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寝苦しい夜に…!名作ホラーアニメを彩ったアニソンの名曲5選

8/13(日) 17:00

寝苦しい夜に…!名作ホラーアニメを彩ったアニソンの名曲5選
記録的な猛暑が続く今日このごろ。夏といえば、海に山に花火大会や夏祭りとイベント盛り沢山なわけですが、こう暑くてはどこかに出掛ける気力も沸かず、休日はひたすら家に籠もる……なんて日々を過ごしている方も多いことかと思います。

「夏アニソン」名曲ベスト10!アニソン大好きライター厳選レビュー

そこで、今回のアニソンコラムは納涼という意味を込めて、ホラーアニメの名曲を厳選して5曲、紹介をさせていただきます。各アニメの思わず暑さも吹き飛ぶようなホラーなストーリーと併せて、その主題歌で涼んでください!

ALI PROJECT『凶夢伝染』(『Another』OP)

アニメ界のヒットメーカーである水島努さんを監督に迎え、綾辻行人氏の同名小説をアニメ化した『Another』。2012年に放映され、現在も根強い人気を持つ作品です。

ある中学校に伝わる「呪い」にまつわる恐怖を、登場人物たちの凄惨な死と共に綴る作品で、ホラーとミステリーの要素が複雑にブレンドされた特徴的なシナリオと演出が多くの支持者を生みました。

オープニング主題歌は、原作者である綾辻氏がファンだという「ALI PROJECT」が担当。今作に提供された『凶夢伝染』では、アリプロらしい重厚なゴシック・ロックを聴かせてくれます。

メリハリの効いた耽美的なサウンドと宝野アリカさんによる音域の広いヴォーカルが生み出す禍々しくも美しい音世界は、アリプロの音楽的魅力と旨味がタップリと含まれており聴き応え十分。

加えて、ミュージックビデオでは、ゾンビに扮した宝野さんの強烈なビジュアルを筆頭に、奇虫や爬虫類など多くの人にとって生理的不快感を伴う生物やトッド・ブラウニングのカルト映画『フリークス』のサンプリング映像が画面に登場するなど、映像面でもかなり思い切ったアプローチが取られています。

そのホラーでカルトな作風は、蒸し暑い夜にピッタリ! 音と併せて、映像でも存分に魅せてくれる一曲です。

FEEL SO BAD『バリバリ最強No.1』(『地獄先生ぬ~べ~』OP)

『週刊少年ジャンプ』に連載されていた少年漫画をアニメ化した『地獄先生ぬ~べ~』は、1996年から97年に渡ってテレビ放映されたアニメ作品。

霊体や妖怪を滅する「鬼の手」を持つ教師、"ぬ~べ~"こと鵺野鳴介が自身が受け持つ生徒たちを守るために怪異の数々と対峙する姿を描くアクション作品です。

エロとコメディがふんだんに盛り込まれた作風で、劇中の過激なお色気描写が今も語り継がれる『地獄先生ぬ~べ~』ですが、その怪奇描写やホラーシーンは本格派も本格派。

日本の伝統的な妖怪に加えて、学校の怪談や都市伝説も劇中には度々登場し、怪奇漫画としては非常にモダンな作風になっていた点も本作の個性に繋がっていました。

リアルタイムで原作漫画やアニメ版を見ていたアラフォー世代の読者の中には、「はたもんば」や「赤いチャンチャンコ」「ブキミちゃん」といった個性豊かな"怪異"の数々にトラウマレベルの恐怖を植え付けられた方も多いことかと思います。

アニメ版の主題歌に起用された「FEEL SO BAD」の『バリバリ最強No.1』は、とてもテンションの高いヘヴィメタルサウンドが特徴の楽曲。重さとラウドさはシッカリと残しつつも、ポップな歌モノとしてバランスの取れた編曲が今聴いてみても素晴らしく、明るく、尚且つハードな楽曲は、『地獄先生ぬ~べ~』の作品世界にも不思議な程マッチしていました。

大手レコード会社の「ビーイング」によるアニメ作品へのタイアップが活発に行われていた90年代において、その音楽性と作品性が奇跡の邂逅を果たした名アニソンといえるでしょう。

島みやえい子『ひぐらしのなく頃に』(『ひぐらしのなく頃に』OP)

竜騎士07さん製作の同人ノベルゲームを端を発し、様々なメディアでシリーズが展開された『ひぐらしのなく頃に』は、2000年代を代表するホラー、ミステリー作品のひとつ。

架空の村落「雛見沢村」を舞台に怪奇的、猟奇的な物語が繰り広げられる本作において、決して欠かすことができない歌姫が、島みやえい子さんです。

島みやさんは、同シリーズのミディアミックスとして展開されたアニメや実写映画において、多くの作品でその主題歌を担当。その歌声で、『ひぐらしのなく頃に』という作品に独自の彩りを加えました。

