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1日1杯の温かいお茶で緑内障リスクが低下 米研究者ら、小規模な研究から可能性を示唆

2月17日(土) 10:00

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1日1杯の温かい紅茶や緑茶を飲んでいる人は、コーヒーやアイスティーなどを飲んでいる人に比べ緑内障の発症リスクが有意に低下している――。そんな研究結果が、米ブラウン大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究者らによって発表された。

緑内障は目から脳への視覚信号を伝達する視神経が損傷していく眼疾患。進行することで神経組織を失い、視力喪失の原因となる。米疾病管理予防センター(CDC)によると世界の失明原因第2位となっており、60歳以上、40歳以上のアフリカ系アメリカ人、糖尿病患者および家族に緑内障患者がいることなどが高リスク要因とされている。

研究者らは、緑茶や黒茶、紅茶に含まれるポリフェノールの一種「フラボノイド」とアミノ酸「L-テアニン」に血圧安定化や抗炎症・抗酸化作用があることに注目し、神経保護効果があるのではないかと推測。

米国で実施されている、成人の健康と栄養状態に関する大規模な追跡調査「国民健康栄養調査(NHANES)」から、飲料の消費頻度が明確になっている1678人を対象とし、コーヒー、お茶、ソフトドリンクの摂取量と緑内障の関係を分析した。

分析にあたり、緑内障発症に影響を与える年齢、BMI、性別、人種、喫煙状態、糖尿病既往歴などの条件は調整している。

その結果、コーヒー(デカフェを含む)、アイスティー、その他のソフトドリンクの摂取量と緑内障には何の関連性も見いだされなかった。

しかし、毎日少なくとも1杯の温かいお茶を飲んでいる人は、ほとんど飲んでいない人に比べ緑内障発症率が74%低下していることが確認されたという。

研究者らは被験者数が小規模でいくつかの制限もあり、「お茶と緑内障の因果関係を示したわけではなく、お茶を飲めば緑内障治療をしなくてもよいというわけではない」としつつ、「お茶を飲むという単純な行動で緑内障リスクを抑制できるのであれば、1日1杯の摂取を進めることが有効な健康勧告になる可能性は十分にある」とコメントしている。

論文は2017年12月14日、英国眼科学会誌「British Journal of Ophthalmology」オンライン版に掲載された。



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