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【ムー実話怪談】森の中で聞いた叫び声…無視していたら、知らないうちに「囲まれていた」

8/13(日) 11:00

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< カナダ・ノバスコシア州 > ブライアンさん(仮名)・カナダ人男性20代

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今回は夏の旅行でも人気のカナダでの不思議なお話。カナダの南東部に「ノバスコシア州」という地域がある。日本人にはまだあまり馴染みのない州だが、昔ながらのシャレた町並みが残る隠れた癒やしの観光地である。アメリカとカナダの境界線を地図上で右に辿っていき、ちょうど突き当りがこの地域に相当する。

 

幼少のころからこの町に住むブライアン(仮名)という男性が興味深い体験を語ってくれた。

 

「僕がまだ10代だったころの話でね、学校が終わってから男友達数人と近くの森の中に遊びに行ったんだよ」

 

ノバスコシア州の田舎町に住んでいる彼は、学校が終わると男友達とよく森の中で遊んでいた。特に何をするというわけでもないが、美しい自然の中をぶらついているだけで気持ちがいいのだ。いつもの顔ぶれとの会話はやはり弾み、時間はあっという間に過ぎていった。

 

森の日暮れを知らせる鳥のさえずりが響く。いつの間にか辺りは薄暗くなっていた。木々が夕日をさえぎり森の奥にはすでに闇が訪れている。ふとその時、ブライアンはやや遠間で声を聞いた。

 

「‥‥今の聞いたか?」

 

友人達に確認する。

 

「ハッハッハ! ああ、何か聞こえた。しらないよ、きっと何でもないだろ。どうしたよ!」

 

ちょっとばかり何か声っぽいものが聞こえたからそれがナンだというのだ。そんなノリの少年数人が集まっていた。談笑は薄暗くなっても続いたのである。

 

しかしこのときすでに、少年ら全員が周囲を警戒していたようである。さっき聞こえたのは声かも? という程度のものじゃなかったということをそれぞれが薄々感じていたらしい。

 

あれは確かに”叫び声”だった。

 

そのうち薄暗さもいよいよ深みを増してきた。さっきの叫び声はあれから聞こえていない。それほど警戒するほどのこともなかったのかもしれない? ブライアン達は暗くなってもまだ話に夢中になっていた。そして警戒心が薄らいだ‥その時である。

 

「僕達のすぐそばでさっきの叫び声が上がったんだよ! しかも今度はひとりじゃない、そこらじゅうにいたんだ」

 

(原文:All of the sudden there was yelling that sounded like it was coming from all around us.)

 

ブライアンたちのだれかが叫んだ。

 

「ラン(走れ)!」

 

皆いっせいに走る。最初の叫び声の後、少しの静寂の隙にブライアン達は囲まれていたのである。

 

森を駆け抜けた後、ブライアンは頭の中を整理した。自分はいったい何を聞いたのか?

 

ブライアンいわく、「あのゴーストはネイティブ・アメリカンのもののようだった。だってあの叫び声は彼らの聖歌だったんだよ」

 

文=MASK校長

 

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