語った。
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同作は、東山らが演じる仕事人たちの活躍を描く痛快エンターテインメント時代劇。1972年の「必殺仕掛人」スタート以来、藤田まこと演じる中村主水をはじめとするさまざまなキャラクターたちが悪を成敗する痛快さで長きにわたって愛され続け、2023年にシリーズ50周年を迎えた。

また、藤田からバトンを受け継いだ東山が主演を務める「必殺仕事人」は、2007年にスタートし、こちらも老若男女を問わず幅広い世代から支持される長寿シリーズに。そして、座長・東山と、当初から出演している松岡、和久井の“必殺仕事人”をけん引する3人も15周年となる。

■遠藤憲一がついに卒業…

会見冒頭、東山は「『必殺仕事人』は僕がやらせてもらって15周年になります。その記念の作品で遠藤さんが卒業ということで、寂しい思いもありますが、次に進むためにも遠藤さんの思いを引き継ぎつつ今回の作品を作らせていただきました」とあいさつ。

また、松岡は「毎年いろいろな形の『必殺仕事人』を経験させてもらい、始めた年は自分は30歳でしたが、長い間演じさせてもらっています」と感謝を述べつつ、「とても楽しい思い出もありますし、陣八郎(遠藤)がいなくなってしまうという、とても切ない回になっていると思います。その辺りも含めて皆さんに楽しんでいただきたいです」とアピールした。

和久井も「『必殺仕事人』の歴史が少しずつ積み重なってきて、それでもこの現場が一番うれしくもあり緊張する現場です。今回、遠藤さんと同じ画面の中、そしていまこうした時間でご一緒させていただくのが最後になってしまうのかと思うと、出来上がったものを見るのもちょっと切なく思います」と、遠藤の卒業に寂しさをにじませた。

■これからも続く“必殺シリーズ”にエール

そんな遠藤は、「20代のとき、藤田さんの時代に斬られ役でこの『必殺』に出演させていただいて、また7年前にゲストとして出演したら、急にそのままレギュラーになりますと言われて、すごくうれしくて喜びました」と回顧。

続けて、「あっという間に7年経って急に卒業で、喜んだり落ち込んだり大変ですけれども、本当に大好きな作品だったので寂しいです。今後は一視聴者として、これからどんな風に作品が変わっていくのかを楽しみにしています」とエールを送った。




■ぬいぐるみにバーベキューの串を刺していた!?

15周年を迎え、長く愛され続ける「必殺シリーズ」の魅力はどんなところかを問われると、東山は「先輩たちが培ってきたものを守ってきた。そういうものが積み重なって愛されてきたんだなと思います」と語る。

また、幼少期から「必殺シリーズ」が好きで作品を見続けてきたという松岡は、実際に演じるようになって感じた思いを尋ねられると、「ずっとファンで、家にあったぬいぐるみにバーベキューの串を刺してましたから、まさか本当に仕事人になって刺すことになるとは思わなかったです」と衝撃発言をし、笑いを誘った。

遠藤は、撮影を振り返り、「一番最後の姿として、予想だにしないことが台本に書かれていて、本番ではそんなことはしないだろうなと思ったら本当にその状態で終わっているので、これが視聴者が見て成立している状態なのかすごく不安な終わり方なんです」と思わぬ不安を吐露。

そして、「見ようによってはもう一回出てこれるような状態で終わっているので、しれっと出てこようかなと思っています。立って終わっているんですよね、目も開いています。再び出てきそうです(笑)」と見どころを明かした。

それを受けた松岡は、「今までも殉職するようなシーンはいろいろ見てきたんですけど、えんけん(遠藤)さんが陣八郎として最期を遂げるとき、勇ましさみたいなものがあるんです。そこが切なくて、かつ、死ぬときの見せ方のこだわりにさらに切なさを感じてしまいました」と感想を述べた。

