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三田寛子「未来の人間国宝」の嫁は80年代最大の勝ち組!?

12月16日(日) 17:00

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80年代アイドル美女黄金白書

第7回・三田寛子

 古くは扇千景(85)、藤純子(現・富司純子=73)から、前田愛(35)、藤原紀香(47)、亡くなった小林麻央など、歌舞伎俳優と結婚する女性タレントは珍しくない。だが一方で、浜木綿子(83)、近藤サト(50)、竹内結子(38)らが離婚に至った例もあるように、いわゆる“梨園の妻”というのは想像を絶する重圧があるようだ。

 80年代アイドルの中で、ただ一人その道を選んだのが、八代目中村芝翫中村芝翫(当時・三代目中村橋之助=53)と結婚した三田寛子(52)だ。

 京都生まれの彼女の本格デビュー作は、81年に放送された『2年B組仙八先生』(TBS系)という学園ドラマ。薬丸裕英(52)、本木雅弘(52)、布川敏和(53)──シブがき隊のメンバーもレギュラー出演していたこの作品で、京都出身でおっとりした性格の生徒を演じた。地のまんまの設定だった。

 このドラマは1年間放送されたが、2年B組の女子生徒の中では彼女に人気が集中。アイドルとしての歌手デビューは自然な流れといえた。

 そのデビュー曲は、小泉今日子(52)や堀ちえみ(51)と同じ82年3月21日にリリースされている。その曲名が実にセンセーショナルだった。

『駈けてきた処女』。

 “処女”と書いて“おとめ”と読ませた。

「少年たちに幻想を抱かせ、オヤジ層にも刺さる魔法のキーワードです。それにジャケットは清潔感あふれる白いセーラー服。山口百恵を手掛けたことで知られるソニーの酒井政利プロデューサーによる仕掛けは完璧だったと思います」(音楽関係者)

 このデビュー曲は、新人として上出来の売上を記録した。オリコンでの最高順位21位は、小泉今日子のデビュー曲『私の16歳』よりも上。三田寛子は当初、82年組の第一走者だったのだ。

 ところが、その後は歌手として人気爆発とはならず。5曲目の『初恋』はヒットするが、これは曲の人気によるところが大きく、それをきっかけに次のシングルもチャートのベスト10入りといったことはなかった。

 これは、当時は所属事務所(現在は大手に成長)の力がまだ弱かったこと、レコード会社が同期のシブがき隊に注力したことなど、政治的な理由も考えられる。だが、実はもうひとつアイドルとしての彼女の足を引っ張った要素があるのだ。

 直接的なきっかけはないが、世間はなぜか“三田寛子=根暗”のレッテルを張るようになるのだ。「根暗」とは、当時の流行語。「根が暗い」という意味である。

「欅坂46の平手友梨奈のようにあえて暗いイメージで売っていた訳ではなく、今思えばそれほどダークな雰囲気でもなかった。ただ、ハキハキと喋るキャラではなかったからか、初期のシングルが明るくはじけるような曲調ではなかったからか、なぜか三田寛子といえば根暗というのがパブリックイメージになってしまったのです」(アイドルライター)

 根暗イメージはメディアでもネタにされ、歌番組出演時に本人が「暗くないんですよ」と自虐的にアピールするなどもしていた。

 転機となったのは、84年の『笑っていいとも』(フジテレビ系)のレギュラー入りだ。その後、同番組にアイドルが出演するのは珍しくなくなるが、その先駆けは三田寛子だった。

 おっとりした性格が、“天然ボケキャラ”として開花。根暗イメージを払拭し、タレントして格上げに成功するのだ。

 女優業も好調で、NHKの連続テレビ小説『いちばん太鼓』(85年)、フジテレビの月曜ドラマランドはいからさんが通る』(85年)、映画『Let's豪徳寺!』(87年)などに主役、ヒロインとして出演。映画『男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日』(88年)には、準マドンナ格で顔を出している。

 その後の彼女は、91年に成駒屋のホープ・同学年の中村芝翫と結ばれ、芸能活動をセーブすることになる。

「芝翫の父・七代目中村芝翫はのちの人間国宝。そんな家に入るというのは、相当なプレッシャーだったはずです」(スポーツ紙記者)

 アイドルに梨園の名家の嫁が務まるのか? 当初は不安視されていたが、彼女は見事にその重責を果たしていく。

 特に、世襲が幅を利かす歌舞伎界において、ひときわ大きな功績といえるのが、芝翫との間に、3人の男児をもうけたことだ。息子の四代目中村橋之助、三代目中村福之助、四代目中村歌之助の3兄弟は、すでに歌舞伎役者の道を歩み出している。

「芝翫は歌舞伎界では今後の地位を約束されている存在。一度、不倫騒動もありましたが、その際の三田の完璧なマスコミ対応が絶賛されたこともあり、むしろ、芝翫にとってますます彼女は不可欠な存在になっています。離婚は考えにくい」(芸能誌記者)

 子育てが落ち着いたからか、近年の彼女は、“元アイドルで歌舞伎界を知る主婦タレント”というレアな存在として、再びテレビで見かけることが多くなった。そこには、お金では買えない余裕のようなものが感じられる。

 歌手としてはイマイチ不発だったが元“根暗アイドル”も、私生活では、同期のライバルの誰にも負けない大きな成功を掴んだのかもしれない。


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