アニメ版の第2作で使用された『奈落の花』も捨てがたいのですが、今回は、初代の無印『ひぐらしのなく頃に』から、作品名そのものを曲名に引用した本曲をピックアップします。

グネグネウネウネしたアシッドな電子音と、流麗でありながら、一方でどこか神経症的なヒリヒリしたニュアンスを宿す鍵盤のサウンドが曲の全編に不穏な空気を醸し出すこの曲は、劇中のホラーでサスペンスフルな惨劇のイメージにもピッタリで視聴者に決して忘れられないインパクトを与えました。

この曲がメジャーデビュー曲となる島みやさんの歌声も雰囲気タップリで、KOTOKOさんや川田まみさんといった他の「I've」発の女性シンガーとはまた異なる独自のアーティスト性をリスナーに印象付けたナンバーです。

また、トラックと歌声が素晴らしいのは勿論のこと、恐怖譚としての日本情緒に溢れた剣呑な言葉がズラリと並ぶ歌詞も秀逸で、特異な存在感をアニソンのヒストリーに残した本曲。まさに、2000年代を代表する傑作"ホラーアニソン"です。

WAGDUG FUTURISTIC UNITY『SYSTEMATIC PEOPLE featuringマキシマムザ亮君』(『黒塚 KUROZUKA』OP)

夢枕獏氏による伝奇SF小説を原作としたアニメーション作品。『DEATH NOTE』や『進撃の巨人』『鋼鉄城のカバネリ』といった話題作を世に送り出している荒木哲郎さんによる監督作です。

源義経と不老不死の力を持つ妖艶な吸血鬼、黒蜜のふたりを主役にした作品で、鎌倉時代から近未来まで、時間軸をダイナミックに移しながらの愛と血の物語が紡ぐれます。

劇中での時間が複雑に移り変わる為、ストーリーにおいてやや難解な面はあるものの、時に陰惨なバイオレンスやグロテスクな描写も厭わない硬質な作劇や、良い意味でアクの強いキャラクターの描写、そして美しいアニメーションは、物語の複雑さを補って余りある強い引力を携えています。

オープニング曲は、「THE MAD CAPSULE MARKETS」のメンバーであるKYONO氏によるプロジェクト「WAGDUG FUTURISTIC UNITY」が楽曲を提供。

この曲のインダストリアルかつハードコアパンクなサウンドとハードなアクションシーンがハイブリッドしたオープニングアニメーションには、シンプルに「最高!」と言いたくなる程のカッコ良さがありました。

テレビアニメの主題歌としては、かなりハードなナンバーですが、この頃のMAD HOUSEによる深夜アニメは、その主題歌にパンクやラウドロック、オルタナティヴ・ロックやV系といったロックスピリッツに溢れたバンドサウンドが使用されており、『黒塚 KUROZUKA』でのWAGDUG FUTURISTIC UNITYの起用も、そうしたアニメとロックのクロスオーヴァーのひとつでした。

夏フェスシーズン真っ盛りな今の時期にオススメなロックでパンクな1曲です。

能登麻美子『かりぬい』(『地獄少女』ED)

午前零時にだけWEB上に現れる不思議なサイト「地獄通信」。そこに怨みを持つ相手の名前を書き込むと、その相手を地獄に落としてくれる少女、閻魔あいに会うことができる。しかし、もしも、相手を地獄に落とすと、依頼者自身も死後に地獄行きとなり永遠の責め苦を味わうことになる……。

人間の因縁にまつわる物語が展開される『地獄少女』は、2005年から2006年に掛けて放映された第1作を皮切りに、現在までに全4作が制作されている人気シリーズ。

怨みや妬みなど、人間が抱くマイナスな感情を起点としたオムニバス形式で物語は進行。その"因果応報"なストーリーも含め、実に日本的な怪奇物語ではありますが、短編形式故のバラエティに富んだエピソードの展開や、独特の色彩感覚による演出術など、"エンターテインメント"としての見どころも多く、シンプルなオカルト・ホラーでは終わらない深みを持った作品です。

また、アニメ声優ではない役者やタレントを起用したナレーションも独自性があり、本作のおどろおどろしい世界観の盛り上げに一役買っていました。

主題歌のオススメ曲は、第1期のエンディング曲として使用された『かりぬい』です。劇中で閻魔あいを演じる能登麻美子さんによるこの曲は、三重野瞳さんのペンによるどこか物悲しく、空虚なニュアンスが感じられる歌詞が印象的な楽曲です。

能登さんの声を全面に押し出す為か、アレンジもギターのアルペジオを中心としたシンプルなアコースティックサウンドとなっており、雰囲気もタップリ。

シングルのリリースは行われず、サウンドトラックアルバムにしか収録されていない曲なのですが、高梨康治さんや水谷広実による劇伴も良曲揃いですので、アルバムを購入の上、フルサイズで楽しんでいただければと思います。


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