宮崎秋人、「漂着者」の台本は連載マンガを追っかけているような気分で楽しみに待っている<インタビュー>

宮崎秋人/撮影=コザイリサ

宮崎秋人、「漂着者」の台本は連載マンガを追っかけているような気分で楽しみに待っている<インタビュー>

8月6日(金) 18:00

斎藤工主演の金曜ナイトドラマ「漂着者」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)。宮崎秋人は、斎藤工が演じるヘミングウェイの事件を調査する木村を演じる。今回はそんな彼にドラマ出演への思い、舞台での活動やプライベートについて聞いた。
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――「漂着者」では公安の木村役を演じられるとのことですが…。

斎藤工さんが演じるヘミングウェイの事件を調べている人物です。ただ、まだ何も分かっていないんですよ。謎が謎を呼ぶ内容なので(笑)。

――出演者も結末を知らない状態なんですね。

衣装合わせのときに監督と話したのですが、全員が分かっていないとおっしゃっていました。いかんせん脚本が最後までできていないので、結末は秋元康さんの頭の中にしかないらしく(笑)。斎藤さんをはじめ、全員がちょっと含みを持たせながら演技しているみたいです。なのでみんなが怪しく映っている気がしますね。それがいい感じで出ればより面白くなると思います。

――結末が分からないで演じることに難しさはありますか?

僕も今後の展開が分からずに走り出すのは初めてのことで…。ヒヤヒヤしながらもこの状況が面白いです。台本をもらうのがすごく楽しみなんですよ。早く続きを読みたいという感じで。もう連載マンガを追っかけているような気分で、早く次の話を!と思いながら過ごしています。

――宮崎さんは舞台にも多く出演されていますが、キャラクターをどのようにして作っているのですか?

舞台だとどんなに小さい役でも1カ月は稽古があるので、監督が何を求めているのかなどメモを取り、自分の役の特徴やバックボーンを整理し、こういう人物じゃないかなと想像して固めますね。役の切り替えが必要なときは、そのノートを読んでみたりして…。気をつけているのは、あまり凝り固まらないようにはしていること。やはり現場で何か言われたときにすぐ対応できるようにしておかないといけないので、複数パターンを用意して、あっちがダメならこっちでここを変えて…など変更できる余白を残しています。今回もいろいろ想像して役を作っている感じです。

――生瀬(勝久)さんとの共演も楽しみですね。

とりあえず、臆せず毅然とした態度で演じていきたいです。もうメンタル勝負ですよね。生瀬さんには負けない!と。ただアツがすごいんですよ(笑)。以前、舞台を拝見させていただき楽屋でご挨拶させていただいたのですが、楽屋なのにすごいパワーを感じて…。あの目力にやられそうになってしまいました(笑)。ただ今回は飲まれないように、全力でがんばっていけたらと思っています。

■映画やドラマを見ていても、細かい部分が気になるようになってきました

――ドラマの仕事をされて、映像と舞台の違いを改めて感じることはありますか?

舞台はこの役を自分ならどう表現したいのかを考えるのですが、映像はどちらかと言えば監督や演出がどう見せたいのかというのが大事だと感じています。舞台はどこか1人で役を見せますが、映像は雰囲気を含めて一緒に作りあげるというか…。なんか難しいですが違うものだと感じますね。あと瞬間瞬間を楽しむのも映像だと思います。舞台のように長い時間をかけて作りあげるものではないので。

――声や仕草などの表現の仕方も全然違いますよね。

舞台はやはり前を向いて届けることが大事ですが、映像は後ろを向いて背中を向けてもいいですからね。肩が震えているとか、相手の表情から見えていない人の感情が伝わったりして…。すごく面白いなと思います。

――改めて芝居の難しさなど感じていますか?

自分がどれくらい口を動かして話をしているのかなど、当たり前にしていたことがすごく気になるようになってしまいました。これまで意識していなかったのに気になりだしたら本当に分からなくて(笑)。あと映画やドラマを見ていても、そういう細かい部分が気になるようになってきました。今までは普通にストーリーを追って楽しめていたのに。今はいろいろ見て吸収したいという気持ちが強くなっていて。これが大きな変化かもしれないです。

――それこそ30歳になり何か変化は出てきましたか?

