『とと姉ちゃん』脚本家 映画26本分の脚本に冷や汗が止まらず

※NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』

『とと姉ちゃん』脚本家 映画26本分の脚本に冷や汗が止まらず

4月20日(水) 16:10

4月4日からスタートしたNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』。初回視聴率は22.6%と好スタートを切り、早くも話題沸騰となっている。『とと姉ちゃん』は、雑誌『暮しの手帖』を創刊した大橋鎭子さんがモデルとなった物語。女優・高畑充希(24)が演じるヒロインの小橋常子が、2人の妹と母の父親代わりの「とと」として昭和の時代を駆け抜けていく姿を描いている。その脚本を手掛ける作家・西田征史さんに半年間の脚本を書くことに対する心意気を聞いた。

◆西田征史さん 朝ドラの脚本を書くにあたり「冷汗が止まらなくなった」

――朝ドラは、今までで1番長い脚本となると思いますが、現在の心境は?

西田:あるとき、どれくらいのペースで書けばいいんだろうとぼんやり考えていたら、冷汗が止まらなくなったことがあります。1日の放送が15分なので、1週間で90分。これは1本の映画くらいの分量です。僕は、1本の映画を作品によっては2カ月くらいかけて書くこともあります。朝ドラは、全26週(26本分の映画くらいの分量)を1年で書くことになるんですよね。1度、年末年始に筆が止まったんですよ。それまでなんとなく原稿の貯金があったんですが、そこで貯金を食いつぶして、現在は貯金がない状態です。

――長い脚本だからこその利点はありますか?

西田:毎朝15分少しずつ、登場人物の人生を見せていけることですかね。普通、2時間の映画ではカットされる部分も出していけるので、ちょっとしたこだわりや、人間の変なくせとかも織り込むことができます。ただ、やはり出来上ってみるとカットになっていることも多いので、その辺のバランスはとても難しいなと感じています。 ――1日15分で完結して、1週間で成立するという意識はありますか? 西田:皆さんと打合せをして、1週間で終わらせる意識は持たなくていいです、と言われています。翌週までこぼれるというパターンもあっていいとも。ですので、週によって変えています。15分で完結させるというよりは、15分の中でなにか一つ印象に残る台詞や行動が作れていればいいなと思っています。 ――長い執筆活動のなかで自分のなかに課しているものはありますか? 西田:健康のためにお酒を辞めようとしたんですが、ダメでした。ちょっと太ったのでダイエットも考えましたが、体力維持を考えるとやっぱり食べたほうがいいかなと、すぐに断念しました。3月には、近所にジムができたので、入会してみましたが、行けてないですね。……自分に甘い生活をしています。でも、暇を見つけたら散歩をしてみるとか、とにかく健康でいようとは心がけています。

――脚本が完成したときの自分へのご褒美は考えていますか?

西田:あぁ、1カ月くらい旅行に行きたいですね。僕は不器用なので、10年くらいずっと旅行に行けてないんですよ。と言いながらたぶん無理なんだろうな。でも、いずれ来るその日はなんとなく楽しみにしています。ただ、本当にそんなことを考えるよりまず、今は書きます。

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