ゴールデンボンバーが理想形!? BEYOOOOONDSが目指すグループの方向性

左から平井美葉、島倉りか

ゴールデンボンバーが理想形!? BEYOOOOONDSが目指すグループの方向性

10月15日(土) 8:52

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令和元年8月にメジャーデビューしてから、3周年を迎えたBEYOOOOONDS(ビヨーンズ)。「CHICA#TETSU」「雨ノ森 川海」「SeasoningS」の3つのユニットが合体した12名で構成され、「既成のアイドルの枠組みをビョ~ンと飛び越えていく」をコンセプトに誕生。モーニング娘。’22やアンジュルムなどが所属するハロー!プロジェクトのなかでも異彩を放つBEYOOOOONDSが、9月28日にセカンドアルバムをリリースした。今回は島倉りか、平井美葉の二人にグループの歩みを振り返ってもらいつつ、“唯一無二のステージ”とも評されるライブに対するこだわりや今後の野望まで語ってもらった。

◆コロナ禍で思い悩んだ時期も

――ファーストシングルがオリコン週間1位を獲得して、20年以上続くハロプロの歴史で初の快挙を果たしました。しかしその後は、コロナ禍でライブが中止になったりと思うような活動ができずに悔しい思いもあったと思います。この3年で感じたことから教えてください。

平井メジャーデビューしてからの1年はすごく忙しくて、「これがハロー!プロジェクトのアイドルのメジャーデビューなんだな」というふうに感じました。そこから2年目に入り、コロナ禍ではありましたけど「失速しないようにこのままの勢いで頑張るぞ」と思っていました。ただ、足止めを食らってしまったことも多かったです。3年間はとんとん拍子じゃなかったし、コロナ禍で思い悩んだ時期もありました。でも、そういう大変な時期も全員で乗り越えられたからこそ、今に繫がっているのかなとも思いますね。

島倉そうだね。大きな仕事や節目を迎えるたびにメンバー同士の絆が深まっていて、仕事の面でもお互いに高め合える関係性になれたと思います。3年は一瞬のようにも感じるんですけど、あらためて振り返るとすごく濃い時間でした。

――BEYOOOOONDSといえば、新曲の発売やツアーの発表などメンバーへのサプライズ報告が恒例となっていて。ファンの方は毎回楽しみにしている部分だと思うんですけど、さすがに本人たちはサプライズ疲れとかしてませんか?

島倉メンバー内でも「今日もしかしたらサプライズがあるんじゃない?」みたいな話をすることはあるんですけど、全然当たらないんですよ(笑)。思いがけないタイミングで予想もしない報告とかあったりするので。今年のホールツアーや日本武道館での初単独ライブの発表はファンの方と同じぐらいの熱量で驚きましたし、嬉しいサプライズでした。

平井そういうことがいつ来るかわからないグループだから、「対応できるように準備しておこう!」っていう気持ちは常にありますね。

◆武道館での初単独ライブは「夢みたいな公演だった」

――今年4月に行われた日本武道館での初単独ライブは、BEYOOOOONDSにとって念願の場所でもあったわけですよね。

島倉そうですね。私たちは寸劇が多く含まれた楽曲があるので、ライブでは舞台のように見せるステージングが多いのですが、360度にファンの方がいるステージでライブをするのが初めてだったんです。だから、立ち位置や振り付けを覚えるのが必死でした。いざ本番を迎えて、BEYOOOOONDSとファンの方とで作り上げたあの空間は夢みたいな公演だったなって。

平井ステージングをつけてくださった振付の先生も、武道館公演は初めてだったんですよ。だから360度のステージをどう見せるのが1番効果的なのかを先生と演出家の野沢トオルさんと私たちメンバーで、たくさん相談しながら作り上げたことも大きな意味を持ってました。実際に公演が終わり「燃え尽きちゃうのかな……」と心配していたけど、みんな「また次やりたい!」っていう気持ちに動いてました。

――まだまだ満足はできないと。

平井そうですね。もちろん4月に行った公演も自分たちのなかで1つの完成形です。だけど、もっと違う、もっと面白いものを届けたいっていう思いです。

◆後輩グループの誕生を刺激に

――昨年には後輩グループ・OCHA NORMAが結成して、「ハロプロの末っ子グループ」という位置づけから1つ先輩になりました。なにか心境の変化はありましたか?

平井OCHA NORMAのみんなと関わる場が少ないので、後輩というよりは新たなグループができたっていう感覚ではあります。ただ、パフォーマンスを見ると表現力や見せ方がすごく上手いし、私がデビューした頃はもっと自分のことで精いっぱいだったなって。だから「もっと頑張らなきゃ!」って思わせてくれます。彼女たちの存在は。

――見守る感じではなく、焦りを感じる?

