男子テニス世界ランキング1位の選手であるノバク・ジョコビッチ(29)は、小麦断ちを意味する「グルテンフリー」にしてからめきめきと強くなったとこれまでに明かし、その食事法について記した本もベストセラーとなった。
ジョコビッチによると、2010年に2週間グルテン(小麦)断ちをしたところ、テニスのプレーの調子が向上し、体重も減少。一方、小麦の入った食べ物を食べた翌日は体のキレが悪くなったという。
そこでグルテンフリーにしたのだが、『スッキリ!!』(日本テレビ系)などに出演する医師のおおたわ史絵氏は、グルテンフリーの危険性について、ブログで言及している。おおたわ氏は、「向いている人といない人がいる」という意見だ。
おおたわ氏は周囲の知人や、共演経験のあるアイドル女性が最近グルテンフリーにしているといった例を紹介。アイドル女性はダイエット目的だといい、そのうえでこう指摘する。
「小麦にアレルギーがある人は避けたほうがいいけどね。
でもIgE検査陽性でも症状がなければ食べてもいいんですよ。
それに遅発性アレルギーのIgGは保険で調べられませんからね。
たいていのかたは検査をせずにグルテンフリーを実践していることになります。
小麦を食べるとだるいとか具合が悪いとか、お腹を壊すとか
そういうひと以外はグルテンフリーの意味はないと思う。
たまたまブームになってしまったので
興味を持つ女子が多いんだけど、
あたくしとしてはあまりおすすめする方法ではありません」
グルテンフリーはいつしか「糖質制限ダイエット」と混同されている面もあるが、おおたわ氏はあくまでも「小麦が体質的に合わない」人のためのものと述べている。
なお「IgE検査」とは、アレルギー検査のこと。小麦アレルギーの人が小麦を食べた場合の症状としては、湿疹や下痢、腹痛などのほか、生死にもかかわる「アナフィラキシー・ショック」を引き起こすこともあるとされる。
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