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【楽しいペット防災のススメ】その1 まずは迷子対策

4月13日(木) 13:10

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 面倒くさい、堅苦しい、そして、考えたくない。防災について、そんな本心の方も少なくないのでは? また、ペットフードの備蓄もバッチリだし我が家は完璧!という方、本当にそれで大丈夫……? 真剣に考えるべき深刻な問題だからこそ、「楽しく」備えるペット防災のヒントをお伝えします。第1回は、迷子対策についてです。

 会社にいるときに大型地震発生!うちのコどうしてる!? ペットといっしょにいる時に地震が来るとは限りません。飼い主は外出、ペットは家、ということも。その際一番心配なのは、家具や家の倒壊、そして脱走です。家屋の被害が大きい場合は、ペットが自分で脱走しなくても、誰かが保護して別の場所に連れて行ってくれるケースもあるでしょう。 そこで大切なのは、迷子対策。災害時だけではなく、日常でも脱走のリスクはいつもあります。「うちのコは絶対大丈夫!」というあなた、絶対なんてありませんよ~。 ペットの迷子対策を考えるなら、三種の神器はズバリ、迷子札、マイクロチップ、(犬の場合は)鑑札。せめてどれか1つだけでもつけておきましょう。

 そして飼い主のほうの必需品は、ペットの写真です。できれば、迷子ポスターにしたものを。用意していない人、多いのでは?

 東日本大震災のときは、保護された被災ペットの飼い主がわからず、保護主も飼い主も探しているのに、なかなか巡り会えないケースがたくさんありました。今もまだ会えていない飼い主もいます。せっかく保護してもらえて命が助かったのに、飼い主のあなたとずっと会えないなんて、悲しいですよね。なので、迷子対策は超重要!

迷子札

 迷子札(IDタグ)はいろいろなものが市販されています。機能的ですてきなデザインのものも多いですよ。ネットで簡単にオーダーできて、名前や連絡先を印字してくれるサービスもたくさんあります。首輪やハーネスに付けておきます。ペンで名前を書くタイプのものは、汚れや劣化で読めなくなっていないか定期的に確認を。

 迷子札の例


写真提供:dogdeco http://www.dogdeco.co.jp/

マイクロチップ

 マイクロチップは、動物病院で入れてもらえます。施術料は病院により異なりますが(数千円程度)、登録料は1,000円です。ワクチン接種や健康診断などのついででも良いでしょう。

 異物を入れるなんて怖い、手術が痛そう、という方。手術というようなものではなく、注射器で入れます。大きさも直径2ミリととても小さいのです。 首輪は外れる可能性もあるし(とくに猫)、記入できる情報量にも限界があるし、電話番号など個人情報を表に記載することに抵抗がある人もいるのでは? マイクロチップならその心配は無用です。

 また、行政による殺処分は、迷子動物も対象であることはご存知ですか? 施設のキャパシティーが満杯になってしまったら、動物を溢れさせてしまうわけにはいかないので、譲渡か殺処分か、なんらかの対策が必要なのです。保健所や動物愛護センターなどの行政施設にはマイクロチップの読み取り機があり、収容された動物にチップが入っていれば、飼い主へ連絡が出来ます。

 マイクロチップはこんなに小さい。写真は環境省ホームページから。マイクロチップに関する詳細もあるので、ぜひ読んでみてください。

鑑札(犬の場合)

 犬の鑑札。知らない人も実は多いかもしれませんが、鑑札の装着は法律で義務付けられているんですよ。ちなみに、鑑札と狂犬病予防注射済票を付けていない場合、20万円以下の罰金らしいです。

 近年は、デザイン性のある鑑札を発行する自治体も増えているようですね。お住まいのエリアではどんなデザインですか? 猫は、登録義務はありません。したがって鑑札も無いので、迷子札とマイクロチップどちらか、なるべくなら両方、をオススメします。

鑑札のいろいろ



 

写真は厚生労働省ホームページより

 ペットの写真、できれば迷子ポスターを常備

いきなりですがお絵描きの時間です。愛犬・愛猫の絵を、全身の特徴がわかるように絵を描いてください。

 できましたか? その絵で、あなたのペットに一度も会ったことがない人でも、あなたのペットがこれだとわかってもらえますか?

 写真は便利です。あなたのペットだと一目で理解してもらえます。ペットの顔だけではなく全身がわかるものを用意しましょう。色と模様、体形など、特徴がよくわかるものを。数種類あってももちろんかまいません。そして、飼い主であるあなたと写っている写真もあると良いです。これは、ペットが保護された際に、身分証や鑑札を無くしてしまっていたときに、あなたが飼い主だと証明できるものになりえるからです。

 できれば、迷子ポスターとして作っておくと便利です。緊急時は、ゆっくり字を書く余裕もありません。迷子ポスター作り、けっこう楽しいものですよ。凝る必要はありませんが、せっかくだからすてきなものを作ってみては。さっそく今からでも、あなたのセンスとペットへの愛を表現しちゃってください。

 ここで大切なのは、紙で用意することと、常備しておくこと。災害時には、電源の確保が非常に厳しくなります。パソコンやスマホにデータがあるからといって、使えなかったら意味がありません。アナログですが、紙焼きでも持っておきましょう。

 写真または迷子ポスターは何セットか用意して、1セットはいつも持ち歩くことをおすすめします。お財布や定期入れにでも入れておけば、お守り代わりに安心できるかも? 残りは、非常持ち出し袋や備蓄グッズといっしょにして、すぐ出せるようにしておきましょう。

迷子ポスターの例

 迷子対策のヒント、いかがでしたか? まだやっていないことがあったら、ぜひトライしてみてください。

 ペット防災は、ペットやご家族といっしょに楽しみながら、そして今すぐソッコー気楽にやることがコツですよ〜。

 ではまた、次回の「楽しいペット防災のススメ」でお会いしましょう。





旭爪 利砂(ひのつめ りさ)

愛猫家。コミュニケーションプランニャー。動物専門ファンドレイザー。
ペットも人も幸せな世の中を目指し、動物問題を「楽しく」解決するために、動物関連団体や企業とともにさまざまな啓発活動の企画から運営まで携わる。
思い出したようにたまに更新されるブログはこちら↓
http://nekoyang.seesaa.net/

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