平井正直、そういう部分もありますね。

――今年OCHA NORMAはメジャーデビュー1年目で、同じ経験をしてきたからわかる気持ちというか、アドバイスはありますか?

平井BEYOOOOONDSは1年目に演劇女子部という舞台があって、お互いの距離が縮まって信頼感ができたなと思うんです。もちろん、彼女たちなりの距離の縮め方があるとは思いますけど、そういうふうに1年の間で絆が深まったらいいなとは思いますね。

――忙しいと周りを見る余裕もなくなることが多そうです。

島倉大変なことがあったときに、私はメンバーがいたから乗り越えられたなっていう場面が本当に何度もあったんです。だから、現場でもなるべく気を遣い過ぎない空気を作ることは大事なんじゃないかなって思います。お互いに声を掛け合ったり、そういう些細なことでも成長できるので。

◆2年10か月ぶりのアルバムを発売

――そして9月28日に2ndアルバム『BEYOOOOO2NDS』がリリースされました。前作のアルバムから2年10か月ぶりで、メンバーもようやくっていう気持ちだと思います。仕上がりを聞かせてください。

島倉これまでBEYOOOOONDSはいろいろなジャンルや世界観の楽曲を歌ってきたんですが、そのなかでも今までない楽曲やパフォーマンスが詰まったアルバムになったと思います。BEYOOOOONDSの可能性が大きく広がりました。

――制作過程で苦労した部分もありましたか?

平井苦労というより、新鮮な気持ちでできたっていう感じがあります。「まだこんな引き出しがあったんだ!」っていうのと、私たち自身に幅が出るっていうのもそうですし。あとは、私たちの代名詞の“寸劇”のトラックがいくつか収録されてるんです。その完成形を聞いたときに、みんなの声の表現力とかが成長していて「本当に3年も経ったんだな~」って実感しました。

――リード曲「虎視タンタ・ターン」は、BEYOOOOONDS史上一番ダンスが難しいということも書かれてましたが。

平井はい。私たちが今持ってるダンススキルをフルでお見せするような楽曲だなって思います。振り付けはバブリーダンスで有名なakane先生に担当してもらいました。振り入れの最中も「歌えなくなるかもしれません……」と言いたくなるぐらい、みんな筋肉痛でボロボロになりながら(笑)。地道に練習を積み重ねて、ステージで完成形を見せるのがBEYOOOOONDSのパフォーマンスなんだとあらためて思える楽曲に仕上がりました。

――akane先生は厳しかったですか?

平井厳しいと思って身構えてたんですけど、実際は面白い方でした。

島倉ただ、ダンスレッスンでは、腰の低さや頭の高さを揃えることを重視したり、今まで経験したことがない細かいテクニックを学ぶことができて、グループとしてのダンススキルは格段にアップしたなと思います。

――個人的には「虎視タンタ・ターン」を初めて聞いたときに、ハロプロらしさを感じたというか。この3年間で引き出しや武器を増やしたBEYOOOOONDSが、ついにど真ん中で勝負してきたのかなと。

島倉デモ音源を聞いたときに、初期のモーニング娘。さんの楽曲みたいって感じたメンバーも多かったんです。それまでBEYOOOOONDSは、『眼鏡の男の子』とか『ハムカツ黙示録』とか、あまりハロプロにないような楽曲の路線をいっていたので。3年間積み上げてきた今の状態で、ようやくハロプロ感のある楽曲をいただけたことも嬉しかったですね。BEYOOOOONDSの楽曲はちょっと聞きにくいなとか、入りづらいなって思っていた方が好きになるきっかけになってくれたら嬉しいです!

◆アイドルよりはエンターテイナーとして

――BEYOOOOONDSのライブは寸劇があったり、初の武道館ライブではラストにその公演で披露した全曲の振り返りメドレーを披露したり、常に斬新な演出が盛り込まれています。ライブを自分たちの強みにしているという点において、どんな魅力があると思われていますか?

