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自己肯定感を高める「モンテッソーリ教育」に興味があるなら、先ずはその「おざなり褒め」を止めてみませんか?

1月16日(土) 0:00

モンテッソーリ教育で育った人材が世界で活躍しているニュースが頻繁に伝えられるようになり、モンテッソーリ教育法に興味をお持ちのご家庭も多いかと思います。モンテッソーリ教育では、お子さま自身が興味を持ったことを深堀りし、保護者のかたはそのサポートに徹することが大切とされています。実際、どのようにお子さまの興味を拾い上げていけばいいのでしょうか。モンテッソーリ教育を実践する園の教員を勤める堀田はるなさんに伺います。



「敏感期」を知れば、お子さまの興味関心が何にあるか見る目が養われる

お子さまが自ら「コレが好き」「アレをやりたい」と話してくれればよいのですが、中にはどんなことに興味を持っているのかがわからない、という保護者のかたもいらっしゃるかもしれません。
そんなときに役立つのが、モンテッソーリにおける「敏感期」の考え方です。「敏感期」というのは、もともと生物学の用語で、成長の過程で特別な感受性を持つ時期のことをいいますが、この「敏感期」の働きによって本能的にさまざまな刺激に触れて、自らを成長させるようになっています。

・秩序の敏感期 2~3歳ごろ

世の中のいろいろな概念をとらえて、一つずつ整理づけていく時期です。ものをきちんと並べたり、ルーティンワークを乱されたりすると怒るのは、この時期にあたるから。ちょうど「イヤイヤ期」の時期でもあります。

・感覚の敏感期 3~6歳ごろ

視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五感が育つ時期です。いろいろなものを触りたがり、温度や感触を手で確かめることが増えます。

・運動の敏感期 4歳半ごろまで

絶え間なく体を動かして運動の仕方を学ぶ時期です。

・言語の敏感期 6歳ごろまで

教えなくても言葉を覚える時期です。この時期に外国語に触れる生活をしていると、どんどん言葉を吸収していきます。

このように説明すると、子どもが6歳を過ぎてしまってからでは間に合わないのでは?と思われがちですが、そうではなく、基本的な考え方として小学生以降のお子さまでも応用して使えるものです。というのも、上記のように、子どものすべての行動に理由があることを知れば、「こういうことに興味のある時期なのかも」「今はこういう能力を育てている最中なのかも」と、保護者のかた自信の「見る目」も養われていくからです。

子どものアピールには具体的なフィードバックを!

内閣府の調査では、13〜29歳の若者が「自分に満足している」と答えた割合が諸外国より低くなり、若者の自己肯定感の低さが話題となりました。
子どもの自己肯定感を高めるためにお子さまをよく褒めるようにしている、という保護者のかたも多いでしょう。その際、「わーすごいね」などと褒め方がおざなりになってしまったり、何かをやりながらの“ながら褒め”になってしまうこともあるかもしれません。こうした対応に子どもは敏感に察するものなので「どうせ言っても聞いていない」とやる気を失ってしまうことも。
ですから、お子さまのアピールにリアクションをするときは、「どこに一番こだわったの?」「これは何を表現しているの?」など、具体的にフィードバックを伝えられると、自らの興味関心をより追求したくなることでしょう。ぜひ、良い意味でお子さまを“調子に乗せて”あげられるといいですね。

棋士の藤井聡太八段(二冠(王位・棋聖))が、幼少時に受けていたことで注目を集めた、「モンテッソーリ・メソッド」。
本書では、東京・原宿で、約45年続いている伝統ある保育施設「モンテッソーリ原宿子供の家」の教師が、多くの親が知りたい「モンテッソーリ・メソッド」のすべてを、わかりやすく解説いたします。
ベネッセ教育情報サイト

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