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保育園に預けなくても働ける!? 「自由が丘ママの会」代表とママのままの働き方を考えてみた

11月24日(月) 12:00

保育園に預けなくても働ける!? 「自由が丘ママの会」代表とママのままの働き方を考えてみた
育休3年やテレワーク(在宅勤務)など、何かと母親の働き方について話題になることが多い昨今。NPO法人「自由が丘ママの会」を発足し、ワーキングマザーの多様な働き方を推進している宮城明子さんに話を伺い、ママの働き方について考えてみました。

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選べてる? 自分にあった“働き方”

「女性の働き方」というのは、いつの時代も永遠のテーマとして取り上げられています。最近ではユニクロの4時間正社員導入が話題となり、子育てや介護をしている人でも働きやすいような環境作りに積極的な企業も登場しているようです(もちろん子育ても介護も女性だけが担う役割ではないのだけれど)。

時短に在宅、保育園に預けてフルタイム勤務など、子育て中のママにも様々な働き方がありますが、なかなか自分に合った働き方を選べないのが現状ではないでしょうか。
そんな企業や社会の現状を目の当たりにし、NPO法人を立ち上げたのが「自由が丘ママの会」代表の宮城さんです。

何かをしたい、でも動き出せないママたち

宮城さんが立ち上げた「自由が丘ママの会」は、会員向けに企業からのプロモーションやモニターの仕事を受けたり、行政と連携して親子で楽しめる無料スペースの提供などを行ったりしている傍ら、ママのキャリア支援を行っています。
また、託児サービス付きのヨガや抱っこ紐をつけたままフラダンスができる教室を開催し、ママの憩いの場を提供しています。

お子さんのぜんそくやアトピーがきっかけでハーブやアロマ、ベビーマッサージの資格をとったという宮城さん。ママ友からの希望もあり、6年ほど前から自宅サロンでそれらの教室を開いていたそうです。

「お金を払って教室に来る方ってモチベーションが高いんですよ。でも、実際普段の生活のなかで接するママ達のなかには子育てで悩んだり気分が落ちたりしていて、お金を払って何かをする、というモチベーションにならないという方もいました。」

ママとして、教室の主催者として、両方のママを見ていくうちにもどかしさが募り、何か外に出るきっかけを作れたらと思ったのが団体を立ち上げたきっかけのひとつだそう。

「あとは教室に通うママ達から『どうしたら子育てをしながら自分で教室を開けるのか?』『どうしたら教室を主宰できるのか』といった相談が多かったのも大きなきっかけでした。」

漠然と“何かをしたい”と思っているママは大勢いると思いますが、実際に行動に移すのは至難の業とも思えます。周りのママ達の声や、ママ達の大きな受け皿を作りたい、という思いが、団体を立ち上げるまでの大きな原動力となったと宮城さんは語ります。

子育ての苦悩は乗り越えられない、でも…

ここまで行動力のある宮城さんでも、もちろん子育てで気分が落ちることや辛いこともあったそうです。
「負のスパイラルをすごく感じている時があって。子供を産むと見えない鎖でつながれているような疎外感を覚えることもあり、また孤独感もありました。」
若くして第一子を出産した宮城さん。子育て情報誌もほとんどなく、インターネットも普及していない中での子育ては、情報が溢れている現在育児中の私たちには想像できない世界です。どのように乗り越えたのでしょうか。

「乗り越えたとは思っていないですね。最初の出産が若かったこともあり、子育てと仕事と生活とが同時にスタートして、悩みはずっとありました。ただ、発想の転換で前向きになれることもある、ということも分かったんです。」

“ママががんばらなくていい場所”を目指して設立したという「自由が丘ママの会」。実際、筆者も児童館や公園で、すでに出来上がっているママグループに溶け込もうと気を張って疲れることがあり、息抜きのための場所がその機能を果たしていないと嘆くこともあります(宮城さん曰く、こういうママは結構多いらしいです)。

今の状態でできることを考えて

ママの会を立ち上げて1年、設立時の願いは“ママの雇用の多様化”だったと語る宮城さん。
“今ある自分を大事にしてほしい”というメッセージのとおり、会員の方にも自分が持っている技術や情報で働くことを勧めているそうです。

「講師がやりたい人は、資格を取得しなくてもそのままの技術を必要としている人達とマッチングさせればいいと思うし、持っている情報をお仕事にすればいい、というのは教室の生徒さんにもよく言っています。しかし、やはり最初はみんな『できない』となるので、まずはベースを作ろうと思ったのも設立のひとつのきっかけでもあります。」

仕事を始めたいけど子供を預ける場所がないという声も多く、保育事業なども勉強したそうですが、スペースの確保や事業主としての投資などリスクも高く、痛感したのは「キリがない」ということ。
宮城さん自身、子供を自宅で育てながら働けていたということもあったので、保育事業を進めるよりも個人と企業のマッチングを手伝う役目を担いたいと思い、それを社会にアピールしていきたいと語ります。
キャリア支援プロジェクトも立ち上げ、個々に合った内容で講師を目指すママたちのために、カウンセリングやコンサルティング、勉強会を行っているそうです。

また、名前、年齢、電話番号、住所、子供の性別、子供の人数、子供の誕生日まで必須登録となっている「自由が丘ママの会」の会員は1000名以上。さらに7割は世田谷・目黒の在住だそう。
ママの会では、その特徴を生かしてマーケティングやプロモーションを“仕事”として請けているほか、教室に呼んだ講師はもちろん、イベント時に手伝う会員のスタッフにも謝礼を支払っている。
そこにも“動いた人には動いた分だけの対価を”という宮城さんの思いが込められています。

「働く」=「保育園」ではない!

「保育園に行かなくても働けるという意識改革がしたい」という宮城さんのお話しを伺って、子供がいるから働けないと思っているママにも、宮城さんの活動や思いを知ることで意識を変えてもらえる機会が増えればいいな、と思いました。

「似たような団体が増えればいい」と語る宮城さん。キャリア志向のワーキングマザーを応援する団体などはほかにもありますが、あちこちでこういった“ママのままで”働けたり息抜きしたりできる環境が増えて、それが大きな流れとなって企業や行政もビジネスモデルとして取り入れていけるような、そんな社会になってほしいと切に願います。


・宮城明子さんプロフィール
NPO法人 自由が丘ママの会代表理事。高校生、小学生の男の子、幼稚園の女の子3人の子供を育てながら、自由が丘ママの会の運営やコンサルティング、企業プロデュースなどの仕事を個人で請けている。ママの会では、自分らしさを大切にするママのためのキャリア支援も行っています。

・自由が丘ママの会
1000名以上の会員データを活用したママ・マーケティングやプロモーション、商品企画・開発、企業や行政とのタイアップイベント企画・運営などを行うほか、ママが無理せず楽しめるコミュニティの場を提供している。キャリア支援プロジェクトも開講しているので、詳細はHPを


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