横山ルリカがチャンピオンズCの1強ムードに待った!「気になるデータがあって…」

田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

横山ルリカがチャンピオンズCの1強ムードに待った!「気になるデータがあって…」

12月3日(土) 6:45

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アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバーで、競馬番組などで活躍する横山ルリカさん。ダート中距離の頂上決戦GIチャンピオンズC(12月4日/中京・ダート1800m)の注目馬5頭を聞いた。





競馬番組などで活躍するタレントの横山ルリカさん







中京のチャンピオンズCは連覇がない 横山ルリカ 今回のチャンピオンズCは、昨年のレースを制したテーオーケインズ(牡5歳)の1強という感じになっていますね。実績的にそのとおりなんですが、気になっているのは中京のチャンピオンズCを連覇している馬がいまだいないということです。



2014、2015年と断然1番人気だったコパノリッキーが12着、7着に終わったように、他の馬からガシガシとマークされて自身の競馬ができなくなってしまう可能性もあります。



また、クリソベリルが2020年に人気ながら8枠を引いて敗れたように、外枠を引いた場合も厳しいです。今回、テーオーケインズは6枠12番で大外は免れましたが、外枠は微妙なところではないでしょうか。



ただ、テーオーケインズの前走JBCクラシックは、先を見据えた7〜8割の仕上げだったということで、チャンピオンズCへ向けてさらに上積みが期待できるのはいい材料だと思います。昨年あれだけの強さを見せたというのは、舞台は合ってると思いますので、やはり軸候補の一頭ではあります。

過去の優勝はGⅠの勝ち馬ばかりその他に軸候補を考えている馬は、ノットゥルノ(牡3歳)とグロリアムンディ(牡4歳)です。



中京開催になってから8年の歴代の勝ち馬を見ると、このレースの前にGⅠを勝っている馬ばかり。それくらいのレベルの馬じゃないと、勝つことができないというデータがあります。今回で言うと、テーオーケインズ、サンライズノヴァ(牡8歳)、ノットゥルノの3頭しかいません。



データだけで言うと、勝ち馬はこの3頭のなかから出ることになるのですが、高齢の馬も勝てていないので、さらに絞り込まれます。



ノットゥルノの前走のGⅡ日本テレビ盃は7着と負けていますが、主戦でずっと乗っていた武豊騎手がGⅠ凱旋門賞でフランスに行っていたために乗り替わりだったことと、夏に放牧に出して戻ってきてから体重が減っていて本調子ではなかったという話もありました。



なので前走はたたき台だと度外視していいのではないでしょうか。前走からの上積み、主戦の武騎手に手が戻り、条件は好転します。



何より音無秀孝厩舎はクリソベリルで2019年にチャンピオンズCを勝っているので、その再現もあるのかなと思っています。左回りでは結果が出ていませんが、武騎手は左回りを気にしていないようなコメントも出されていました。



天気予報を見たら日曜日はちょっと雨が降るかもしれないので、湿った馬場も合っているのかなと考えています。

ムーア騎手がデータを打ち破る?グロリアムンディについては、ライアン・ムーア騎手が、先週のジャパンCの勝利に引き続きやってくれるのではないかと見ています。



ムーア騎手は、ダートでもけっこう馬券に絡んできてるイメージがあります。グロリアムンディは、ダートGI初挑戦ですが、ダートのレースに限ると5戦5連対の連対率100%です。



前走は芝のGⅠ宝塚記念に出走し大敗でしたが、これはノーカウントでいいのではないでしょうか。



懸念材料としては5カ月ぶりのレースというのがどうかという点。ですが外厩施設にも出しているので大丈夫かなと思っています。



1勝クラスから4連勝で挑んだGⅢアンタレスSで、前の馬が総崩れのなか、斤量差が3キロあったとはいえオメガパフュームに0.1秒差まで粘った強さは、GIでもやれると考えられます。



内枠を引き、状態がよければ頭まで考えられるのではと思っていたので、1番を引いたのは大きいです。しかも、中京のダート1800mは2戦2勝の得意舞台で、一発があってもおかしくないのでは?



GⅠ勝ち馬でないとチャンピオンズCは勝てないというデータだけみると1着はないのですが、ムーア騎手がそれをぶっ壊してくれるのではないかと期待しています(笑)。

相手には「未知の魅力」を加味相手としては、まずジュンライトボルト(牡5歳)を挙げます。もともとセレクトセールで1億を超える価格の馬で芝での活躍が期待されていましたが、ダートのほうが合ったのか、連勝してGⅢシリウスSも勝ちました。



ダートでは連対率100%とまだ底を見せてない点が期待できます。ダートGI初挑戦でどうかなというところもありますが、コーナーでの加速力はいいものを持っていると思いますし、未知の魅力がたっぷりです。



中京コースはコーナーがポイント。ジュンライトボルトは、道中でハイペースになった時にも、しっかりと追走でき、ロングスパートができるのは強みです。データ以上に高い能力を魅力に感じたので相手には入れたいです。



もう1頭、クラウンプライド(牡3歳)も買おうと思っています。JBCクラシックでもテーオーケインズに0.4秒差の2着でしたし、連続2着という結果ですが、ダート1800mの距離自体は3戦して2勝2着1回と連対を外していないのでこの距離に短縮するのはいいと思います。



ノットゥルノ同様に勢いのある3歳馬で、しかもGⅡUAEダービーの勝ち馬ですからね。GⅠケンタッキーダービーは13着と残念でしたが、これはノーカウントでいいかなと思います。



斤量56、57kgで負けている点は気になりますが、成長途上の3歳馬ならさらに良化しているとも考えています。新谷功一厩舎のダートで目覚ましい活躍をしている点にも注目しています。



穴馬では、バーデンヴァイラー(牡4歳)やオーヴェルニュ(牡6歳)も気になっていますが、5頭にしぼるとなると人気馬ばかりの評価になってしまいました(汗)。



【profile】

横山ルリカよこやま・るりか

1991年、神奈川県生まれ。アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバー(2015年10月に卒業)。『めざましテレビ』のリポーターを経て、現在は『めざまし8』(フジテレビ)の情報キャスターを務める。『競馬予想TV!』(CS・フジテレビONE)はアシスタントとして出演。サンケイスポーツ『サンスポZBAT!』重賞予想コラム「ルリカの当たりますよ〜に!!!」(毎週日曜掲載)を担当するほか、TOKYO FM「TOKYO TEPPAN FRIDAY supported by Ginza Sony Park」(毎週金曜15時〜生放送)にレギュラー出演中。

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