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【どこから違法?】ママ会や行事での写真撮影・SNS投稿で気をつけるべきポイント

5月4日(木) 22:30

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出典:https://www.shutterstock.com
ママ友と遊んだ際や、入学式、運動会などの学校行事の際などには、ママ友たちと一緒に写真を撮ることが多いと思います。
けれども、一緒に撮った写真が自分の知らない間に別のママ友に送られていたり、SNSで公開されていたりした場合には不快感を覚える人も多いでしょう。
今回は「写真を撮ること自体は了承したけれど、その写真をSNSで無断で公開するのはアリなの!?」という疑問にお答えしたいと思います。



肖像権侵害、プライバシー侵害になるケースとならないケースの違い
以下で詳しく述べていきますが、たとえ肖像権侵害にはならなくとも、無断撮影や無断公表はトラブルの元です。基本的に撮影や公表は同意を得てから行いましょう。
「肖像権」というとオーバーな感じがするので「有名人でなければ肖像権侵害には当たらないのでは!?」と思う方もいるかもしれません。ですが裁判例では、勝手に自分の顔や全身などを撮影されたり公表されたりしないことを求める権利(肖像権)が一般人にもあることが認められています
ただし、無断撮影や無断公表がすべて肖像権侵害に当たるわけではなく、裁判例においては、写真が個人を特定できるものか否か、撮影された人の地位、撮影場所、撮影目的、撮影方法、撮影の必要性の程度などの要素を考慮して、社会生活上我慢すべき限度を超えて違法と評価できる場合に肖像権侵害となるとされています。
したがって、撮影や公表について同意があれば肖像権侵害にはなりませんし、観客席から撮った運動会の写真など顔が小さくて本人以外には誰であるかが特定できない場合、あるいはメンバー以外に閲覧できない非公開SNSなどに投稿した場合なども肖像権侵害には当たらないといえます。
一方、顔と全身がはっきり写っていて個人が特定できるうえ、知らない人が見ると恥ずかしいといえるデザインの服を着ていた一般人の無断撮影及び無断公表をしたケースでは、35万円の損害賠償が認められたこともあります。
なお、写真の無断公表についてはプライバシー侵害にも当たるのではないかと思う方もいるのではないでしょうか。
簡単にいうと、プライバシーのほうが一般的には広い概念で肖像権はその一部となりますが、顔がはっきり写っていなくて肖像権侵害ではないけれどもプライバシー侵害に当たる場合や、同意なく顔を撮影された場合など「プライバシー侵害ではないけれども肖像権侵害に当たる」というように、肖像権とプライバシーの保護範囲が異なることがあります
無断撮影と無断公表はママ友トラブルに止まらないことも


出典:https://www.shutterstock.com
ママ友に限らず、基本的に撮影や公表は同意を得てから行うべきですが、なかには写真の取り扱いに無神経なママ友もいるかと思います。
危なそうだと感じた場合は、撮影時にはっきりと「公開はしないでね」と伝え、それでもわからない人に対しては撮影を断ることがベストです。
ネットリテラシーについて解説している本やウェブサイトにあるように、写真は個人を特定できるだけでなく、背景などの映り込んだ情報から住所、学校、行動範囲、家族構成などが判明し、誘拐や泥棒に遭うリスクも高まります。
このように、写真の無断撮影や無断公表は特定個人の権利侵害に留まらないこともありますから、記事を読んでいるママたちには、権利侵害やネットリテラシー違反をしないように気をつけていただきたいと思います。

【画像】
※ Jack Frog , file404 / Shutterstock

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