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ベルリン国際映画祭、女性映画が強いインパクト放つ

2月9日(月) 13:50

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 2月5日に開幕した第65回ベルリン国際映画祭は、冒頭からインパクトの強い女性映画が続いている。

 オープニングを飾ったイザベル・コイシェの「Nobody Wants the Night」に続き注目を集めたのが、シャーロット・ランプリング主演の「45 Years」と、ベルナー・ヘルツォークの「Queen of the Desert」だ。イギリスの俊英アンドリュー・へイ監督の「45 Years」は、結婚生活45年目を迎えたおしどり夫婦を突然襲う危機を描く。ランプリングが「まぼろし」を彷佛(ほうふつ)させるような繊細で円熟した演技を見せ、早くも女優賞の有力候補に名を上げた。

 一方、ヘルツォークとニコール・キッドマンの異色の顔合わせが話題の「Queen of the Desert」は、“砂漠の女王”と呼ばれた実在の冒険家ガートルード・ベルの半生を語る。原作にほれ込んだ監督が自ら脚本を執筆し映画化。キッドマンの相手役にジェームズ・フランコとダミアン・ルイス、ローレンス・アラビアの若き時代にロバート・パティンソンが扮するなど、脇役陣も豪華だ。

 「アギーレ 神の怒り」をはじめ、何かに取りつかれた人間を描くのに長けたヘルツォークが、今回は女性を主人公に、ロマンティックな要素も存分に描いているのが新鮮である。監督は会見でキッドマンについて、「ほとんどすべてのシーンをニコールがけん引している。彼女ほど、献身的な女優は見たことがない」と絶賛。共演の男性陣も、フランコが「以前からニコールのことは気に入っていたけれど、共演してとても楽しかった」と語れば、ルイスも「僕はキスが巧いかどうかわからないけれど、とにかく彼女と長いキスができてとてもうれしかったよ」と語り、会場を沸かせた。

 さらにもう一本、女性を主人公にしたのが、「マリー・アントワネットに別れをつげて」に続き、ブノワ・ジャコとレア・セドゥーが組んだ「Diary of Chambermaid」。オクターブ・ミルボーの原作はこれまでジャン・ルノワールとルイス・ブニュエルにより2度映画化されているが、本作はそのどちらとも異なる、サスペンス仕立てになっている。ベルリンには監督とともにセドゥーも駆けつける予定だったものの、次の“ボンドガール”に抜てきされたため、現在ロンドンで撮影中のスケジュールが変更になりキャンセル。ファンをがっかりさせた。(佐藤久理子)

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写真:ロイター/アフロ
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