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「精神薬を一度飲むとなかなかやめられない」は誤解

12月12日(月) 11:00

メンタルをケアする薬は一度飲むとなかなかやめられないというのは、本当なのでしょうか。専門家に話を伺ったところ、そうした薬に対するイメージがつく理由について教えてくれました。

30代男性からの相談:「精神薬は依存性が高いのでしょうか? 気をつけるべき薬は?」


『 よくメンタル面の不調で病院に行くと薬を出されると思うのですが、その薬を一度飲んでしまうとなかなか薬をやめることが出来ないということを聞いたことがあります。
メンタル面の不調で病院に行って薬を出されてしまったとしても何も心配なく薬を飲んでもいいのでしょうか?
それとも何か心配したほうがいい薬などがあれば、具体的な薬の名前も含めてどのような薬がどのような理由でやめたほうがいいのかも含めて教えてください。 』

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メンタルの不調に対する薬物治療は長期的な観察が不可欠

薬物治療で精神をケアする場合、心の状態を観察していく必要があります。そのためには、長い期間が必要になってくると専門家は言います。また、治療の際にも、心身への負担を考えて依存性の高い薬ははじめから用いられることはないといいます。

『 メンタル面の不調に対する薬物療法が「一度飲んでしまうとなかなか薬をやめることができない」といわれるのは理由があります。メンタル面の不調を改善するには、感染症の治療などのような短期集中治療ではなく、状態を見ながら最適な薬の選択や服用量の増減を行っていく、長期的な治療が必要だからです。(薬剤師) 』


『 自己判断による勝手な薬の増量や減量、中断は副作用を招くだけでなく、症状を悪化させる場合がありますので、絶対にやめましょう。(薬剤師) 』


『 薬の服用に関して、飲むものが薬である限り、何の心配もなくということはなく、副作用が出ていないかをチェックしていく必要があります。(薬剤師) 』


『 精神薬の依存性ですが、まず、日常生活についても依存は存在します。タバコ、お酒、コーヒーですがあまり気にせず行っている行為です。(医師) 』


『 依存が怖いからお薬を飲まないと言われる方はよくおられます。では精神科のお薬の依存性は強いのか弱いのか。最初からきつい薬は処方しません。その人に合ったお薬を処方して効き目があれば継続投与します。(医師) 』


長く服用していた薬は徐々に減薬してやめていく

長期間服用していた薬をやめる場合は、一気に薬を断つのではなく、徐々に量を減らしていく必要があるようです。また、安全だといわれている薬についてもお聞きすることができました。

『 精神科の出されるお薬は主に睡眠薬や抗不安薬です。精神科に出される処方薬であるベンジジアゼピン系は、パルビツール系に変わり作られた、睡眠薬、抗不安薬です。パビツール系は強く効かないお薬ですが、まずまずの効果があり、副作用も少なく安全なお薬です。(医師) 』


『 ベンゾジアゼピン系の抗不安薬や睡眠薬は長期連用によって効きづらくなり、増量を余儀なくされたり、依存が生じて、服用を中止する震えやせん妄などの症状が現れたりする場合があります。そのため、ベンゾジアゼピン系のお薬は、長期連用した場合は、中止する際も徐々に漸減していく必要があります。(薬剤師) 』


『 もし、やめる場合は少しずつお薬の量を減らしていき一気に減らさずに様子を見ながらお薬の辞め時を見極めていきます。メンタルでお困りの場合は、臨床心理士や心療内科で相談してください。(医師) 』

精神の不調を薬によって治療する場合、長期的な経過観察が必要になってきます。それが、精神薬すべてに依存性が高いというイメージを植え付けることになってしまっているようです。医師は患者の状態を見て、適切な薬を処方しています。まずは、医師に従って薬物治療を続けることが治療への一歩であるといえるでしょう。

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