10月27日、世界保健機関(WHO)の専門機関である国際がん研究機関(IARC)がホットドッグやソーセージ、ベーコン(写真)などの加工肉に大腸がんの発がんリスクが認められるとのリポートを発表したのを受け、世界のベーコン好きがソーシャルメディアで盛んに発言している(2015年 ロイター/Rick Wilking)
[ニューヨーク 27日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の専門機関である国際がん研究機関(IARC)がホットドッグやソーセージ、ベーコンなどの加工肉に大腸がんの発がんリスクが認められるとのリポートを発表したのを受け、世界のベーコン好きがソーシャルメディアで盛んに発言している。IARCは、赤身肉に発がんリスクがある可能性も指摘している。
ツイッターでは、ハッシュタグ"#FreeBacon"、"#Bacongeddon"、"#JeSuisBacon"が2日連続で最も話題のトピックとなった。反応は、ファッションデザイナーなどの著名人、政治家、一般消費者など多方面に及んでいる。
トムソン・ロイターがハッシュタグ"#cancer"と"#bacon"について行った分析によると、26日のツイートでは、リポートに対して否定的なつぶやきが肯定的なつぶやきをほぼ7対1で上回り、27日には6.5対1となった。
オーストリアの政治家は、フェースブックに薄切りハムやソーセージの大皿とともに撮影した写真を掲載。WHO報告は「茶番」と投稿した。ドイツのシュミット農相は「たまにソーセージを食べたからといって、怖がることはない」としている。