気持ちがすごくラクになりました。肩肘をはらなくなったというか。ある種、どこか諦めがあるのか、ここから劇的に何か変化することはないので、今の自分を受け入れてそれを大切にしようという思いが強くなってきました。変に周りに迎合しようとも思わなくなったというか…。あとがんばって人に好かれたいという思いもなくなってきました。やはり20代のころは前のめりだったんですよ。もうがむしゃらで。でもそれができたのは20代の特権だったんですよね。今は、そのときにがむしゃらにやった自負があるので、そこで得たものをきちんと発揮していくというか。仕事に関してもプライベートに関しても落ち着いてきたという感じです。ここからどうなっていくのか、今からすごく楽しみですし、自分に期待しています。

――あまり人見知りなどもなくなってきましたか?

そうですね。まぁいまだに女優さんとは何を話したらいいのか困ってしまいますが(笑)。あまりにも話題が見つからなくて、「猫派? 犬派?」みたいなどうでもいいことを話してしまうときはありますけれど(笑)。やはり同性の方が気軽に話せていいですよね。

――共演などがきっかけで仲良くなったりするのですか?

逆に共演以外で仲良くなることはほぼないですね。仲がいいのは、舞台で共演した松田凌や小越勇輝かな。今はちょっと難しいですが、ご飯に行ったり旅行したり…。僕自身、基本2ショットで会うのが好きなので、それぞれと遊ぶことのほうが多いです。4人以上だと、話をしていても2対2で話したりと分断することが多いじゃないですか。僕はそれがイヤで。なので、大人数よりも少人数好き。先輩だと大抵ソロで会っています。京都で撮影をしていた先輩の(木村)了くんから意外と早く終わりそうとの連絡を受けて、ご飯を食べるだけに新幹線に乗って京都に行ったことがあるくらい、仲良くさせてもらっています。了くんを含め、みんなと話をしているといろいろ刺激をもらえて楽しいんですよ。

■海外戯曲は、台本を読み込んでいくとどんどん面白くなっていくことが多い

――最近ハマっていることはありますか?

実家に帰ったときに、父親が30年くらい前から使っていたコーヒーミルを捨てようとしていたのでもらってきて、それで豆を挽いてコーヒーを楽しんでいます。もうモーニングルーティンです。そしてコーヒーを淹れるようになって気づいたのが、意外と東京はコーヒー豆屋さんが多いってこと。最近では色んなところで少しずつ豆を買って、自分のお気に入りを探しています。どこも美味しくてなかなかこれというものは見つけられていませんが、なんか贅沢な気持ちになります。

――10月からは栗山民也さん演出で大竹しのぶさんが主演を務める「ザ・ドクター」、2022年1月からは白井晃さん演出で吉沢亮さんや北村匠海さんが出演する「マーキュリー・ファー」の出演が決まりましたね。

すごくありがたいですね。「マーキュリー・ファー」は僕が舞台って面白いと思ったきっかけの作品で。以前、白井さんの舞台に出演させていただいたときに「再演してください!観に行きたいです!」とお話したのですが、まさか自分が出るとは…。もうすごくうれしいです。そして、「ザ・ドクター」では栗山さんとご一緒できて。ついにここまできたか!という気持ちでいっぱいです。初めての栗山さん演出の作品を思いっきり楽しみたいです。

――どちらも現代の海外戯曲ですね。

海外戯曲は、死生観だったり宗教観だったりといろんな問題を内包していてメッセージ性が強いものが多いんですよ。最初は難しいと感じるときもあるんですが、台本を読み込んでいくとどんどん面白くなっていくことが多いです。最初に触れたのは、「フォトグラフ51」という板谷由夏さんが主演の舞台だったのですが、驚きの連続でしたね。それこそ稽古に普通にスニーカーを履いていったら、稽古でも革靴を履くように言われて。芝居へのアプローチの仕方がこれまでと全然違っていて、すごく新感覚でした。そこから虜になっているところはあるかもしれないです。

――今後も舞台と映像どちらでも活躍されていく予定ですか?

そうできればいいですね。各々で表現方法が違いますが、そこがまた面白いというか。まだまだ成長できる部分があると思うので、ぜひ色んなことを吸収しつつ、楽しみながら演じていきたいです。


取材・文=玉置晴子


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