神田沙也加、菊田一夫演劇賞受賞を報告「長年憧れ続けた、ひとつの目標」

※神田沙也加オフィシャルブログより

神田沙也加、菊田一夫演劇賞受賞を報告「長年憧れ続けた、ひとつの目標」

4月26日(木) 17:48

女優の神田沙也加が26日に更新したアメブロで、「第43回 菊田一夫演劇賞」を受賞したことを報告した。

菊田一夫演劇賞は、1975年に創設。演劇界に偉大な足跡を残した菊田一夫氏の業績を永く伝えるとともに、氏の念願であった演劇の発展のための一助として、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家を表彰している。

神田は昨年3月~4月に上演されたミュージカル『キューティ・ブロンド』の日本初演で主演を務めたエル・ウッズ役が評価され、今回受賞。ブログでは「素晴らしい賞を本当にありがとうございます。」と感謝の言葉とともに、「いまの気持ち」を記した。

演劇を志して10年経ったという神田。「尊敬する先輩がたから見れば本当に未熟者ですが、10年前は、文字通り右も左も分からず、更に未熟者でした。」「そんなわたしを、親身になって指導してくださる演出家の先生や、声楽の先生がたの仰ることに必死に食らいつき続けていたら、いつの間にか10年経っていました。なんとか根を張らなくてはと、いつも藁をも掴む想いでした。」「その間、この菊田一夫演劇賞を受賞する同年代を見ては、本当に本当に羨ましく、眩しく思ってきました。」と振り返る。

菊田一夫演劇賞は「わたしにとって長年憧れ続けた、ひとつの目標」だといい、今回の受賞にあたって、「やっと、誰から決められたわけでもない、自分で選んだ道をひとつ、少し誇ることが出来ます。」とコメント。続けて、「それは私には、自力では永遠に出来ない事でした。」「演劇をやると決めてから、ゼロから一緒に学び支えてくれた、事務所の皆に受賞を見せられたのも嬉しいです。そして劇場に足を運んでくださったお客様、審査員の皆様に心から感謝を申し上げます。」と感謝をつづった。

そして、受賞するきっかけとなった作品にも言及。「日本初演であった「キューティ・ブロンド」に惜しみない愛情と才能を注いでくださったキャスト・スタッフの皆さん、「エル・ウッズ役を神田沙也加に任せてみよう」と、きっと勇気のいる決断をしてくださった東宝さま。最初に座長と呼んでくださったプロデューサー。神田沙也加の代表作にしましょう、と言ってくださった演出家の上田一豪さん。」「そして、キューティからは外れてしまいますが、わたしに演劇の喜びを最初に観せてくれた大地真央さん。他にも、この10年導いてくださった方々のおかげで今があり、その感謝は言葉では到底表しきれません。これから携わらせていただく演劇作品に、より誠心誠意向き合っていくことで恩返しをしたいと思っています。」と感謝をつづった。

最後に、「そうして、また10年経ちました、と話せるよう、長く役者でいられたらと願わずにはいられません。あらためて、これからも精進してまいります。本当に本当にどうもありがとうございました。」として、「キューティ・ブロンド」のキャストたちとの集合写真を公開。「皆とここに立てた事が、いちばん幸せです!」と喜びを爆発させた。

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