平井今は秋ツアー『BEYOOOOO2NDS CONCERT TOUR ~天高く、ビヨ燃ゆる秋~』の真っ最中ですけど、演出が私たちも驚くぐらい斬新なんですよ。それを考えてくださる野沢さんは私たちを信頼して面白く演出してくださるし、それに必死に食らいついてくっていうのも素敵な関係だなって思うんです。
今までは、ハロー!プロジェクトコンサートで1、2曲だけ披露するっていう形だったので、本当の意味でBEYOOOOONDSの魅力っていうのは出しきれてなかったのかなというふうには感じるんです。私たちは、1時間半ぐらいの一つの作品を作り上げるという感覚なので、アイドルというよりはエンターテイナーとしてステージに立ってる感じがすごくします。それはこれからも貫いていきたいですし、BEYOOOOONDSの強みですって胸を張って言えるので。

――毎回、新しいエンタメを作っているという意識なんですね。

島倉はい。BEYOOOOONDSのライブでは最初に「BEYOOOOONDSのエンターテインメントショーをお楽しみください」って、アナウンスしてるんです。だから本当にショーをやっている気持ちですね。

――過去のインタビューで、「ファンの人だけじゃなくて自分たちも飽きない工夫をしている」とメンバーたちが仰っていて。すごく大事な部分だなと感じました。

平井そうですね。リハーサルとかもすごく楽しいんです。私たちが感じているこの楽しさをちゃんと皆さんにも届けたいっていう意識に変わりますね。

――参考にしていたり、理想形のグループっているんですか?

島倉常に奇想天外なことをするっていう意味では、ゴールデンボンバーさんですかね。以前にステージに出てきて8秒で終わるライブの映像を見たことがあるんです。BEYOOOOONDSも、単独ライブをやったときにラストの曲が終わってはけて、猛ダッシュで反対側の袖から「アンコールありがとう!」って言いながらステージに戻るっていう演出があって(笑)。そういうお笑いチックな部分は似てるのかなって思ってます。

平井型破りっていう意味ではそうかも。それをやってる自分たちもどうなるかわからないから、いつもドキドキしてるんですけどね。初見だと大体ざわつくというか(笑)。

島倉その反応も含めて楽しんでます(笑)

◆島倉と平井の普段の関係は?

――グループ内では、「りかみよ」コンビとしてプライベートでも仲が良いお二人ということで、どんな関係性なのか教えてください。

島倉美葉はBEYOOOOONDSに欠かせない存在です。

平井(恥ずかしがって)嬉しい。

島倉同世代の女の子が12人も集まったら、仲が良いときもあれば関係がうまくいかないときもあるだろうなって結成当初は想像していたんです。でも、この3年間で仲が悪くなったことは一度もないんですよ。それは美葉の存在が大きいんです。オブラートに包んで言葉を発信するのが上手だから、メンバーのメンタルケアみたいなことをしてくれていて。私が大変だったときに連絡くれたり、お話を聞いてくれたりして、今では私のほうが懐いてます(笑)

平井一番距離が縮まったのは、演劇女子部の「眠れる森のビヨ」という舞台でヒカル(平井)とヒマリ(島倉)を演じたことです。そのときに内容も濃かったのでたくさん話し合いましたし、すごく助けてもらったんですね。私が演じたヒカルは圧倒的にセリフの量が多くて、稽古の途中で泣き出して違う部屋に逃げちゃったんです。そのときにも最初に来て慰めてくれたり。私が優しくしてくれるって言ってくれますけど、それは優しくしたいと思える相手だから。そういう関係がすごく嬉しいなって思います。

――二人で出掛けたりもするんですか?

平井します。1年前に二人で、“夏休みの少年の一日”みたいな時間を過ごしたんです。まず森を散歩しに行って、そのあとに水鉄砲とか水風船を買ってお互いにかけ合って、最後に花火をしたりとか。あと、(島倉が)七輪を持ってるんですよ。

島倉欲しくて。買いました。

平井別の日ですけど、2人で七輪を囲んでバーベキューもしましたね。

――今後やりたいことはあります?

島倉釣りに行きたいね。

平井私は曲作りが好きで、(島倉は)昭和歌謡が好きだったりするから、2人で歌い上げる系の曲を作りたいなって思ってます(笑)

島倉釣りをしながら曲を作るっていうのは渋いよ。新しい(笑)

◆グループが抱く今後の野望

――では、これから虎視眈々と狙っているグループとしての野望を教えてください。

平井プロフェッショナルという言葉が似合うグループになりたいっていう思いがあります。ライブでのコミカルな演出や寸劇の要素があるパフォーマンスに注目していただきますが、まずは歌やダンス、演技力などが中途半端だとファンの方に見られても恥ずかしいものになってしまう。こういう一癖も二癖もあるようなグループだと特に。だから、私たちは“本当にやりきるカッコよさ”を売りにしていきたいし、知ってもらいたいです。

――具体的に描いている次の目標はありますか?

島倉まだ明確な目標があるわけではないですが、BEYOOOOONDSだったらアリーナや、ドームのステージもいけるんじゃないかなっていう気持ちがあります。目標は大きくいきたいので。自分たちがやっていることを信じて、いつか叶えたいと思ってます!

取材・文/吉岡 俊撮影/武田敏将



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