TETSUYA (L’Arc〜en〜Ciel)「自分でも何度も聴いている」と語る自信作

TETSUYA (L’Arc〜en〜Ciel)「自分でも何度も聴いている」と語る自信作

10月8日(金) 20:00

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【音楽通信】第92回目に登場するのは、ロックシーンの第一線を走り続けて結成30周年を迎えたロックバンド「L’Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)」のリーダー&ベーシストで、今年ソロデビュー20 周年を迎えたTETSUYAさん!
ソロ活動はマイペースにやってきた

【音楽通信】vol.92

日本のロックシーンを語るうえで欠かせない、唯一無二のロックバンドL’Arc〜en〜Cielのリーダー&ベーシストであり、稀代のメロディーメーカーとしても知られるTETSUYAさん。

2021年でソロデビュー20周年を迎えたTETSUYAさんが、前作から10年ぶりの新作となる3rdアルバム『STEALTH』を10月6日にリリースしたということで、音楽的なルーツや普段のご様子などを含めて、お話をうかがいました。

――おさらいとしまして、まずはTETSUYAさんの音楽的なルーツや、ベースを始めたきっかけから教えてください。

音楽を聴き始めたのは、小学生の高学年ぐらいからですね。YMOや一風堂などを聴いていました。楽器については、まずギターがすぐそばにある環境があったので、ギターに触れるなかで、先輩にベースでもやればと勧められ、親に買ってもらいました。14歳のときです。

――そもそもギターに触れる環境だったというのは?

僕の実家の向かいに、2歳年上の先輩の家があって、よく遊びに行っていたんです。その家は玄関に入ってすぐ横に先輩の部屋があったので行きやすかったんです、そこにギターがあったので、よく触らせてもらっていました。その頃は、放課後になるとすぐ先輩の家に遊びに行く感じでしたね。そうやってギターに触れていたからか、ベースを買ってもらってすぐ弾けるようになりました。

――その後1991年2月にTETSUYAさんを中心に「L’Arc〜en〜Ciel」が結成され、1994年7月に1stビデオシングル「眠りによせて」でメジャーデビューされました。2021年はバンド結成30周年の節目となりますが、振り返ってみての心境をお聞かせください。

「30年」と口にすると「長いな」と思いますが、長いようでいて短く、短いようでいて長い。自分のことのようでいて、どこか他人事のような感じもして、変な感じです。振り返ると、あっという間でしたね。

――2001年には、「TETSU69」としてご自身のレーベル「SPROUSE」を立ち上げてソロ活動を開始され、7月に1stシングル「wonderful world/TIGHTROPE」をリリースされ今年で20周年となります。もともとソロ活動は何かきっかけがあったのですか。

ソロ活動のきっかけは、(L’Arc〜en〜Cielの)ヴォーカルのhydeがソロ活動をすることになって、そうなると僕も時間ができるので「じゃあ僕もやろうかな」と始めました。

――美しいメロディを作るメロディメーカーという印象のあるTETSUYAさんですから、ファンの方からも、ソロ活動は「待ってました!」という声も多かったのでは?

そんなことないと思いますよ。ファンの方は、L’Arc〜en〜Cielが見たい、バンドの音が聴きたい、という方が多いはず。

――ではソロ活動を振り返ると、20周年のいまのお気持ちはいかがでしょうか。

はやかったですね。ただ……今回、20年目でやっと3rdアルバムをリリースする、という遅さがスゴいですよね(笑)。まあ、もともと他にやりたいことがあったから始めたわけではないので、ソロ活動はマイペースにやってきました。

ニューアルバムは「すごく良いものができた」

――2021年10月6日に、3rdアルバム『STEALTH』がリリースされました。まず、仕上がってみての手応えから、お聞かせください。

このアルバムができあがってから、自分でも何度も聴いています。そのぐらい、すごく良いものができたと、自分でも気に入っています。

――今回、新曲が4曲収録されていますね。まず1曲目「REGRET」は荘厳な幕開けを感じさせる始まりで、「REGRET」(後悔)というタイトルもあるのかどこかノスタルジックな印象のあるナンバーですが、どのように生まれた曲ですか。

僕の場合必ず曲を先に作っています。歌詞はレコーディングの直前まで書かないので、曲を作った時期と歌詞を書いた時期はたぶん3年ぐらいブランクがあるんです。この曲を書いた時期は、確か作曲期間中だったので、何曲か書いたなかの1曲ですね。

