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薬剤師に聞く。安いと聞く「ジェネリック医薬品」とは何!?

10月18日(日) 14:20

先日調剤薬局で、「ジェネリック医薬品を希望しますか?」と聞かれました。ジェネリックのほうが価格が安いとは聞きますが、そもそもどのような薬を指すのか、従来の薬と何がどう違うのか、ピンと来ません。そこで、大阪府薬剤師会理事で薬剤師の近藤直緒美さんに詳しい話しを聞きました。

■研究開発費用がかからないから安い

ジェネリック医薬品がどういうものかということについて、近藤さんは、こう説明します。

「始めに発売された薬を新薬、または先発医薬品と言います。開発したメーカーはその薬の特許を出願し、20〜25年間は独占して製造販売することができます。

ジェネリック医薬品とは後発医薬品のことで、新薬の特許が切れた後に厚生労働省の承認を得て別会社で製造販売される薬のことを指します。新薬と同等の効果を持つと認められています」

なぜ、ジェネリック医薬品は新薬より価格が安いのでしょうか。

「新薬を研究開発するために、期間は10年以上、費用は300億円以上かかると言われます。

一方でジェネリック医薬品は、すでに有効性や安全性が確認されている新薬の情報をもとに製造するので、研究開発や審査などの費用が不要です。そのために低価格で販売することができます。

複数の薬を服用しているとか、長期間服用する必要がある場合は、薬代の自己負担額の差が大きくなります」(近藤さん)

新薬とジェネリック医薬品の開発、製造販売には、経費のかかりかたが大きく違うということです。

■薬の大きさ、色、味、におい、添加物などを工夫できる

新薬とジェネリック医薬品は同じものと考えていいのでしょうか。

「成分や有効性、安全性、用法容量などは同じです。ただし、新薬とジェネリック医薬品は全く同じではありません。

錠剤やカプセルの大きさなどの形状、また、色、味、におい、添加物は変えることができます。ジェネリック医薬品の中には、体内での溶け方や吸収率、成分の含有量が基準を満たしているけれど、先発医薬品とは別ものの場合があります。

そのため、それまで服用していた新薬と同じ効果が現れない、効き目が弱く感じる、また添加物が違うときは、患者さんの体質によってはアレルギー反応などの副作用を引き起こすことがあります」

ジェネリック医薬品を選びたい場合はどうすればいいか、近藤さんは次のようにアドバイスをします。

「まずは診察中に医師から説明を受けるときに、『ジェネリック薬はありますか?』と尋ねてみてください。

調剤薬局では、医師からの処方せんに、『先発医薬品』と『ジェネリック医薬品』のどちらでも選べると書いてある場合、患者さんに『先発医薬品とジェネリック医薬品のどちらにしますか?』と尋ねます。そのときに、希望を伝えてください。

医師の処方せんに選択しが書かれていない場合でも、ジェネリック薬を希望する場合は、薬剤師に直接、伝えてください。『2週間分の薬代が先発医薬品とジェネリック薬ではいくら違うのか』や、『添加物はどう違うのか』など、不明点は何でも薬剤師に質問してください」

ジェネリック医薬品の価格は先発より安いと言われる仕組みが理解できました。各薬の特徴を聞いたうえで、どちらを選ぶかを考える必要があるということです。

(岩田なつき/ユンブル)

取材協力・監修 近藤直緒美氏。薬剤師。大阪府薬剤師会理事。なのはな薬局本店、真上(まかみ)店(ともに大阪府高槻市)を運営する有限会社スターシップ代表取締役。【関連リンク】
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