■遠藤憲一のかわいらしい一面に一同笑顔

役として遠藤の一番近くにいた知念は、「撮影所にタクシーで入っていくんですけど、僕が入ったら玄関にタクシーが停まっていて、運転手の方と遠藤さんが話をしているんですよ。なんか揉めてるな~、大丈夫かな?と思って行ったら、そのタクシーがすごく珍しいタクシーだったらしく、笑顔で写真を撮ってました(笑)。普段そのタクシーって三つ葉なんですけど、四つ葉だったんです」と最近の思い出をエピソードを挙げ、遠藤の意外な一面を明かした。

遠藤も「乗ったときは知らずに、運転手さんが『おめでとうございます。四つ葉です』って。知らない人がいるのかっていう感じで。『四つ葉は2台しかないんです!それに今日乗っていらっしゃるんですよ!』って(笑)」と強くアピールされたといい、うれしくなって写真撮影をしたと明かした。


■旦那の名前を間違えた…!?とんでもエピソードが明らかに

遠藤との7年間の思い出を尋ねられると、東山は「遠藤さんは僕の妻(木村佳乃)とすごく仲がいいので、家庭内の話をできる唯一の方なんです。そのエピソードを話して笑ってもらうのがルーティンだったので、そのルーティンが崩れる寂しさがありますね」と嘆く。

遠藤が「一個面白いエピソードを紹介してあげなよ。『サザエさん』を見ているときに、佳乃ちゃんが料理をしていて、ひがし(東山)くんが帰ってきました。で、なんて言われたんだっけ?」と話題を振ると、東山は「『ねぇねぇ、ノリスケさん』って。旦那の名前を間違えるという(笑)」と爆笑エピソードを告白。会場中が笑いに包まれた。

■お参りに込めた思いとは?

会見前に、テレビ朝日の社屋にある「テレビ朝日稲荷」でお参りをした一同は、「どんな思いを込めたか」「今年の抱負、挑戦したいこと」について、東山が「とにかく遠藤さんが元気でありますようにと。また、僕自身もやらなくはいけないことが重なっていますので、とにかく元気でいるというのが大前提なので、真面目にお参りさせていただきました」と明かした。

松岡は「いつものようにマイペースでやりつつ、自分たちの会社も3年目になりますので、焦ることなくひとつひとつ新たな経験をしていきたいなと思っています。とりあえず健康第一ですね」と抱負を語る。

和久井も「『必殺仕事人』の中でのお菊という役は変わらないですけど、年を重ねてきてますので、元気で健康で、いろいろな変化を自分自身も柔軟に受け止めながら進んでいけたらいいなと思っています」と決意。

知念は「作法どうやってやるんだっけ?とかいろいろと考えてたら列に戻ってました(笑)。ちゃんとお参りできていないかもしれないんですけど…」と反省しつつ、「今年20代最後の年なので、ここでしっかりやらないとおじさんになってしまうので、もう一度“知念は動けるんだ”というところを(見せたい)。しっかり鍛えたいと思います」と宣言した。

■それぞれにとっての「必殺仕事人」――

最後に、「皆さんにとって『必殺仕事人』はどんな存在?」と聞かれると、東山は「チームとして出来上がっているので、“ふるさと”みたいな感じがしますね。年明けはこの作品でスタート。そして、時代劇をやっていることによって、先輩たちから喜びの声や『続けてほしい』といった声をいただくので、責任があると思っています」と決意を新たにした。

松岡は「憧れであり、自分が携わらせてもらっている誇りですかね。それに尽きます」と端的かつ力強く回答。

和久井は「『頑張らなくちゃ』と思う、立ち返る場所というか。初心を忘れずに、これからも…ということを同時に考えさせられる重厚な存在だなと思います」とその重みをかみしめた。

遠藤は「時代劇なのに、美しさもあり良識もあり、プラス現代的な要素も合わさった、自由さのある作品。ほかの時代劇とはちょっと違う」と、最後の出演を前に作品の魅力を熱く語る。

知念が「毎年頭のほうに撮影するんですけど、現場に行くことによって一年分の気合を入れてくれる場だと思います。また、先輩方と共演できる機会も減ってきているので、そういう意味でも貴重な場だなと思っております」と締めくくり、会見は終了した。


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