歌手のクミコ(62)が、東日本大震災から6年となる3月11日、ブログを更新し、現在の心境を述べている。クミコは2011年3月11日も東北にいた。
「ずううっと疲れのようなオリのようなものがたまっていて、できるなら唄いたくないなあと思っていた。
そして。
唄えなくなった。
それどころではなくなった。
唄える。ってことがどんなに幸せなことか知った」
ここの「それどころではなくなった」「どんなに幸せなこと」は、クミコが2011年3月11日に経験したことを振り返れば理解できるだろう。当日、自宅を出る前はこう書いていた。
「6時 45分
お これから 石巻ですわ
ニューヨークより 遠いかんじ」
そして、次にブログを更新したのは13日。石巻で経験したことを生々しくつづっている。地震の時、クミコはライブ開始前で楽屋にいたのだという。
「サイレンが鳴り響く
重い音だ
津波がくる 高台に上がれ
裏山があったことは 奇跡に思えた
雪のなか ひたすら歩く
振り返ると
会館は 水のなか
車がぷかぷか 浮いている
背筋が 冷たくなる」
こうして、自らも避難をし、九死に一生を得た経験をしていたのだ。その後はなんとか羽田空港まで戻った話も当時のブログではつづっている。今年のブログでは「幸あれ。」を3回書いて締めた。
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