――3年前の曲を今回採用したのですね。

はい、3年ぐらい前に原曲はありました。他にも何曲かあったなかで、今回それまでにリリースしたシングルと並べたときにバランスが取れる曲として、この4曲を選びました。

――歌詞はアルバムのレコーディング直前に書かれたということですね。

そうです、このアルバムの中で一番最後に歌詞を書いた曲が「REGRET」ですね。メロディを繰り返し聴きながら、自然と出てくる言葉を形にしていきました。だからこの歌詞は、曲が呼んでいた、メロディに引き出された歌詞ということですね。

――4曲目「誰がために鐘は鳴る」は、それまでとテイストが違う印象の曲です。

これも2年ぐらい前からある曲です。サウンド的には、アルバムの中で一番実験的な曲で、これからのTETSUYAの方向性がこの曲から見えるかなと思うんですけれども。歌詞も他の曲と同じようにメロディから自然と出てきたものを形にして、譜割りによって文字数が決まっているので、パズルのピースを合わせていく感覚で作詞しています。

――ヴォーカルを加工している感じもありますね。

そうです、声をエフェクト処理しています。使ったマイクも、普段はあまり使わないマイクを使っているので、これまでの曲と比べると一番サウンド面での変化がありますね。

――先ほど、今後の方向を示すような曲とおっしゃっていましたが、今後もこういったタイプの曲が増えるのですか。

そうですね……いや、増えないかもしれない(笑)。ふと考えてみたら、僕、もう1枚アルバムができるぐらいストック曲があるので、それらが先に世に出ると思うので、そんなに早くはこういった曲を出さないかもしれません(笑)。

――バラードナンバーの5曲目「白いチューリップ」は、アルバム発売後に数量限定でシングルカットされ、10月10日にリリースされます。

これも原曲は、3年以上前に作っていますね。これはピアノから始まる曲を作りたいなと思って、作った曲です。この曲は約2年前のライヴで披露したのが最初で、歌詞はその直前に書いていたものがベースになっていますね。今回録音するにあたって、ライヴで歌っていた歌詞から若干手直ししています。

――以前作った曲をいまリリースしても色褪せないで聴けるというのは、純度が高い楽曲を作っていらっしゃるんだなと、お話を聴いていて実感しました。

基本的に、曲作りをするときには流行りのことはあまり考えないです。いつ聴いても、色褪せないもの、何年後に聴いても「いいな」と思えるものをずっと作り続けています。

――9曲目「ARIGATO」は、ライヴではおなじみの名曲「THANK YOU」が生まれ変わり、初音源化されるそうですね。

これは一番古い曲ですね、もとを作ったのは、2005〜6年ぐらいです。今回「ARIGATO」とタイトルを変更したのは、「THANK YOU」という言葉が特別な意味を持ちすぎてしまいそうだったから。ソロのバースデーライヴのタイトルが「THANK YOU」だったり、2017年には「THANK YOU」というタイトルの映像作品をリリースしていたりするので、変更したいなと。そのとき、ちょうどオリンピックの閉会式で「ARIGATO」が電光掲示板に出ていたのを見て、これは世界にも通じる日本語にもなっていますし、このタイトルにしました。

――リリース後、2021 年初となるソロライヴ「TETSUYA LIVE 2021 “THANK YOU” 」を10月10日にLINE CUBE SHIBUYAで開催されますね。どのようなライヴになりそうでしょうか。

アルバムの曲は、全部、演奏する予定です。レパートリーも増えたので、新しい感覚のライヴになると思います。

今後もコンスタントに活動していきたい

――お話は変わりますが、おうち時間が長引くなかで、TETSUYAさんがいまハマっていることがあれば教えてください。

家の片付けですね。整理したいと思っているんですができなくて、ずっと片付けしているようで進んでないという状態です。物が多すぎて、どうしていいかがわからない感じで、プロの整理整頓アドバイザーさんに来ていただいているんですが、それでもだめです(笑)。

――それだけお家が広いので、置く場所がたくさんあるということですよね?

