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世界にただひとつ!? 玉座がある会議室に行ってきた

6月28日(火) 8:00

たまに「打ち合わせ」と称して数人で集まることがあるのですが、正直言ってうんざりしてます。だって、実のある意見がほとんど出ないんだもの!
結局、宿題にして持ち帰り、一人の時にあれこれ考える時こそが本番。私なんかはそう思っています。ブレストって、時間の無駄じゃないですか?

そんな風に思っていたら、今までにない“会議室”の情報を聞きつけました。ジー・ブーン株式会社(東京都千代田区)が6月1日にグランドオープンした貸会議室『アイデアの城』が常軌を逸しているそうです。

場所は、秋葉原駅から徒歩1分ほどにある建物内。ちょっと古めのビルを外から眺めると、5階の窓部分にこんな看板が掲げられてます。

「秋葉原で1番アイデアが浮かぶ会議室」とは、大きく出たもんだ! では、意を決して中に入ってみたいと思います。


会議室「王宮の魔法学校」は男の子向け
『アイデアの城』は、2つの会議室で成り立っているようです。まずは、「王宮の魔法学校」なる会議室の方から見ていきましょう。
重厚な扉を開けると、ハリーポッターのような世界が広がります。

しかも部屋の後方には、会議室に似つかわしくない妙なものが設置されてました。

仰々しい玉座が中央に、そして両端には革張りの椅子が2客鎮座しています。
「世界の会議室で玉座があるのは、たぶんここだけです」(ジー・ブーン株式会社CEO 後藤稔行さん)
それは、そうでしょうね……。

こういう物を見ると、どうにも座ってみたくなる。では、玉座からの景色を動画でお送りしましょう。

私の存在をセンサーが察知し、物々しいBGMが座った本人にだけはっきり聴こえるように鳴り響きます。でも、この玉座ってどういうタイミングにどういう意図で座ったらいいんですか……?
「皆さん、実は王様やお姫様になりたい願望をお持ちです。ですので実際に座っていただくとテンションがホットになり、前頭前野が回るんですね。それで、アイデアが出やすくなるという。また、こっちに座ってみんなを見回すと、状況を俯瞰して見ることができます」(後藤さん)

別に、派手さを狙って意味なく玉座を置いたわけじゃないらしい。この会議室に施されている“デコレーション”は、全て効果を考えた上での演出です。例えば、ここにあるデスクはインドネシア製で、同社がこの会議室のために一から作ったものです。


また、なぜか鳥かごがぶら下がってたりもする。

玉座の横には剣があるし、陽炎のように揺れるライティング効果は目につくし。こうした細部一つ一つの作り込みによって、魔法を操れそうな雰囲気づくりがなされているわけです。マジカルな案が出てきそうな空間づくりですね。


まるで“魔法の学校”のようなこの部屋に入ることで童心に帰り、ワクワク感が芽生えて脳を活性化させます。

それだけじゃない。この部屋には、ウッドを中心とした香りのアロマが焚かれていました。言わば、集中力が出る香りです。
「アイデアが出しやすくなるように、五感を刺激いたします。“香り”を活用しているのは、記憶の定着を高めるのが狙いです」(後藤さん)

部屋の前面を見ると、大型ディスプレイはプロジェクターではなく液晶画面になっていました。これは、タッチパネルと連動しているそう。電子黒板も設置されているので、その場で出たアイデアを即座に書き留められ、斬新な発想を逃しません。

なるほど、アンティーク感とハイテクを融合させた形ですな。


会議室「アリスのホワイトルーム」は、女の子向け
続いて、もう一つある会議室「アリスのホワイトルーム」へ行きましょう。


どちらかと言うと「王宮の魔法学校」は男の子向けで、「アリスのホワイトルーム」は女の子仕様の部屋。

室名の通り、この空間は『不思議の国のアリス』の世界観で彩られていました。入った瞬間に小説をイメージさせる二次元の世界が広がります。

ここは、言わば“本の中”という設定だそう。小説の中だから、ページが床に描かれているわけです。

信じられます? 床も壁面に描かれた柄や文字は、全てサインペンによる手描きだそうですよ!



会議室後方には“紙の木”が設置されており、この下でアリス風に写真を撮るとテンションが上昇して前頭前野が回ります。

ちなみにこちらの部屋にあるデスク&チェアも、一から作られたものです。


もちろん「アリスのホワイトルーム」も、五感を刺激するためにアロマが焚かれています。この部屋で漂っている香りは、ドリームローズ。女性が好む香りで、リラックスを促します。
「アイデア出しにはリラックスも必要なので、そういう効果を狙っています」(後藤さん)

なるほど、女性ウケする商品の開発会議などに適してそうですね!
「そうですね。あとはギャップを狙い、銀行系の固い人たちが会議をするのもいいと思います。実際、某会計事務所から『発想会議で、ここを使いたい』というオファーが届いています」(後藤さん)
たしかにオフィス内だけだと行き詰まり、アイデアがマンネリ化するかもしれない。ここまで振り切ったシチュエーションだと、いつもと違った案が飛び出そうです。


