長澤まさみ
(35)の主演ドラマ『
エルピス
』(フジテレビ系)が12月5日放送の第7話で「最終章」を迎えるのを筆頭に、10月クールのドラマは早くも終盤に突入した。多くのドラマがしのぎを削り合っているが、今、何かと世間を騒がせているジャニーズは、ドラマでも危機的な状況にあるという。
「10月末で
滝沢秀明
副社長が電撃退所し、11月4日には
King&Prince
から
平野紫耀
さん(25)、
岸優太
さん(27)、
神宮寺勇太
さん(25)の3人が来年5月にグループを辞め、その後、事務所を辞めることが発表されたり、“崩壊”が叫ばれているジャニーズですが、10月クールはドラマの数字も悪かった。
川口春奈
さん(27)主演の『
silent
』(フジテレビ系)が、社会現象になるほどのヒットとなり、相手役の
Snow Man
の
目黒蓮
さん(25)の評価も爆上げ状態ですが、裏を返すと目黒さん以外のジャニーズが出演するドラマの視聴率が非常に悪いんですよね……」(制作会社関係者=以下同)
『silent』は、フジテレビの「木曜劇場」枠では近年まれにみる高視聴率をキープ。11月17日放送回(第7話)は、世帯7.7%を記録。さらに、現在のテレビ各局が重視している“13~49歳に的を絞ったコア視聴率”は
4.9%
を記録したという(いずれも関東地区/ビデオリサーチ社調べ)。
「今、各局はコア視聴率しか見ていない状況にあります。この数字が良いと、単価の高い“良いCM”が入ってくるからです。コアは世帯視聴率と違ってどんな人気番組でも5%を超えることが滅多にないんですが、『silent』は、第6話(11月10日放送)でも
4.5%
と5%に迫る数字を記録。これは、今クールの全ドラマのなかで断トツの数字です。
これまで『木曜劇場』は裏番組の『
秘密のケンミンSHOW
極』(日本テレビ系)や『
報道ステーション
』(テレビ朝日系)に負け続けていたのが、『silent』は圧勝しています」
こうした華々しい成績を残す『silent』を牽引する目黒は、NHK
連続テレビ小説
『
舞いあがれ!
』にも出演。まさに大活躍中だ。
■「キンプリ脱退&ジャニーズ退所」平野紫耀の『クロサギ』も…
前出の制作会社関係者は続ける。
「もちろん、シナリオのクオリティだったり演出の面白さだったり、ドラマにもいろいろな要因はありますが、昔に比べると“ジャニーズ=視聴率が取れる”という構図ではなくなりましたよね。
7月クールの
Hey!Say!JUMP
の
中島裕翔
さん(29)主演の『
純愛ディソナンス
』(フジテレビ系)や、King&Princeの
永瀬廉
さん(23)主演の『
新・信長公記
』(日本テレビ系)も、世帯、コアとも取れず“大爆死”だっただけに、ジャニーズ事務所サイドも気合いを入れていたとは思いますが……状況は芳しくはないですね」
『silent』以外で、10月クールの主なジャニーズ主演の民放ドラマは以下の通り。
【日本テレビ系】
・
Kis-My-Ft2
の
玉森裕太
(32)主演作『
祈りのカルテ
研修医の謎解き診察記録』(土曜22時~)
【テレビ朝日系】
・
SixTONES
の
ジェシー
(26)主演作『
最初はパー
』(金曜23時15分~)
・King&Princeの
高橋海人
(23)主演作『
ボーイフレンド降臨
!』(土曜23時~)
【TBS系】
・King&Princeの平野紫耀(25)主演作『
クロサギ
』(金曜22時~)
【フジテレビ系】
・Hey!Say!JUMPの
山田涼介
(29)主演作『
親愛なる僕へ殺意をこめて
』(水曜22時~)
このうち、コア視聴率の観点から「及第点」と呼べる作品は1つしかないという。
「平野さんの『クロサギ』です。11月25日放送回(第6話)のコア視聴率が
2.8%
を記録したほか、2話のコアは
3.1%
、そして3話と4話はともに
2.6%
という数字でした。
もっとも、2006年に放送し社会現象となった
山下智久
(37)版『クロサギ』の影響もあり、期待値が非常に高かった作品のため、それを考えるといま一つな成績ではありますが……。平野さんにとってタイミング的に最後のジャニーズ所属のドラマになるだろうし、巻き返しに期待したいものです」
■W杯があってもなくても“爆死”してしまっている作品
また、玉森主演の『祈りのカルテ』は、地味ながらも堅実に数字を稼いでおり、11月26日には
2.5%
を記録。裏番組に常に人気の『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)だけでなく、テレビ朝日が『FIFAワールドカップカタール』のポーランド対サウジアラビア戦を生中継していたと考えると、健闘したと言えるだろう。
「ただ、『祈りのカルテ』もコア視聴率は2%台前半がアベレージですからね。また、11月19日放送の高橋さんの『ボーイフレンド降臨!』と、25日放送のジェシーさんの『最初はパー』はそれぞれ
0.9%
と
1.1%
ですが、この2つに関してはそもそも放送時間が遅い時間帯、ということが大きいですよね。
裏番組にしても『
さんまのお笑い向上委員会
』(土曜日/フジテレビ系)や『
全力!脱力タイムズ
』(金曜日/フジテレビ系)と、非常に相手が悪いですからね。ただ、両ドラマともあまり話題にはなっていないですよね……」
だが、放送時間や裏番組などの事情を抜きに完全に「大爆死」と言われてしまっている状況にあるのが、山田主演の『親愛なるボクへ殺意を込めて』だという。
「本作は、累計発行部数120万部を突破した井龍一氏原作、伊藤翔太氏作画の同名コミック(講談社)が原作の“二重人格サスペンス”ですが、コア視聴率は秋ドラマの中で、ジャニーズドラマという括りなしにワーストで低い。11月23日(第8話)放送回は、翌週に最終回を控えているにもかかわらず、コア視聴率は
1.3%
でした。
第8話の裏ではNHKで、サッカーワールドカップでも特に怒涛の逆転劇で盛り上がった『日本対ドイツ戦』が放送されていたためやむを得ない部分はあるんですが、10月26日放送の第4話の時点で
1.4%
まで落ち込んでいて、裏番組関係なく、もはやドラマファンから見てもらえない状況になってしまっていますね……。
現在は、TVerなど配信サービスも普及していて、その再生数が話題になることもよくありますよね。しかし、TVerから入ってくる広告料は、通常のCM収入の10分の1ほどだといいます。だからテレビ各局にとっては、やはり視聴率、特にコア視聴率が重要なんです。だからこそ、若い層に人気があるジャニーズタレントが起用されるわけですが、実態は、なかなか厳しいことになってきていますね……」
キンプリ脱退や滝沢氏の退所に続き、目黒以外のドラマの不調……2022年後半は、ジャニーズの今後が非常に危ぶまれる話題が続いているようだ――。
【関連記事】
木村拓哉、「工藤静香とのマイホーム」“広々とした自宅リビング”公開!ワールドカップ観戦で興奮「見事じゃぁ〜!!!」
「顔がヤバイ️!」ワンオクTaka、フェス終了後の“顔面異変”ショットにファンざわつく「な、なんちゅう顔を。。。」「タトゥー増えてる」
中居正広、病状告白へ!週刊新潮「盲腸がん」報道にジャニーズから「心配の声」!!新しい地図からの「共演オファーも拒否」で…本体復帰に現実味!