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もしハイブリッドやEVが水没したら感電しないの?

9月22日(火) 8:03

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前回お届けした洪水時の車両水没時の対応に関連して、今回はハイブリッド車やEVユーザーなら気になる車両の「感電」対策について、メーカー対応がどうなっているのかについて調べてみました。

(出展 トヨタ自動車)

HVやEVには約200V以上の高電圧システムが搭載されており、事故などで露出した高電圧ケーブルなどに接触すれば、感電による死亡または重傷を負う恐れがあります。

そこで国土交通省は電動車の急速な普及に伴い、2011年6月に道路運送車両の保安基準を改正、感電防止に関する国際基準を新たに採り入れるなど、衝突時の感電防止や高電圧配線の橙色被覆を義務付けました。

各自動車メーカー(輸入車を含む)は車両の高電圧ケーブルをオレンジ色で識別、不用意な接触を防止する対策を講じているほか、車体と高電圧回路を絶縁分離、万が一衝突事故を起こした場合でも乗員が高電圧により感電しない構造にしています。

(出展 NTSEL)

併せて、トヨタ「クラウンハイブリッド」等では非常時に駆動用バッテリーからの高電流を遮断、ボディに触れても感電しないように工夫されています。

(出展 トヨタ自動車)

自動車各社はこれらの安全設計に加えて、「レスキュー時の取扱い」をHP上で一般公開しており、事故車を取扱う際の注意事項を明記しています。

一方、NASVA(独立行政法人 自動車事故対策機構)も、電動車向けに新たに制定した「電気自動車等の衝突時における感電保護性能試験」の基準に沿って市販車を評価、結果を公表しています。

(出展 NASVA)

昨年にはこれまでの「車室内」に加えて、確認試験の対象に「車室外」を追加、レスキュー隊による車外からの救済活動時の安全にも配慮しています。

自動車メーカーではこうした一連の対応により、水没した車の乗員と、車外から乗員をレスキューする双方共に感電の恐れは無いとしています。

とはいえ、世の中には100%安全なモノなど、存在しないのが現実。レスキュー隊も絶縁具を身に付けて乗員の救出作業にあたっています。

冒頭に述べたとおり、水没後にハイブリッド・システムを再起動させたり、不用意に車両の電気系統に触れると大きなリスクが伴うので要注意です。

(Avanti Yasunori)

■NASVA(独立行政法人 自動車事故対策機構)
http://www.nasva.go.jp/mamoru/assessment_car/ev_test.html

■NTSEL(独立行政法人 交通安全環境研究所)
http://www.ntsel.go.jp/kouenkai/h22/22-05.pdf

■JAF(日本自動車連盟)
http://www.jaf.or.jp/qa/others/eco-car/01.htm

■トヨタ車 レスキュー時の取扱い
http://www.toyota.co.jp/jpn/tech/safety/technology/help_net/rescue.html

■日産車 レスキュー時の取扱い
http://www.nissan-global.com/JP/SAFETY/RESCUE/

【関連記事】

もし水害でクルマが水没したらどうすればいいの?
http://clicccar.com/2015/09/17/327390/


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