元TBSアナウンサーでタレント、エッセイストの小島慶子(44)が自身のブログで、入社1年目だった大手広告会社の女性社員が過労自殺で亡くなったニュースについて、悲しさと怒りをぶつけ、反響を呼んでいる。
女性が亡くなったのは昨年12月だが、自殺の原因が過労にあるとして先日労災が認定され、話題となっていた。このニュースについては様々な議論が交わされているが、小島はブログで、このニュースに対して涙が出、さらには寝付けないほど怒りを感じていたことを明かし、
「亡くなった彼女は
いま日本で働く人が味わっている理不尽さを
全部負わされていた
寝られない
休めない
ひどいことを言われる」
「人を人とも思わず
非人間的な働き方や
差別的なコミュニケーションを
当たり前だと思っている人たちと
それを押し付けられて
ボロボロになって
それでも声をあげる場所もなく
自分を責めてしまう人たちとの
すごく、すごく理不尽な関係なんだ」
と憂える。また、彼女のように限界まで働き、罵倒されている人は日本中にいることを指摘し、
「ねえ
こんな世の中おかしいよ
うんざりだよ」
「働きながら、
生きる喜びを感じ、
大事な人と暮らし、
人生を楽しむっていう
ささやかな、当たり前のことが
なんでこんなに難しいの?」
と訴えた。
そして小島はさらに、このような社会になってしまったことの原因に、「弱音を吐くのは悪いことです」、「空気を読みましょう」などの子供のころからの刷り込みもあるという持論を展開。ひとりひとりが人間であるということを尊重した教育や働き方が必要だとし、
「隣人にダメ出しするんじゃなくて
手を取り合って
私はそういう社会に生きたい」
と、ブログを締めくくった。この他にも小島が思うことをありったけにぶつけた長文のブログには大きな反響が寄せられ、
「読んで泣いてしまいました。
同感です。ありがとうございます。」
「全くもって同感です。」
など、共感したという声が多数寄せられている。
小島は1995年にTBSに入社し、バラエティー番組から報道番組まで幅広く活躍した後、2010年に退職した。現在はエッセイストとして活動するほか、キャスターやコメンテーターとしてテレビ番組にも出演してる。
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