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実家の2~3階をリノベして移り住む。家族を近くに感じるLDKに

7月8日(水) 17:50

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夫の実家である鉄骨3階建ての2~3階部分を、家族4人でのびのび暮らせる空間にリノベーション。オーダー家具やキッチンの設計などを生業とする夫が、家具だけでなく階段まで製作を手掛けています。階段のあるLDKや広いテラスなど、戸建てならではのゆとりを感じる住まいになりました。
家族を近くに感じられるLDKに
階段のあるLDKでくつろぐ家族
スケルトンにして断熱材を入れるところからスタートしたS邸のリノベーション。妻は「家族の気配を感じられる住まい」を希望し、以前は廊下にあった階段をLDKの内部に移動。外出や帰宅をした家族の様子を感じられるような間取りにしました。
さらに、リビングダイニングでは中央にキッチンを配置することで、家族がどこにいても様子が分かるように。
リビングの中心に配置したキッチン
Ⅱ型のキッチンはレンジフードを吊り棚に収めてスッキリとした見た目に。アイランドのカウンターと五徳の高さを合わせるなど、妻にとっての使いやすさが追及されています。
オーク無垢材を使ってキャビネットを夫が造作
リビングダイニングの床は、1枚あたりの幅と長さを通常の2倍のサイズで特注したオーク無垢材を張りました。テレビボードや床置きエアコンの目隠しを兼ねるキャビネットも、オーク無垢材を使って夫が造作し、統一感をもたせています。
リゾートホテルのアウトドアリビングのような雰囲気に仕上げたテラス
リビングにある木製の大きな窓を出ると、開放的なテラスに出ます。夫は今回のリノベーションで「広々としたテラスを有効活用すること」を最も重視。デッキを張り直し、特注のオーニングやグリーンを設置して、リゾートホテルのアウトドアリビングのような雰囲気に仕上げました。
親戚を招いてバーベキューをしたり、子ども達がビニールプールで遊んだり、夜には風を感じながらお酒を楽しんだりと、戸建てならではのスペースを楽しんでいます。
【この住まいのデータ】
▼家族構成
夫(38歳)、妻(34歳)、長男(5歳)、次男(2歳)
▼リノベーションをした理由
以前は夫の職場から車で10分ほどの賃貸住宅に暮らしていたが、職場の隣に建つ実家の2~3階が空いていたので、リノベをして移りすむことに。
▼住宅の築年数
築28年(平成2年築)
▼住宅の面積
延床面積/130.71㎡
玄関横には植物いっぱいの書斎を
夫の書斎に面した玄関
玄関正面のガラスの向こうには夫の書斎を設けました。シューズクロゼットにするには狭く、どう使おうか迷ったのだそう。「結果的に趣味の空間にして大正解! 今ではグリーンを育てる場所として活躍しています」と夫。
ガラス窓で仕切った書斎
書斎と玄関の間をあえてガラス窓にすることで、明るく開放的な空間になっています。
家具職人である夫造作の階段
また、玄関からは扉などの仕切りなしでLDKへとつながります。夫の造作した階段は、華奢な2本のポールで踏み板を支え、まるで宙に浮いているかのようなデザイン。
ローラー漆喰の階段横の壁
階段の壁は一面にローラー漆喰を塗り、コテで抑えることで豊かな表情に。「2階から3階にのびるこの壁で、パブリックとプライベート空間を緩やかに分けました」。
空間がたっぷりある戸建てだから、水まわりもゆったり
二種類のタイルを貼ったトイレ
水まわりは1階にまとまっています。トイレは表情の異なる2種類のタイルを壁と床に張りました。上部の鏡の内部は収納になっていて、トイレットペーパーなどがスッキリ片付きます。
洗面脱衣室横の家事コーナー
洗面脱衣室の一角には、妻のための家事コーナーを造作。「ここで洗濯物を畳んだり、お化粧をしたり。水まわりを回遊できる動線と合わせて、家事や暮らしがとてもスムーズになりました」と妻は話します。
ワイドな洗面台
洗面と家事コーナーの位置を逆にするか迷いましたが、夫が実際のサイズをスケールでシュミレーションし、より洗面台が広くなる現在の位置を選びました。
兄弟のための3階も、2階とつながりもたせて
広々としたカウンターデスク
3階に上がると、階段を見下ろせる位置にワイドなカウンターデスクがあります。長男と次男のためのワークスペースで、階段に面した壁をオープンにすることで、上下階でお互いに気配を感じられます。「下階への音の問題を心配しなくていいのも戸建てならではの良さですよね」と妻。
また、デスクの後ろ側には、兄弟それぞれの収納スペースも確保されています。
将来仕切れる子ども室
大きなクロゼットのある子ども室は、将来2つに仕切れるように計画しました。現在は三角屋根をそのまま天井として貸し、開放的な空間に。収納の上もオープンにできるのは鉄骨造ならでは。光と風、声がすっと通り抜けていきます。
子ども用の本棚
窓際には兄弟のための本棚も造作しました。小学校に通うようになったら、教科書やノートがずらりと並ぶ予定です。
大きな木製のはき出し窓
たっぷりと広さのある空間に、家族の居場所や植物が生き生きと育つ場所をつくり、どこにいても光や風を感じられる住まいになったS邸。「テラスのグリーンをきっかけに、観葉植物を育てるのにもハマってしまって。今ではいちばん日当たりのいい書斎が温室状態になっています」と夫は笑います。
間取り(リノベーション前後)
※情報は「リライフプラスvol.33」取材時のものです
設計/安江怜史建築設計事務所
撮影/水谷綾子

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