お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が15日に自身のアメブロを更新。2017年10月4日に出版した著書『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』が、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2018」の総合第1位に選ばれた喜びをつづった。
25歳の頃、絵本を描き始めるなど「裸一貫でテレビの外に飛び出してみた」という西野。世間からはやることなすこと叩かれたが、それでも構わず前に進んでいたら、ある時「僕と同じように声をあげ、僕と同じように村八分に遭っている人」から「ありがとう」という言葉をもらったという。西野はその頃から「挑戦する人」を肯定して、応援するようになったといい、「僕が書く本は「挑戦する人」への手紙で、毎度毎度、「頑張れ」「強くなれ」と言っている」と本に込める想いをつづった。
西野はこの本を執筆するにあたり、スタッフから「広告戦略の本なんて、読んでもらえますかね?」と心配されたという。西野は「スタッフが言っていることは、よく分かる」としたうえで、「ただ、僕がエールを送るのは、「お金」と「広告」のことを把握しておかないと死んでしまう「挑戦する人」達だ。僕と彼らの活動を具体的に止めてしまうのは、批判の声などではなく、「お金(活動費・生活費)」の問題と「広告(告知・集客)」の問題だ」「僕がエールを贈る相手はその人達で、僕を支えてくれているのもその人達なので、その人達に向けて、書いた。「フリーランスの戦場に向かうのなら、この武器と、この情報だけは持っていけ」と経験談を書いた」と振り返った。
今回の受賞について、「まるで隣に座っている友人に話しかけるように書いた一冊が、まさか、こんな大きな賞をいただけるなんて思っていなかった」と正直な感想をつづり、「『革命のファンファーレ』を手にとってくださった皆様、そして今回、「投票」という形で意思を表明してくださった皆様に心から感謝します」と謝辞を述べた。
ブログの最後で西野は「今回、あらためて学んだのは、「自分が誰を肯定する人間なのかを明確にすること」の重要性だ」「自分が誰を肯定して、自分の活動が誰の精神的支えになるのかを明らかにすると、迷いが減るし、なにより頑張れる」とつづり「引き続き「挑戦する人」を応援していきたいと思います。お互い頑張りましょう」とエールを送った。
この投稿に「おめでとうございます」「時代がやっと追いついて来たネ」「素晴らしいです!西野さん」「カッコイイです。革命児だと思っています。」などの祝福コメントが寄せられている。
「読者が選ぶビジネス書グランプリ」は、ビジネスパーソンがその年に発売された本のなかから、一番有意義と感じたビジネス書を部門ごとに選定し発表するもの。2016年に第1回が実施され、今回で3回目となる。
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