<ミュージカル『るろうに剣心』レポート>360°回転ステージで壮大な世界観を再現!

ミュージカル『るろうに剣心京都編』ゲネプロの様子 クランクイン!

<ミュージカル『るろうに剣心』レポート>360°回転ステージで壮大な世界観を再現!

5月17日(火) 18:00

シリーズ累計発行部数が7200万部を超え、これまでにアニメ、小説、そして、実写映画などさまざまなメディアで展開されそのたびに大きな話題となった、和月伸宏原作の人気コミック『るろうに剣心‐明治剣客浪漫譚‐』。17日からは、小池徹平主演のミュージカル『るろうに剣心 京都編』が、IHIステージアラウンド東京で開幕する。日本で唯一となる客席が360°回転する劇場を巧みに活用し、剣心らが縦横無尽に走り、歌い、戦う様をダイナミックに描く本作。本稿では、16日に開催されたゲネプロをリポートする。

【写真】激しい殺陣シーンも!ミュージカル『るろうに剣心京都編』公開ゲネプロの様子

『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』は、明治時代の日本を舞台に、オリジナルのストーリーでありながら、新撰組、紀尾井坂の変、池田屋事件などの史実を絡ませた剣劇漫画。本作では、原作の中でも特に人気の高い“京都編”を、これまでに文部科学大臣賞や読売演劇賞、千田是也賞、菊田一夫演劇大賞を受賞、そして14年には紫綬褒章を受章するなど、日本のミュージカル界を代表する演出家・小池修一郎が新作として脚本を書き下ろし、ミュージカル化する。

幕末の世に最強の刺客“人斬り抜刀斎”として恐れられた緋村剣心(小池)。明治維新後は不殺ころさずの誓いを立て、流浪人となり刀の峰を刃とした「逆刃刀」を手に静かな暮らしを送っていたが、そんな彼に志々雄真実()が国家転覆を計っているという報せが届く。剣心の跡を継ぎ人斬りとなった志々雄は、明治政府の裏切りにあい全身を焼かれ暗殺されかけたことを恨みに、黒羽麻璃央京都の暗黒街で復讐を企てていたのだ。

剣心は神谷薫(井頭愛海)や相楽左之助(岐洲匠)ら止める仲間を後に京都へ。かつての仇敵・斎藤一(山口馬木也)、四乃森蒼紫(松下優也)もそれぞれの想いを胸に剣心を追う。剣心は、道中で出会ったくノ一・巻町操(鈴木梨央)と共に志々雄一派・瀬田宗次郎(加藤清史郎)、本条鎌足(奥野壮)、駒形由美(伶美うらら)と対峙するも「逆刃刀」を折られてしまう。志々雄を倒すべく、より強くなる為に剣心は師匠・比古清十郎(加藤和樹)の元を訪れ…。

本作の最もおすすめしたい見どころは、やはりなんといってもIHIステージアラウンド東京の特性を活かした演出だろう。IHIステージアラウンド東京は、1300人以上もの観客を乗せた客席が360°回転し、その周囲を囲むステージとスクリーンで繰り広げられる作品世界を体験できる斬新かつ壮大な唯一無二の劇場。客席の回転、スクリーンの動き、映像、音楽、照明が一体となり、これまでの舞台とも映画とも違ったここでしか味わえない疾走感や臨場感できる。

壮大なスケールで物語が紡がれる本作では、東京、京都をはじめ、さまざまな場面が展開され、その中で剣心ら登場人物たちが縦横無尽に走り、歌い、戦いを繰り広げる。一つのステージでは世界観を再現するには限界があるが、この劇場では多数のステージや360°を取り囲む可動式のスクリーンを活用し、見事再現。ステージ転換時には、壮大な映像や音楽、照明をはじめ、目の前に怒涛の如く様々な仕掛けが展開されるため、自分が動いているという感覚は一切なく、違和感なく『るろうに剣心』の世界観にすんなり没入することができた。

特に、二部の後半部分はステージ展開を上手く用い、志々雄のアジトで志々雄やその配下・十本刀たちと闘っていく剣心たちと、葵屋を守る薫や操たちの戦いが交互にダイナミックに描かれ、両者の戦いがリアルタイムで進んでいくことで、よりハラハラドキドキ感を感じられた。

観客を魅了する役者陣の華麗な剣さばき


また、ミュージカル『るろうに剣心 京都編』をさらに唯一無二の作品に昇華させるのが、小池ら役者陣のパフォーマンスだ。小池がゲネプロ前に開催された会見で「体の痛みと日々戦いながら頑張っています」と明かすアクションは、圧巻の一言。剣心は“飛天御剣流”というスピード感ある剣術を使いこなすが、舞台では小池がキレキレのアクションで体現。映画シリーズで剣心を演じた佐藤健の殺陣も話題を集めたが、それに全く劣らない見事な剣さばきで、観客を魅了していた。

小池以外にも、黒羽麻璃央が剣心の宿敵・志々雄真実の圧倒的な強さを感じさせる貫録あるアクション、剣心の師匠・比古清十郎役の加藤和樹や蒼紫役の松下優也は力強い圧巻の剣さばき、作中最速といわれる剣術で剣心たちの前に立ちはだかる瀬田宗次郎を演じる加藤清史郎はスピード感あふれる殺陣、薫役の井頭愛海や左之助役の岐洲匠、操役の鈴木梨央らも、それぞれの個性溢れるアクションを披露。劇中は、常に息つく暇なくアクションが怒涛に繰り広げられる。

ファンの間でも熱狂的人気を誇るエピソードで、魅力的なキャラクターが多数登場する京都編だが、小池をはじめそれぞれのキャラクターの再現度も素晴らしい。小池は、穏やかな風貌で温厚な性格の剣心と、大切な人を守るために宿敵と相まみえ刀を振るう剣心の多面性を繊細に表現。ほか、役者陣のそれぞれの特性をとらえた役作りは、原作ファンも満足させるのではないだろうか。

そして、ミュージカルということで、全24曲にも及ぶ役者陣の歌唱にも心を揺さぶられる。ミュージカル界において目覚ましい活躍を見せる小池や黒羽を筆頭に、井頭、鈴木らが繰り出す美しくも透き通る声が随所で会場全体に響き渡り、物語に華を添える。前半ラストの剣心たちや、志々雄ら敵キャスト陣が一同に集結し、歌唱するシーンは特に圧巻だ。驚きのステージ演出、役者陣のアクションやキャラクターの高い再現度を実現した芝居、歌唱で織りなす、新たな『るろうに剣心』の世界観を劇場でぜひ体感してほしい。

ミュージカル『るろうに剣心 京都編』は、5月17日~6月24日までIHIステージアラウンド東京にて上演。

■関連記事
【写真】ミュージカル『るろうに剣心』ゲネプロ<フォトギャラリー>
【写真】小池徹平&黒羽麻璃央&加藤和樹が登場ミュージカル『るろうに剣心 京都編』取材会の様子
【写真】小池徹平主演ミュージカル『るろうに剣心 京都編』フォトギャラリー
【写真】驚きの再現度!包帯ぐるぐる巻きの志々雄真実役・黒羽麻璃央
小池徹平、ミュージカル『るろうに剣心』の壮絶アクション「痛みを超える楽しさがある」
クランクイン!

エンタメ 新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