「車は人を裏切らない」野村周平が伝えたいクルマへの愛情

「車は人を裏切らない」野村周平が伝えたいクルマへの愛情

6月29日(水) 8:50

提供:
◆二つ返事でオファーを快諾

6月10日より公開されている映画『ALIVEHOON アライブフーン』で主演を務めた野村周平。これまでも数多く作品でその存在感を示してきた彼にとって、本作はふたつ返事でオファーをOKしたほど待望の作品だったという。

――主演映画『ALIVEHOON アライブフーン』はドリフトレースの世界を描いた作品です。出演オファーをもらったときの感想を聞かせてください。

野村周平(以下、野村):やっと来たな、と思いましたね(笑)。車やバイク、スケボーやBMXなどの趣味について、これまでいろんな場所で「好きだ」と話していたのでとてもうれしかったです。今回は二つ返事で受けさせていただきました。

――まさに念願の作品だったんですね。

野村:はい。ただ、フタを開けてみると僕の車好きは知らずにたまたまオファーをしたみたいです(笑)。

――Instagramを見ていると相当な多趣味ぶりが伝わってきますが、ご自身のそういった一面はあまり浸透してないと感じますか?

野村:そうですね。テレビでも言ってるんですけど「クルマ遍歴」を語るみたいな番組には出ていないから、あまり知られてないのかなとか思いつつ。なかなか難しいところですね。

――野村さんにとって趣味と仕事は別物ですか?それとも延長線上にあったりするのでしょうか?

野村:別物ですね。だから、今回みたいに一緒になるとかえってキツかったりするときもあります。知っているだけに「もうちょっとこうしたほうがいいんじゃない?」とか「もうちょっと攻められるっしょ」みたいなテンションになっちゃって、グチャっとしてしまうというか。でも、普段は絶対に分けてますね。仕事も趣味も全力です(笑)。

◆実はレースゲームは苦手

――今回、野村さんが演じた大羽紘一は、レースゲームのeスポーツ日本チャンピオンという役柄でもあります。ゲームに関してはいかがですか?

野村:実はレースゲームは苦手なんです。ただ、プロレーサーがオフの期間に走れるのはゲームシミュレーターしかないので、その点では本当に素晴らしいものだと思います。ショックの加減やタイヤのコンパウンド(ゴムの性質)などの設定も自分でやるから知識が付きますし、鈴鹿や富士といった実際のコースを走ることができる。実際に、それを突き詰めて、本当にプロレーサーになった人もいますからね。

――ゲームシミュレーターも今回初めて体験したのでしょうか?

野村:そうですね。首都高を走る設定でやってみたんですが「お〜、ここ箱崎か〜」って楽しく練習しているうちに、実車でも走りたくなってしまい、そのまま外へドライブに出かけちゃいました(笑)

――やはりゲームよりも、実車派ですね。

野村:もちろん、ゲームにはゲームのよさがあるのですが、やっぱりストリートでしか体験できない部分もあるんですよ。もちろん、ミッドナイト(漫画『湾岸MIDNIGHT』)みたいに走りはしないけど、曲がるときのG(重力加速度)や、ブレーキタイミング、スピード感みたいなリアルな部分までは体験できないじゃないですか。それを味わうために車に乗っているようなところもあるので。

◆車は自分を裏切らない

――「若者の車離れ」という言葉もあるように、野村さんの年齢で、車やバイクが好きな人はそれほど多くない印象があります。好きになったきっかけはあるのでしょうか?

野村:もともとは趣味のスケボーやBMX、スノボーをしにいくための足として車が必要だったんです。周りにアメ車に乗っている人が多かったから、僕もずっとアメ車に乗ってきましたね。

――どんなところに魅力を感じていますか?

野村:一番は「すべてが自分の行動による」ということです。壊れたとしても、自分がちゃんと整備しておかなかったからだし、事故も自分の責任じゃないですか。車の側から裏切るってことがないんですよ。人間は裏切るかもしれないけど、車もバイクもスケボーも自分次第。そこに惹かれているんだと思います。

――最近、新たな趣味として釣りを始められたと聞きました。それも同じような理由ですか?

