第35回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞の各賞が12月27日、同社公式Youtubeチャンネルで配信された特別番組で発表され、作品賞は吉岡里帆主演作「ハケンアニメ!」(吉野耕平監督)が受賞した。
メガホンをとった吉野監督は、「この度は、歴史ある賞をいただきありがとうございます。この作品はふたつのアニメとひとつの実写という、3作品分の大勢のスタッフの方々に力を合わせて協力していただいたので、まさに作品賞という全体に対する賞をいただけたのは非常に名誉ですし、またとても嬉しいです」と喜びを語った。
また、監督賞は「流浪の月」の李相日監督の手に。コロナ禍で製作が中断したことにも触れ、「キャストもスタッフも誰ひとり、全員がモチベーションを失わずに意志を持続してくれた」と関係者全員に最敬礼。そして「とにかく素晴らしいキャストが集合していますので、そのキャストの全身全霊のありようと、スタッフ全員の献身というか、本当にみんなの献身が結晶した映画になっていると思います」とコメントを寄せた。
受賞者および受賞作品一覧は、以下の通り。
作品賞:「ハケンアニメ!」(吉野耕平監督)
監督賞:李相日監督(「流浪の月」)
主演男優賞:阿部寛(「とんび」「異動辞令は音楽隊!」)
主演女優賞:倍賞千恵子(「PLAN75」)
助演男優賞:柄本佑(「ハケンアニメ!」「川っぺりムコリッタ」「夜明けまでバス停で」)
助演女優賞:清野菜名(「キングダム2 遥かなる大地へ」「異動辞令は音楽隊!」「ある男」)
新人賞:河合優実(「冬薔薇(そうび)」「PLAN75」「ある男」など)
外国作品賞:「トップガンマーヴェリック」(ジョセフ・コジンスキー監督)
石原裕次郎賞:「キングダム2 遥かなる大地へ」(佐藤信介監督)
石原裕次郎新人賞:道枝駿佑(「今夜、世界からこの恋が消えても」)
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ある男
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