
バスルームにいけば熱いシャワーが出て、冷蔵庫にはキンキンに冷えた飲み物がある......。先進国の私たちにとっては当然のことでも、それがない暮らしをする人たちが世界中には多くいます。過酷な生活を強いられている人びとをすこしでも助けようと、あるドイツ人カップルがはじめたボランティアの旅「YOU KEEP US TRAVELING」が話題となっています。
世界を毎日、すこしずつ変える

YOU KEEP US TRAVELING
アニタ・キシアラとニコ・ホップは社会問題や環境問題の改善を目標に、世界中を飛びまわります。フランスのレユニオン島では、バニラ農園で手助けをするかたわら、バニラビーンズがどのようにできるのか、過程を写真に写してサイトにアップ。一般の人が現地の問題に興味をもつように工夫しています。

YOU KEEP US TRAVELING
同じくレユニオン島でサメの出没で旅行者が激減したため、2人は現地の海洋保護組合と協力して、海にサメ防止の囲いを現地の人と設置。囲いには警報をならすブイが付いており、サメがひっかかると鳴る仕組みで、ひっかかったサメはまた海へとリリースされます。いちど網に囲いにかかったサメは同じ場所を避ける傾向にあり、サメ対策に効果的なんだとか。
これで、人間の都合で駆除されてしまうサメが少なくなり、生態系を守ることができるのです。
草の根運動のちから

YOU KEEP US TRAVELING
私たちの考える支援活動は、2つあります。トップダウンと呼ばれる、基金を創立して長年にわたって貢献していくもの。それから、ボトムダウンと呼ばれる「草の根運動」。
(私たちはこの草の根レベルの活動をしていますが)
これはちいさな力と資金でも、ずっと早く現状を変えていけるのです。
(「YOU KEEP US TRAVELING」より引用)
現在は、オーストラリア横断しながら、リサイクル運動を開始。道に転がった空き缶やペットボトルを拾うなど、地域をきれいにする活動をコツコツと行っている模様です。
楽しみながらでもボランティア活動はできるということ。決して大きな資金を使い、大規模なことをするのがボランディアではない、と教えてくれた2人。
日々の生活のなかで自分にできることを変えていくだけで、私たちも社会問題と環境問題に貢献できるのです。
[YOU KEEP US TRAVELING]
■ あわせて読みたい
・
ぐっすり眠れる。マイロハスがつくった「緑の寝室」
・
「ほんの気持ち」がとっても嬉しいプチギフトのアイディア
・
記憶に残る髪のつくり方。やわらかい女性になるヒント
・
新生活とともに自分をリニューアル。新たな人生のテーマと出会う。
・
働く女性のストレスを減らす「美部屋」をキープする方法