作家、志茂田景樹(75)の次男で、現役タクシードライバーであり武蔵野市議会議員である下田大気(39)が、自身のブログで、財務省のタクシー利用料金が年間2億を超えることを紹介している。
下田は事業の失敗、ギャンブル癖などから多額の負債を抱え、自己破産をした過去を持つが、2009年にタクシードライバーになると、1ヶ月で300人中トップの売上を達成。、年収800万円を稼ぎだすカリスマタクシードライバーとして成功を収めたことが話題になった。
2015年4月には、生まれ育った場所で、現在も住居を構える武蔵野市の市議会議員選挙に出馬し、初当選。タクシードライバーは下田の原点であることから、時間が許す限りは当選後もドライバーを続けることを決意している。下田の調べでは、現役の市議会議員でタクシードライバーは自分だけだという。
ブログには、財務省のホームページに掲載されていた2億円を超えるタクシー利用料金に関して、
「高いか安いかは別として、省庁の方はよく遅くまで働いていますよね。」
「議員になり、なぜ忙しいのかわかってきました。
定例会前など市役所の方も議員が通告した一般質問の資料作りや答弁する原稿などを作らなければならないのです。」
とコメント。そのうえで、
「武蔵野市役所は年間100万もいかない利用料です。深夜利用も昨年は1件だけ・・・・・
都庁も並んでいるタクシーいますがどのくらいの年間利用料なのか調べてみたいですね。」
としており、議員になって約1年が経過した現在、議員としての仕事を理解しつつも、タクシードライバーとしての目線は失っていない。
なお下田の選挙の公約は「児童館の存続」であり、ブログでは武蔵野市に1館しかない児童館の存続のための活動、他市の児童館の様子などが記されている。
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