つんく♂、「シングルベッド」の歌詞は「50パターンは書きました」<初耳学>

「日曜日の初耳学」につんく♂が登場!/(C)MBS

つんく♂、「シングルベッド」の歌詞は「50パターンは書きました」<初耳学>

8月15日(日) 23:02

音楽家で総合エンターテインメントプロデューサーのつんく♂が、8月15日放送の「日曜日の初耳学」(毎週日曜夜10:00-10:54、MBS/TBS系)に出演。林修のインタビューに答え、一流のヒットメーカーになるまでの知られざる努力を打ち明けた。
【写真】つんく♂が語った二人の“天才”とのエピソードに林先生も驚嘆

■「数をこなす」方式にするしかない

人気ロックバンド・シャ乱Qのボーカルとして日本のポップシーンを賑わせ、現在はハロー!プロジェクトのサウンドプロデューサーや、「My Hero~奇跡の唄~」を坂本龍一と共同制作するなど、変わらず第一線で活躍し続けるつんく♂。だが、デビュー当時は大きなコンプレックスを抱えていた。

同期デビューにはMr.Childrenやスピッツがいた。1枚目、2枚目、3枚目とシングルをリリースしても、CDの売上げがまったく伸びない。自分自身を“凡人”と言い切るつんく♂は、「凡人が天才に勝つにはどうしたらいいか」を考えるようになった。

その結果、二つの方策を導き出した。一つ目は「ひたすら数をこなすこと」。

「まず僕は『天才』との比較をやめました。彼らのような与えられた才能に勝つには、『数をこなす』方式にするしかないと考えたんです」とつんく♂。「天才が一生に1曲天才的な曲を生み出す能力を持っているなら、僕は毎日1曲仕上げる力をつけよう」と、毎日曲を仕上げることを自身に課した。

作詞も「今のようにどんどん書けるタイプではなかった。『シングルベッド』を作るあたりから、とにかくパターンをいろいろ書くことにしました。ツアー先でも飛行機の中でも書いて、50パターンは書きました」と明かす。

それまでは1曲につき1~2パターン書いて納得していたが、「シングルベッド」では50パターン以上作った中から歌詞を選別。その結果、初めてのミリオンセラーを達成した。

ひたすら数をこなすことで、徐々に作詞・作曲の力をつけていき、その結果、CD総売上げおよそ2000万枚のモーニング娘。をはじめ2000年代J-POPのヒットチャートを席巻するほどに。現在JASRACに登録されている楽曲数は1900曲以上。日本の歴代作曲家シングル総売上げランキングでも、3800万枚以上で堂々の5位。1位の筒美京平を筆頭に小室哲哉、織田哲郎、桑田佳祐が居並ぶ中、J-POP史にその名を刻んでいる。

数をとにかくこなすと同時に、どんなにダサい曲ができてしまっても「いい・悪いは自分で決めない。とにかく作る」ことも決めた。「自分で難癖つけていた曲たちも、レコード会社の人から『すごいじゃん!』とか『キャッチ―だよ』と言われることもある。『やーめた』をやめるのが大事」と、作ることに徹する姿勢はゆるぎない。

■「好きなことを見つけてやり続ける」

そして、凡人が天才に勝つためにすべき二つ目は「得意なことよりも好きなことを見つけてやり続ける」こと。

つんく♂は、好きなことを見つけるには「自分が思っていることを『言語化』することが非常に重要」という。そのために「好きって思った瞬間を紙に書きあげてください。ポテチ片手に漫画を読んでいるとき、お風呂でYouTubeを見ているとき、なんでもいいので最低でも5個、自分の好きなことをメモに書いてください。その中に自分の未来につながる『好き』が絶対に含まれていると思うんです」と、“好き”を見つけられずにいる若者に、具体的な方法をアドバイスした。

このアドバイスに、林先生も納得の表情。「自分の思いを可視化したら『自分はこんなこと思っていた』『いや、違うぞ』って、自分との対話が始まるんですよ。僕も昔は風呂場の外とかに必ずメモを置いていましたからね」と頷いた。

もちろん、やみくもに「好きなこと」を追求するだけでは不十分。つんく♂の場合、アマチュア時代から動員数を上げることを考えて活動したり、いろんなパターンの曲を作り他者に判断をゆだねるなど、結果につなげるための努力も怠らない。

だが、出発点は「好き」という気持ち。これからの時代を担う若者に向け、つんく♂は「音楽や映画、ゲームでも遊びでもなんでもいいので、まず『自分が夢中になれるもの』を見つける。その分野で突き抜けられる才能があるか分からないけど、広く浅くでもいいので、『やめなさい』と言われるまで夢中になれるものを見つけるべきだと思います」と力強いメッセージを送った。


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