いえ、スペースに対して、物の量が合ってないんです。全部大事で捨てられないので、結局、右から左へ移動しているだけで、物は減っていなくて。本、服、楽器、ヴィンテージの家具たちなどがたくさんあるんですよ。

家具は椅子だけでも30脚ぐらいあります。廊下や階段の踊り場などに置いているんですが、もう置くところがなくて。倉庫もあるんですが、すでに一杯なので、家の整理をする前に倉庫の整理をしなくては(笑)。

――ヴィンテージの家具というと、お好きな作家の方がいるのですよね。

(フランスを代表する)近代建築家具デザイナーのジャン・プルーヴェが好きでコレクションしていて、世界中でコレクターが争奪戦を繰り広げているので、その家具を見つけると「買わなきゃ!」となってしまうんです。

――貴重な物をたくさんお持ちなんですね。あと服もたくさんお持ちということですが、お気に入りのファッションはなんですか。

好きなのは、ストリート系のブランドのものが多いですね。自分でも『STEALTH STELL’A』というアパレルブランドをやっているので、洋服は好きなんですよ。時間があればネットでもチェックしますし、お店にも入って見ますし、服を買うのも参考資料として買う側面もありますね。

――いろいろなお話をありがとうございました。では最後に、今後の抱負をお聞かせください。

L’Arc〜en〜Cielも30周年、ソロ活動も20周年を迎えて、感慨深いです。僕自身のアルバムリリースは10年ぶりですが、次のアルバムは10年も経たずにリリースできればと思っています(笑)。こういった記念の年ではないときでも、今後も、コンスタントに活動していきたいですね。

取材後記

ソロ活動でのTETSUYAさんとしてはもちろん、日本が世界に誇るロックバンドL’Arc〜en〜Cielとしても、わたしたちにずっと、最高の音楽を届けてくれていますよね。ananwebの取材では、アルバムのお話から家具のお話まで、快くインタビューに応えてくださったTETSUYAさんの3rdソロアルバムをみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。

取材、文・かわむらあみり

TETSUYA PROFILE
1969年10月3日生まれ。L’Arc〜en〜Cielのリーダー&ベーシスト。
1991年、TETSUYA を中心に大阪で L’Arc〜en〜Cielを結成。
2001年、ヴォーカリストとしてソロ活動スタート。ソロとしてこれまでに 11 枚のシングル、2 枚のアルバム、5 枚の映像作品をリリース。
2021年10月6日、3rdアルバム『STEALTH』をリリース。
10月10日、ソロライヴ「TETSUYA LIVE 2021 “THANK YOU”」@LINE CUBE SHIBUYAを開催。同日、数量限定シングル(この日を皮切りに、その他のライヴやイベント会場、通信販売限定で販売)「白いチューリップ」をリリース。

Information

New Release
『STEALTH』

(収録曲)
01.REGRET
02.Make a Wish
03.I WANNA BE WITH YOU
04.誰がために鐘は鳴る
05.白いチューリップ
06.FATE -Album ver.-
07.愛されんだぁ I Surrender
08.READY FOR WARP
09.ARIGATO
10.Time goes on ~泡のように~
11.Eureka

[Bonus Tracks]
12. milky way~砂時計~Link -LIVE 2019 “THANK YOU” 4950-
13. 瞳の住人 -LIVE 2019 “THANK YOU” 4950-

2021年10月6日発売
*[Bonus Tracks]の2曲は初回限定盤、UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤のみに収録。

(通常盤)
UPCH-20587(CD)
¥3,300 (税込)

(初回限定盤)
UPCH-29397(CD+Blu-ray)
¥5,280(税込)
*デジパック仕様。

<Blu-ray収録内容>
[Music Clips]
01.Make a Wish 02.Time goes on 〜泡のように〜 03.愛されんだぁ I Surrender 
04.I WANNA BE WITH YOU 05.READY FOR WARP 06.白いチューリップ 
The Making of “白いチューリップ -Music Clip-”

(UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤)
PDCN-1926(CD+DVD)
¥11,000 (税込)
*LPサイズジャケット仕様・LPサイズ二つ折りブックレット付き。

<DVD内容>
[Xmas LIVE STREAMING 2020]
01.Time goes on〜泡のように〜 02.愛されんだぁ I Surrender 03.I WANNA BE WITH YOU 
04.TIGHTROPE 05.empty tears 06.15 1/2フィフティーンハーフ 07.Fantastic Wonders 
08.Eureka 09.Make a Wish 10.lonely girl 11.REVERSE 12.Can’t stop believing 
13.Roulette 14.Are you ready to ride? 15.snow drop 16.I Wish 
17.Don’t be Afraid 18.魔法の言葉 19.流れ星

取材、文・かわむらあみり

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