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生まれ月で寿命が決まる?  秋に生まれた人は長生きできるのはなぜか 

11月2日(月) 8:00

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 「オギャー」と生まれた時から、長生きできるかどうかが決まっている…。そんなのナンセンス、と言いたいところだが、米国シカゴ大学の研究グループが、そんなデータを発表した。秋に生まれた人は100歳以上まで生きる確率が高く、春から初夏にかけて生まれた人は短命だというのだ。

■長寿者の多くは9月から11月生まれ


 研究チームは、1880年から1895年生まれで100歳以上生きた米国人1500人の生まれた月と寿命を、その人の配偶者や兄弟姉妹1万2000人のデータと比較した。配偶者を比較対象に入れたのは家庭の経済環境、兄弟姉妹を含めたのは遺伝的な面での関係を考慮する参考にするためだ。

 その結果、100歳以上の長寿者の多くが9月から11月に生まれていたことが分かった。反対に100歳の長寿者が少なかったのは3月から7月生まれの人で、特に、3月、5月、7月生まれの人は、9~11月生まれの人と比べて100歳以上まで生きる確率が40%以下だった(※1)。

■5月生まれの平均年齢 10~11月生まれより1歳短い


 「秋生まれは長生きする」というデータはドイツの研究者からも届いている。世界の100万人以上の人の寿命を調べたところ、デンマークとオーストリアでは、10~11月に生まれた人の平均寿命が最も長く、誕生月が10~11月から離れるほど平均寿命は短くなっていく。

 5月生まれの人は、10~11月生まれの人より平均寿命が1歳近く短いというデータだ(※2)。春生まれの人にとっては、ちょっとショックなデータだ。

■オーストラリアでは逆 5月生まれの人は長生きできる


 しかし、星占いでもあるまいし、生まれ月が寿命に影響するなんて、と思っている人は多いはずだ。確かにその通り。ドイツの研究者らのデータには続きがある。北半球にあるデンマークなどとは反対に、南半球にあるオーストラリアでは全く逆の傾向が確認されている(※2)。

 つまり、5月生まれの人は、10~11月生まれの人より平均寿命が長いという。5月といえばオーストラリアでは秋。「ああ、分かった」とお考えの通り、生まれ「月」ではなく、差が出る原因は「季節」にあるということのようだ。

■でも、なぜ季節が影響するの?


 仮にそうだとしても、季節によってなぜ差が生まれるのだろう。シカゴ大学の研究者は「幼少期の季節による生活条件の違いが影響を及ぼしたのではないか」とみている。

 この研究の対象となった人たちが生まれたのは19世紀後半。当時は、農作物の収穫などが季節によって影響を受けて、栄養バランスが崩れる可能性が高い。母体が季節性の感染症にかかることで胎児の成長に影響を及ぼした可能性もありそうだ。

 なるほど。それなら、四季を通じて豊富な食べ物がある現代には、この「公式」は当てはまらなくなっていることになる。

■季節の影響は性格にも?


 生まれた季節の影響という面では、性格にも影響を及ぼすとのデータがある。ハンガリーの大学の研究者によるデータで、そのエッセンスだけを抜き出して紹介する(※3)。

・春生まれは楽観的で、リーダー気質のタイプが多い
・夏生まれは才能にあふれ、楽観的だが気分屋が多い
・秋生まれは体力があり、長生きする傾向がある
・冬生まれは聡明で、ストイックな傾向がある

 こちらはデータの裏付けがあるので、星占いよりは信用できそうだ。しかし、当てはまらない人も多いだろう。研究データといえども、当たるも八卦(はっけ)、当たらぬも八卦なのだ。

※1:http://www.foxnews.com/health/2012/07/24/babies-born-in-autumn-may-live-longer/ ※2:www.pnas.org/content/98/5/2934.full ※3:http://elitedaily.com/life/when-you-are-born-does-impact-your-life/837453/
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