元風俗嬢のちひろさんを主人公にした安田弘之による同名漫画を、有村架純を主演に迎えて実写化した『ちひろさん』(2023年2月23日Netflixにて全世界配信＆劇場公開)。本作より、映画全編を彩る劇伴音楽を手がけたくるり、岸田繁が書き下ろした主題歌が流れる予告編とキービジュアルが解禁となった。

風俗嬢として働いていたちひろさん(有村)は、いまは海辺にある小さな町のお弁当屋さんで働いている。そこで彼女を待っていたのは様々なわだかまりを抱えた人々との出会いだった。ちひろさんの常識に囚われない言動はそんな彼らの生き方に影響を与えていく姿を描く。

解禁された予告編は、自由奔放に生きるちひろさんの姿が映しだされたもの。動画内では、マイペースなちひろさんが自由気ままに生きる姿が描かれ、口が悪いながらも街の人々に寄り添う彼女の優しさを映している。また楽曲を担当した岸田が「私はちひろさんや周りの人たちを、音楽でそっと後方支援しています」と話すように、くるりならではの言葉で紡がれた「愛の太陽」が彼女と彼女を取り巻く町の人々との関係をより美しく切り取る後押しをしている。

同時に解禁となったのは、ちひろの遠くを見つめる眼差しが印象的なキービジュアル。さみしげにも希望を抱いているようにも見える絶妙な表情は、ちひろの想いである「さみしさも、よろこびも。心のままに生きていく。」を体現している。

街で浮いている、へんな”おとな”であるちひろさんがどのように周りの人々の心を溶かしていくのか。孤独に不思議と寄り添ってくれる彼女に会えるまでもう少し。公開が待ち遠しい！

■＜コメント＞

●岸田繁(主題歌)

「『ちひろさん』の漫画原作を読んだときのこと。悲しい話もしんどい話も多いのですが、なんだか胸の奥のつっかえが取れて、ほんのり温かくなってくるような、不思議な作品だなぁ、と思いました。すぐに好きになりました。 ちひろさんは、とてもミステリアスです。周りの人たちも、個性的というか変わった人が多いように見えます。もしかしたら、私やあなたも、他人から見ればそう見えるのかもしれません。 人は誰もが、他人に言えない秘密や、わざわざ他人に言わない悩みを抱えて生きています。私はちひろさんや周りの人たちを、音楽でそっと後方支援しています。有村架純さんをはじめ、役者さん方の名演が光る素晴らしい作品です」

文/サンクレイオ翼


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