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メントール入り煙草を吸うとEDになる??真偽のほどを専門家に聞いてみた

6月30日(金) 8:00

男性の愛煙家が一度は耳にしたことがある都市伝説の一つに「メントール入りの煙草を吸っているとED(勃起不全)になる」というものがある。気になる人は多いらしく、「教えて!goo」にもたくさんの質問が寄せられている。アロマセラピーの専門家に真偽のほどを確かめてみた。

■煙草そのものに血管収縮作用

まずはメントールの香りを嗅いでみよう。爽やかな清涼感があり、EDの物悲しいイメージとは全く結びつかない。果たして噂は本当なのだろうか?

「メントールには冷感作用だけでなく、血管拡張作用があるとされています。EDにつながるという俗説がある血管収縮作用とは反対の作用ですし、メントールがEDにつながるという確かな証拠もありません」

答えてくれたのはT-LAB.(横浜市、統合医療研究所)主任研究員、國永麻衣子さんだ。T-LAB.代表の鳥居伸一郎医師は先日、日本アロマセラピー学会の理事長に就任。國永さんは鳥居医師の著書「脳に効く香り」の執筆にも協力している。

噂はやっぱり都市伝説だった、という結論が早くも出てしまったが、煙草そのものについては血管収縮作用があることが知られている。ED予防に気を遣っている愛煙家は煙草自体の吸い過ぎに注意すべきであることはお忘れなく。

■睡眠効果で性行為が減少⁈

結論は出てしまったが、せっかくの機会なのでEDにつながるようなアロマオイルが存在するのかを尋ねてみた。

國永さんは少し考えた後、「マンダリンなどの睡眠をもたらす精油(アロマオイル)が間接的に性行為の機会を損なうことはあるかもしれません……」。

一理あるかもしれないが、結論としては「医学的には勃起するための機能そのものに影響を与えるとは考えにくいです」(國永さん)とのこと。香りとEDの関係性については神経質にならずともよさそうだ。

■心因性EDならアロマで回復も?

では、逆に男性機能が回復するようなアロマオイルは存在するのだろうか。國永さんは、EDには器質性EDと心因性EDがあることを説明する。

前者は、脳からの命令が伝わりにくくなったり、局所血流量の減少などから発症。それに対して後者は、ストレスや鬱などの精神的原因から勃起するための神経刺激を生み出しにくくなるそうだ。

「つまり、EDは下半身の局所的な症状ではなく、精神的な部分も含むいわば全身症状といえます」と國永さん。「アロマは主として心因性EDに働きかけることが期待できます」と述べる。

そして、期待されるアロマオイルとして「真正ラベンダー」と「ネロリ」を挙げた。前者はストレスの緩和に、後者は不安感を抑えるといわれている。まずはリラックスしなければ始まらないということだろう。

さらに「科学的な根拠は乏しい」と断った上で「サンダルウッドが男性には催淫作用をもたらすことが経験的に知られています」(國永さん)と付け加える。この辺りになると、効果を期待するよりもアロマを楽しむ一環として、軽い気持ちで試すぐらいならアリか。

■研究の進展に期待

國永さんによると、男性機能の低下はメタボリックシンドロームや鬱、男性更年期(LOH症候群)、脳血管疾患とも関連しているという研究結果があるという。このうち、LOH症候群におけるホルモンバランスの変化はアロマで対応可能かもしれないそうだ。

T-LAB.では「マジョラムやイランイランの精油がLOH症候群に対して有効である」(國永さん)との症例を日本アロマセラピー学会に報告しているそうだ。研究の進展が待たれるところだ。

●専門家プロフィール:國永麻衣子
T-LAB.(統合医療研究所)主任研究員。看護師、保健師、JAAアロマコーディネーター、NARD協会認定アロマアドバイザー、NARD協会認定アロマインストラクター、HPS認定プロアロマセラピスト。都内大学病院で血液腫瘍内科、救命救急センター等で看護師として勤務の傍ら上記資格取得。2017年から現職。

(武藤章宏)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

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