精巣がん公表のNosuke、1年続いた異変振り返り「僕も誰かを救うきっかけになれればと」

※Nosukeオフィシャルブログより

精巣がん公表のNosuke、1年続いた異変振り返り「僕も誰かを救うきっかけになれればと」

12月24日(月) 18:09

先日「精巣がんによる胚細胞腫瘍」のため闘病中であることを公表した、歌手でタレントのmisonoの夫で、ロックバンド『HighsidE』のドラマー・Nosukeが、23日に更新したアメブロで、「異変」についてつづっている。

この日、コメントで寄せられた「「体調の異変に気付いた」とありますが“異変”とはどの様なものだったのでしょうか?」という質問に答える形で、「異変」について記したNosuke。

Nosukeによれば、もともと腰痛持ちで、4~5年前にギックリ腰にもなったとのこと。その時は1週間ほどで治ったが、今年1月に再び痛み始め、「再発か?」と疑っていたという。というのも、仕事上ドラムの機材などを持って移動することから、腰に負担をかけているという自覚があったためで、どんどんひどくなる痛みを整体師さんに相談したところ、「背筋と腹筋のバランスが悪い」ことと、全体的に筋肉が不足していることを指摘され、腰の周りの筋肉をほぐしてもらっていたが、それでも日に日に痛みも範囲も増えていったため、その後鍼灸治療をメインに行うようになったとのこと。

「体のツボにハリを刺して電流を流す。これがまたよく効く」という実感はあったといい、この時は「筋肉に対して運動量が合っていない。無理な運動をしすぎです。ちゃんと筋肉を付けてからじゃないと壊れちゃいますよ?」と言われていたという。

そのことに対して、「今思えばこの時から“痩せる”と言う症状が出始めてたんですね」と振り返り、「そしてこの頃から“触った感じ胃が硬いかも”と思うようになりまして、一度病院で血液の検査と検尿をしてるんです。ですが結果は「胃が少し荒れている」との事だったので、消化の良いものを食べ、お酒を控えめにしておりました。」「この時にCT撮影までしていれば…。」と血液検査は受けたものの、精巣がんとまでは気が付かなかったという。

その後、治らない痛みにコルセットを購入し、装着する生活になると、これまで「一食で3人前ほど食べていたのに 徐々に徐々にたったの1人前しか食べられなくなってきてしまった」といい、これは「コルセット生活のせいだなと」と、当時の考えを明かした。Nosukeは、「今思えばこの時に胃ではなく腫瘍ができて大きくなり始め、胃をはじめとする内臓を少しずつ圧迫していってたんですね。物理的に食が細くなる。それでもまさか杯細胞腫瘍とは気付かず。と言うかそんな名前の腫瘍は知らない。」とつづった。

続けて更新したブログ記事では、「仰向け、もしくはうつ伏せで30分以上寝られなくなってきました」と睡眠にも障害が出てきたといい、鎮痛薬の入った湿布を腰に貼り、痛みを和らげながら睡眠をとっていたが、「それでもまさか腫瘍の圧迫によって腰の神経を刺激していたという事に気付かず。」とここでも気が付かなかったとコメント。

最終的には痛すぎて眠くならず、3日間眠れないこともあったという。さらに「アドレナリンが出ていない時以外は痛い」状態になり、演奏する事をやめると痛み始め、打ち上げでろくにお酒も進まず、打ち上げにも参加せず、「地方の場合は仕事が終わり次第ロキソニン(鎮痛剤)を飲んでホテルで寝る。遂には夜中熱が出て大量発汗」という日が続くNosukeの姿を見かねた先輩から、病院に行くようにつよく言われたことを告白。

「「北海道にいるうちに病院予約しないとあらゆるチームから外します」的な事を言われたので渋々予約を取り病院へ。と言う流れで精巣がんを発見できたのですが。もう少し発見が遅れれば助からなかったと言われましたし、なんといっても、トータルで「ぜんぶ腰のせいだ。」と思っていた訳ですから。」と、異変を感じ始めてから病院に行くまで約1年かかったといい、「この話を読んで少しでも思い当たる節があれば検診に行く事をお勧めします。症状は人それぞれかと思いますが、それにしてもやはりこれ程放置するものではなかったと後悔しているのです。」とコメント。

そして、「あの時僕を救ってくれた先輩の様に、僕も誰かを救うきっかけになれればと心から思っています。」とつづり、ブログを締めくくった。

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