アイデアショップ「ワスレナイ」
『アイデアの城』には、世界中の雑貨を販売するアイデアショップ「ワスレナイ」も併設されています。

アイデアが喚起されるような雑貨、もしくは思いついたアイデアを記録するための雑貨等が販売されているそう。

ショップの扉外側は、こうなっています。

将来的には、ここに「すみませーん、もしもし!」と呼びかけ、筒を通じて中に伝わる“受付”代わりにしたいそうです。そして、そのサイドには方位磁石が置かれています。

『天空の城ラピュタ』の飛行船をイメージして、これらが置かれているそうです。ちなみに通路も、ラピュタを意識しているとのこと。

「『天空の城ラピュタ』の飛行石は『ラピスラズリ』という宝石なんですが、そのブルーの世界を石垣で表現しています」(後藤さん)

ショップの品揃えは、異常に幅広いです。水平器とドライバーの機能が備わったボールペンがあったり、辞書みたいな棚が売られていたり。

こちらのワニは、タイで仕入れたという置物。金運を呼びこむクロコダイルは、ビジネスにおいて力強い味方となります。


またショップ中央には、天から舞い降りた天使がドカーン! と。

これは『アイデアの城』のマスコットキャラクターの「チエ(智恵)ちゃん」。この子の体勢をよく見てください。なんか、耳打ちしてるみたいじゃないですか?

チエちゃんの下へ行くと、センサーが察知して実際に耳打ちで何かをしゃべってくれます。

チエちゃんにアイデアを授けてもらう……というテイですね。


内装には約1億円をかけた
ところで、そもそもこのようなコンセプトの会議室を開設したきっかけは何なのか? その辺を後藤さんに聞いてみました。
後藤さん 当社の理念は、「ビジネスを通して夢を叶える」です。ただ、夢を叶えるためにはビジネスで勝たないといけない。しかし、日本にはアイデアを生む施設が全くない。じゃあ、アイデアが出るような会議室をレンタルしたらどうか? という発想になりました。
――“魔法のようなアイデア”が生むために、「王宮の魔法学校」のようなルームを作ったんですね。
後藤さん はい。もう一方の「アリスのホワイトルーム」ですが、なぜ不思議の国のアリスが現代に生き残ってるかと言うと、物語中の一つ一つのアイデアがみんなに響いてるからなんです。例えば背が大きくなるクッキーとか、泣いたらその涙で流されて行っちゃうだとか。ストーリーのそれぞれのアイデアが、みんなにウケている。そんな空間に身を置くことで、発想力を高めていきます。

とは言え、この『アイデアの城』は会議室以外の用途で活用してもいいそうです。
後藤さん 僕らが考えるコンセプトは「日本のビジネスアイディアを変える」ですので、固いビジネスでのブレストにはぜひ使っていただきたいです。

――固いビジネスのアイデアを出す際に、あえてこういう非日常空間を使ってもらいたいと。
後藤さん 「王宮の魔法学校」は、セミナーや会社説明会にもいいと思います。採用説明会では玉座に社長が座ってて、サプライズで“キング登場”みたいな演出をしたり(笑)。また、社長が社員に賞を渡す時にここから現れたり。色んな使い方ができると思います。
――なるほど。
後藤さん 「アリスのホワイトルーム」は、女子会にも使っていただきたいですね。やわらかい用途から固い用途まで、様々です。


ちなみに、会議室は年4回のペースで“お化粧”していくそう。
後藤さん 1~2回ご活用されるとお客様も飽きてしまうと思うので、例えばハロウィンシーズンならハロウィンパターン、クリスマスならクリスマスパターン、春は春パターン、夏は夏パターン……と、年4回でデコレーションを施します。演出によって、いつ来たとしても新しい感覚を与えられるかどうかが私たちの勝負ですので。
――たしかにリピーターのお客さんは生まれるでしょうけど、その一方で「あそこには一度行ったからもういいよ」と思う人が出てきてもおかしくないですもんね。
後藤さん ええ、いらっしゃると思います。ただ、ウチとしては「魔法の王宮」と「アリス」を年1回ずつ、合計年2回ペースで使っていただければいいと思っています。こういう施設は日本にウチしかないので、予約状況としてもそうなるんじゃないかなと考えています。

なんとこの『アイデアの城』、内装には約1億円がかけられているそう。この大インパクトな環境に身を置けば、発想力に刺激が与えられて突飛なアイデアが飛び出すかもしれません。
「実際にお越しになったお客様からは『スゴい!』と何度も言っていただけてますし、写真を撮っていかれる方も多いです」(後藤さん)

アイデアを生み出すための施設としては、もはや究極の域ではないでしょうか。オフィス内でブレストを重ね、どうにもマンネリに陥っている企業は一考の価値ありか!?
(寺西ジャジューカ)



























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