バトルアクションに学園ドラマ、ラブコメも! “王道”を突き進む忍者アニメ「忍びの一時」のおもしろさ

忍者バトルにラブコメ、学園ドラマも盛り込まれたオリジナルテレビアニメ「忍の一時」(第4話「作り手と使い手」)/[c] DMM・TROYCA/忍の一時製作委員会

バトルアクションに学園ドラマ、ラブコメも! “王道”を突き進む忍者アニメ「忍びの一時」のおもしろさ

10月25日(火) 22:30

10月4日よりTOKYO MXほかで放送中のオリジナルアニメ「忍の一時」。主人公の男子高校生、櫻羽一時(声:逢坂良太)はある日、甲賀忍者から命をねらわれ、母親から自分が由緒正しき伊賀忍者第19代正当後継者だったことを知らされる。忍者として生きることを決意した一時は、幼なじみの紅雪(声:白石晴香)と共に“黒点忍術学園”へ通うことに。バトルに学園ドラマ、ラブコメ…などなど、ありとあらゆる“王道”が満載で、ハラハラドキドキ、さらにキュンキュンの展開も盛りだくさん。そんな本作の魅力を分析してみたい。
【写真を見る】“伊賀vs甲賀”という宿命のライバル対決を新たな視点(?)で描く忍者アニメ「忍の一時」

■ハイテク装備を身に纏った新たな“伊賀vs甲賀”の忍者バトル

監督を務めるのは、「アルドノア・ゼロ」「アイドリッシュセブン」「ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-」などの人気作の演出を担当してきた渡部周。ジャンルは異なるがドラマ性の高い作品を数多く手掛けてきた。シリーズ構成・脚本には、これまで映画「賭ケグルイ」シリーズ、実写ドラマ&映画版の「映像研には手を出すな!」、ドラマ「真犯人フラグ」などの高野水登。アニメ作品は初となるが、緻密な原作に数多く触れてきた。このほか、キャラクターデザイン・総作画監督として「アイドリッシュセブン」「やがて君になる」などの作画監督を務めてきた鈴木勇が参加している。

物語のキーとなるのが“忍者”だ。この忍者という言葉にときめきを覚えない男子はいないだろう。決して目立たずスマートに任務をこなす、言わば“ジャパニーズ・ミッション・インポッシブル”。一時の叔父である加賀時貞(声:小西克幸)や紅雪らによるクールでスリリングなバトルが第1話から繰り広げられ、(敵忍者による)警官の殺害はフェイクだったという驚きの演出も。また、火遁や水遁といった忍術を繰り出すのではなく、戦闘ではおもに銃やナイフ、“忍具”と呼ばれる特殊部隊並みの装備が使用されるなど、これにはミリタリー好きもたまらないはず。物語が進むにつれてどんな忍具が出てくるのか楽しみだ。

その一方で、主軸となるのが“伊賀vs甲賀”という一族同士の争い。甲賀は頭首を伊賀に殺されたと主張し、その報復と覇権のために伊賀を取り込もうと様々な手を下す。それぞれ世を忍ぶ仮の職業を持っており、大企業の甲賀に対し、地方のサービスエリア経営という中小の伊賀は、どのように対抗していくのか。忍術バトルと同時に、会社同士の企業バトルも繰り広げられていく?

■第1話からフラグが立ちまくるラブコメ展開と学園ドラマ

一時の周囲には自然と美少女たちが集まるようで、次々とハーレムフラグが立っている。第1話から中学の後輩である椿里美(声:富田美憂)に告白された一時が、彼女の部屋に呼ばれてドキドキするというお色気展開。と思いきや、実は椿が甲賀の手の者で殺されかけるというまさかのサプライズが。また、いつも一時に辛辣な言葉を投げかけている黒マスクでロングツインテールの紅雪の存在も気になるところで、「命令だから」と一時と行動を共にしているが、実のところ彼のことをどう思っているのだろうか?任務に忠実なだけなのか、それとも秘めた想いを抱えているがゆえのツンデレなのか?一番身近にいる彼女との関係からも目が離せない。

第3話から一時が通うことになる黒点忍術学園では、かなりの忍具マニアで、そのしゃべりからもオタク気質があふれている雑賀衆忍者の鈴ノ音涼子(声:関根瞳)、なにかとアドバイスをくれるが、素性を隠していてどこかミステリアスな黄瀬川輝麗(声:悠木碧)といったキャラクターも登場する。

学校では甲賀忍者の幹部の息子、伴朱雀(声:坂泰斗)を頂点としたカースト制度ができあがっており、学園内での序列の描き方はあえてのテンプレートでお約束にあふれている。カースト底辺に位置する一時の暮らす寮がオンボロだというのもお約束だし、校内食堂で一悶着あるのもお決まり。伴一派から執拗な嫌がらせを受ける一時だが、手下のやることも典型的な下っ端感にあふれていて絶妙だ。心強い仲間たちに支えられながら、一時は無事に学園生活を送ることができるのか?ラブ展開や学園ドラマの行方にも注目していきたい。

■「鬼滅の刃」での熱演も印象的だった2人も!豪華キャスト陣が集結

一時サイドの学園ラブコメドラマと、大人サイドの重厚なお芝居とのギャップは、物語にメリハリを与えている。一時の母親で伊賀第18代目頭首の櫻羽弓香(声:井上喜久子)をはじめ、甲賀忍者頭首代行の美濃部鬼道(声:津田健次郎)など、大人側のアクの強いキャラクターたち。第1話での弓香の凜とした振る舞いは、さながら「極妻」。彼女の声優を務める井上喜久子の迫真の演技に心揺さぶられた人も多いのでは。また、時貞の飄々としたクールさには、どこか一筋縄ではいかないものを感じ、いずれ一波乱ありそうな予感。公式サイトのキャラクター欄には“上忍評定衆”の存在もあり、彼らが物語でどのような役割を果たすのかも気になるところだろう。

豪華なキャスト陣も魅力。主人公の一時を逢坂良太、その兄貴分で最強の忍者である時貞に小西克幸をキャスティング。「鬼滅の刃」遊郭編では妓夫太郎(逢坂)、宇髄天元(小西)として壮絶なバトルを演じた2人が、本作では仲間同士なのもポイントだろう。さらに、白石晴香や悠木碧、前述の井上に、津田健次郎といった人気も実力も高い声優陣がそろい踏み。伊賀vs甲賀を越えた、演技バトルにも力が入っている。

個人経営vs大企業、一族を殺された因縁、敵の息子が学園の同級生などの共通点から、どことなく「梨泰院クラス」を彷彿する人もいるのではないだろうか。思えば、「梨泰院クラス」も一発逆転とどんでん返しの繰り返しで、ハラハラドキドキが止まらなかった作品の一つ。この「忍の一時」は、そこへ忍者要素やラブコメ要素もプラスされ、ヒヤヒヤとキュンキュンも味わうことができる。言わば全部盛りの作品。漫画やアニメのおもしろいところが全部乗っかった、本作の今後から“一時”も目が離せない!

文/榑林史章


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