野村:はい、魚も裏切らないですから(笑)。 基本、機械か山か海か。そいつらは絶対に裏切らないんですよね。

◆実際にハンドルを握って運転するシーンも

――実際に野村さんがハンドルを握って運転するシーンも多かったそうですね。

野村:レーサー(車)は精密機器なので、さすがに壊したくないから乗らなかったけど、ドリフト練習の走行シーンなどは、できる限り自分でやらせてもらいました。 確かに、俺がやらなくてもいいんだろうけど、あれだけ「車が好き」と言っておいて、一度も運転してなかったら映画も信用されないと思うんです。それは嫌だから、自分がやれることに関しては、実際にやらせていただきました。

――撮影日誌によると、割とすぐにドリフトが出来たみたいですね。

野村:それは、車好きですから(笑)。青柳(翔)さんもバイクが好きだから、なんとなく感覚が掴めてたような気がします。

――今回の映画は、ドリキン(ドリフトキング)こと土屋圭市さんが監修に入られてますが、土屋さんのドリフトも実際に体験したのでしょうか。

野村:しました!本当にすごくてさすがレジェンドだと感じました。現役バリバリのレーサーさんが運転するカリッカリの千馬力くらいある車にも乗せていただいたんですが、そのとんがった走りも刺激的で楽しかったです。

◆ニューヨーク留学で感じた「日本との違い」

――モータースポーツはチームプレイでもありますが、役者業に通じる部分はありましたか?

野村:今回の撮影は、プロのレースチームの方々にも協力していただいたんですが、それぞれの色があるのは同じだなと思いました。映画でも〇〇組とかで違ってくるので、そこが面白かったですね。まあ、映画やレースチームだけじゃなく、野球でもバスケでもどこも一緒だと思いますけど。

――野村さんは’19年5月から’20年4月までNY留学をしていました。ドリフトカルチャーは海外でも認知されていますが、身近に感じたことはありましたか?

野村:ドリフトではないけど、ニューヨークって意外と変な車が走ってないんですよ。アメリカの方が厳しい規制なのか、プリウスをよく見ましたね。日本が素晴らしいのは、東京にいるとランボルギーニ何台見るの?ポルシェ何台見るの?フェラーリ何台見るの?なんならドリ(フト)車も走ってるし、爆音で走ってる車もいるし、自由なんです。

◆文字になることの難しさ

――ちなみに若い世代は車だけでなく、雑誌からも離れていると言われています。参考までに、野村さんが雑誌に求めることがあれば教えていただけませんか?

野村:うーん、なんでしょうね。でも、今こうやって楽しくお話しているじゃないですか。それを「面白い」と思っていただけているのであれば、それをちゃんと「面白く」書いてほしいと思うところはありますね。こういう会話って文字にすると難しいじゃないですか。冗談で言っているのに「(笑)」では収まりきらないというか。現場ではすごく面白かったものが、文字になると「なんだこいつ」って見えてしまったりするんですよ。面白く書くことは相当難しいんだろうなと思うんですが、それが字面だけでしっかり伝わるようになると、めっちゃ面白いのになと思いますね。

――耳が痛いです(笑)それは我々にとっても大きな課題ですね。

野村:野村周平は実はいい子だってことをお伝えください(笑)。

取材・文/森野広明撮影/鈴木大喜



【関連記事】
サンド富澤「助演でもAクラス」の扱い。コント師にはやはり名優が多いのか
石田ゆり子が日本一売れているアラフィフ女優である理由。出演作から読み解く
なぜ綾瀬はるかは視聴率を稼ぐのか。稼げない女優との違いと世間の誤解
映画復帰の伊藤健太郎が実感「自分に手を差し伸べてくれる人がいる」ありがたみ
キムタクが30年近く主演を張り続ける理由は? 名優たちと比較した
日刊SPA!

生活 新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