<鎌倉殿の13人>寛一郎、「手を取り合える仲だったかもしれない」柿澤勇人“源実朝”を討ち取るシーンについて語る

寛一郎“公暁”/(C)NHK

<鎌倉殿の13人>寛一郎、「手を取り合える仲だったかもしれない」柿澤勇人“源実朝”を討ち取るシーンについて語る

11月28日(月) 12:29

小栗旬が主演を務める大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第45回「八幡宮の階段」が11月27日に放送された。この回でこの世を去ることとなった源頼家(金子大地)の次男・公暁を演じた寛一郎がコメントを寄せた。
【写真】刀を手に持つ寛一郎“公暁”と柿澤勇人“実朝”が対峙する

■本来だったら手を取り合える仲だったかもしれない

――源実朝を討つシーンについて公暁はどのような思いだったと思いますか。

彼(公暁)のすがりどころとしては、もう実朝を殺す、というところなんです。北条義時も標的ではありますけど。とにかく実朝を殺せばなんとかなるんじゃないかと、自分が生きるために殺さなければならないと。実朝と対話をして、最後に「だまされるものか」と言うんですけど、それはもう彼がずっと生きてきた中で芽生えた猜疑心というか、自分が生き抜くためにはだまされてはいけない、という思いから、本来だったら手を取り合える仲だったかもしれないけど、やはり殺すという決断をしたのだと思います。

■実朝が最後に自分の小刀を捨ててうなずいたときは結構苦しかった

――源実朝を討ったシーンはどのようなお気持ちで演じてましたか。

大階段のシーンは本来、最初に義時を殺して次に実朝を殺すという献立でしたけど、思いもよらぬ仲章という、よくわからないやつを殺してしまい、そのパニックもありつつ、最終ゴールは実朝、という公暁なりのプランがあったので、最後に実朝を殺しました。でも恨んでいた相手が本当は良いやつだったって、殺す側にとっては結構きついじゃないですか。それは薄々、公暁もわかっていたはずなんですよ、「こいつが別に悪いわけじゃない」と。実朝にもそう言っていますし。

でも殺さなければいけない、自分が生きるために。だから実朝が最後に自分の小刀を捨ててうなずいたときは結構苦しかったですし、斬ったあとに「父の敵をとった」という名目のもとやっていましたけど、やっぱり気持ちは晴れないんですよね。というより、彼の呪いが解けていくというか、やっと自分の犯したことの重大さに気づいていく、というつもりでやっていました。



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